<h2>ミャンマーへの国別入国者数</h3>
<img decoding="async" src="/uploads-archive/2014/02/yangon.png" alt="" width="650">
日本人の数は一年間で倍以上増えて2位まで登りました。
<h2>ヤンゴン日本人商工会議所の会員数推移</h3>
<img decoding="async" src="/uploads-archive/2014/02/yangon_nihon.png" alt="" width="650">
<h2>外国投資の国別認可額(1989年~2013年10月末)</h3>
<img decoding="async" src="/uploads-archive/2014/02/bunya1.png" alt="" width="350">
<h2>外国投資の分野別認可額(1989年~2013年10月末)</h3>
<img decoding="async" src="/uploads-archive/2014/02/bunya2.png" alt="" width="350">

ミャンマービジネス変化の調査

以前書いた[ファッション型業界における循環経済（サーキュラーエコノミー）についての記事](https://sterfield.co.jp/blog/ec-reflaunt/)では、Reflauntのケーススタディを通じて、一次流通と二次流通（リコマース）を一体で設計する重要性を整理しましたが、これは欧州全体の潮流としてもますます明確になっています。
今回はECこそが循環経済を推進する原動力であることを、ドイツ市場の具体データとともに紹介します。

<h2>ドイツ消費者の“ふつうの選択”になった中古オンライン取引</h2>
<ul>
 <li>55％の消費者が昨年オンラインで中古品を購入</li>
 <li>52％が中古品を販売</li>
 <li>カテゴリーはファッション／書籍／電子機器が中心</li>
 <li>購入理由は「環境配慮（71.5％）」「価格の安さ（71.2％）」「費用対効果（66％）」が上位</li>
 <li>77.6％が「今後12ヶ月以内に再び中古品をオンライン購入する」と回答</li>
</ul>

価格志向とサステナビリティ志向が重なり合い、「中古をオンラインで買う／売る」は、もはやニッチではなく合理的で当たり前の選択肢になっていることがわかります。


<h2>リコマースは“EC全体の成長率の約2倍”で拡大</h2>

2024年のドイツ・リコマース市場は99億ユーロ、前年比+7.2%成長。これは同国のオンライン商品支出全体の成長率（+3.8%）のほぼ2倍に相当します。循環経済の文脈で「売上が取れない」という思い込みは、もはや通用しません。


<h3>P2Pから大手リテールまで：プレイヤーは一斉参入</h3>
<ul>
 <li>Vinted、eBay KleinanzeigenなどのP2Pマーケットが牽引</li>
 <li>Ikeaは中古家具専用のマーケットを開設</li>
 <li>Decathlonは中古スポーツ用品を拡充</li>
 <li>Amazonの中古品市場は10億ユーロ規模へ</li>
 <li>TikTok Shopも欧州で中古販売に参入</li>
</ul>

一次流通・二次流通の境界は溶けつつあり、「新品を売るだけのEC」から「ライフサイクル全体を設計するEC」へと役割が拡張しています。
ただし、政策の対応はまだ不十分であるといわれ、税制や定義の整備など、業界の実態に即した政策支援が求められています。


<h2>日本のEC事業者が“今すぐ”進められることは？</h2>
<ol>
 <li>再販チャネルの設計 自社内運用か、マーケットプレイス連携か（Reflaunt型を含む）を早期に意思決定。</li>
 <li>プロダクト情報の“循環前提”拡張 製品状態のスコアリング基準、修理履歴、部品の可用性など、リセール時に必要となるデータ項目を最初から設計。</li>
 <li>返品→検品→再販の“逆物流（リバースロジスティクス）”をKPI化 回収リードタイム、再販率、再販までの日数、マージンなどをダッシュボード化。</li>
 <li>デジタル製品パスポート（DPP）への備え EU発の要請は域外事業者にも波及の可能性。製造・素材情報、修理可能性、リサイクルルート等のデータ整備ロードマップを引いておく。</li>
 <li>税・会計・ラベリングの整合性確認 「新品／中古／再製造品」の価格設定ルールと表示基準を明確化し、法規制アップデートを継続モニタリング。</li>
 <li>“価格だけじゃない”購入動機の設計 CO₂削減量や廃棄回避量の可視化、循環ポイント・下取りクレジットなど、“環境貢献が見える”UXを設計。</li>
</ol>

<h2>まとめ：循環は“善行”ではなく“勝ち筋”になった</h2>

このように、循環モデルは事業成長と両立する“経済合理性”を帯び始めています。ドイツの例は、ユーザー行動（価格×環境）・市場規模（高成長）・プレイヤー（大手の本格参入）の3点セットが揃うと、循環は一気に“主流化”することを示しました。 
日本のECも、“再販前提のプロダクト情報設計”と“逆物流のKPI化”という実務レイヤーから着実に着手し、規制・標準化の流れを先取りしていくべきタイミングに来ています。


参考 ：[Ecommerce is the driving force of the circular economy](https://ecommercenews.eu/ecommerce-is-the-driving-force-of-the-circular-economy/)

small_circular-economy_de.png

thumbnail_circular-economy_de.png

circular-economy_de.png

ECは「循環経済」を“実装”する最前線へ

<h2>第1章：Shopee認証セラーとは？</h2>
Shopeeに出店したのに、なかなか売れない…。広告費をかけても思ったように伸びない…。こうした悩みをお持ちではないでしょうか？ 実は、Shopee店舗開設は、その後の動きがとても重要です。
そしてその動きの代表的例が認定セラーとしてShopeeに認められること。Shopeeには、一般セラーよりも優遇される“認証セラー”のステータスが存在します。 今回の記事では、代表的なPreferred / Mall Sellerについての解説、そして取得方法の裏技についてもご紹介いたします。

<h3>第1節：Preferredセラーとは？</h3>
Preferredセラーは、Shopeeが「優良セラー」として認定した出店者に付与する称号です。 要するに「このショップは安全で、顧客満足度も高く、信頼できる」とShopeeがお墨付きを与えている状態です。
主な評価基準は以下の通りです： （Preferred Sellerのガイドライン：シンガポールの場合）
<ul>
 <li>月々のオーダー数：30件以上</li>
 <li>異なる購入者数：10ユーザー以上</li>
 <li>チャット返信率：75%以上</li>
 <li>現時点のペナルティポイント：0</li>
 <li>店舗評価：4.6以上</li>
 <li>ノン・フルフィルメント率：5%以下</li>
 <li>オーダー遅延率：5%以下</li>
 <li>プレオーダー商品比率：全体の30%以下</li>
</ul>
このPreferredステータスを得ると、ショップに「Preferred Seller」バッジが表示され、信頼感が一気に高まります。
また、Shopee内のキャンペーン（例：特選セール、送料無料デー等）にも優先的に参加できるなど、非常に強力な武器となります。

<h3>第2節：Mallセラーとは？</h3>
一方のMallセラーは、さらに上位のステータスであり、公式ブランド・正規代理店限定の認証セラーです。
主な要件：
<ul>
 <li>ブランド商標の保有、または正規代理権の証明</li>
 <li>商品がすべて正規品であること</li>
 <li>高品質な商品ページ（画像、説明文、動画など）</li>
 <li>返品・返金対応（Shopee規定の14日保証）</li>
</ul>
Mallセラーになると、商品がShopee Mall特設ページに掲載され、消費者からの信頼感・クリック率・CVRが大幅に上昇します。
※日本で言えば「AmazonのAmazon's Choice」「楽天の公式ショップ」のようなイメージです。

<h2>第2章：認証セラーになるメリット</h2>

<h3>第1節：売上UPに直結</h3>
Shopeeユーザーは「信頼できるバッジ付きセラー」から優先的に購入する傾向があります。 とくにMallセラーはShopee Mall経由の購入が増え、広告に依存しない売上構造が可能になります。

<h3>第2節：検索画面で上位表示されやすい</h3>
Shopeeでは、認証セラーバッジ付き商品が、検索アルゴリズム上も優遇されやすくなります。 具体的には以下のメリットがあります：
<ul>
 <li>商品タイトルやキーワードがSEO的に優遇</li>
 <li>クリック率が高くなり、検索上位へ</li>
 <li>「おすすめ商品」欄への表示回数増加</li>
</ul>
自然検索からの流入が増え、広告コストをかけなくても売れる仕組みを作ることができます。
また、「転売ヤー」的な安売りではなく、“信頼されるブランド”として選ばれるポジションを確立することができます。
このような信頼の好循環は、長期的な安定収益につながります。

<h2>第3章：認証セラーの申請方法</h2>

<h3>第1節：本来のなり方は「招待制」</h3>
ShopeeのPreferred/Mallセラーは基本的に招待制です。
たとえばPreferredセラーの場合：
<ul>
 <li>毎月のパフォーマンススコアをShopeeが評価</li>
 <li>条件達成セラーに通知や担当者経由で招待</li>
</ul>
Mallセラーもブランド登録・代理権確認・個別交渉を通してのみ認定されます。
ただし、日本の中小企業にとっては以下の課題があります：
<ul>
 <li>「いつ招待が来るか分からない」</li>
 <li>「申請手続きが煩雑」</li>
 <li>「言語・文化の壁がある」</li>
</ul>

<h3>第2節：スターフィールド株式会社を通じて申請すれば、最短で認証セラーに</h3>
弊社のようなShopee公認パートナーの支援会社を通じて申請を行えば、確実かつ迅速に認証を取得できます。
弊社の支援内容：
<ul>
 <li>Shopee Japanと連携し、公式ルートからの申請</li>
 <li>日本語でのブランド証明・書類整備サポート</li>
 <li>翻訳・ローカライズ含む商品ページの改善支援</li>
 <li>申請後の広告運用・販促支援まで一括対応</li>
</ul>
海外展開をこれから本格化したい企業様は、制度・言語面すべてを丸投げできるパートナーとして、ぜひご検討ください。

<h2>おわりに</h2>
Shopeeで売上を最大化するには、「どのように商品を出すか」ではなく、「どのように信頼を得るか」がカギとなります。
その鍵を握るのが「Preferred / Mall Seller」という認証制度です。
これを得ることで、あなたのショップは：
<ul>
 <li>売上の拡大</li>
 <li>ブランド力向上</li>
 <li>顧客からの信頼</li>
 <li>プラットフォームからの優遇</li>
</ul>
といった圧倒的なアドバンテージを獲得できます。
「認定を受けるまでの流れが不安」「手間をかけたくない」という企業様は、無料相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

large_ChatGPT Image 2025年7月2日 16_43_39.png

medium_ChatGPT Image 2025年7月2日 16_43_39.png

small_ChatGPT Image 2025年7月2日 16_43_39.png

thumbnail_ChatGPT Image 2025年7月2日 16_43_39.png

ChatGPT Image 2025年7月2日 16_43_39.png

売上に直結！Shopeeセラー認証とは？

## はじめに

TikTok Shopは、2025年に日本市場へ上陸が予告されております。日本のSNSユーザー約4,000万人を擁するTikTok内で、動画やライブ配信からそのまま購入まで完結できるソーシャルコマース機能です。日本は世界で4番目に大きなEC市場であり、本格参入は企業にとって大きなチャンスとなります。
参考：

* [TikTok Shop日本上陸はいつ？最新情報とローンチ準備のポイント](https://d2c.mynavi.jp/column/tiktokshop/launch/)
* [TikTok Shop、6月に日本でサービス開始の見通し（JETRO）](https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/03/0c715e30acd8b412.html)

## TikTok Shopとは何か？

* **動画×ライブ×ECの融合**
  動画およびライブ配信画面上に商品一覧や「カートに追加」ボタンを配置。アプリ内で閲覧から決済まで完了するため、従来の外部サイト遷移型に比べ離脱率を抑制できます。
  参考：[TikTok Shopとは？2025年6月に日本でサービス開始！](https://pamxy.co.jp/marke-driven/sns-marketing/tiktok/tiktok-shop/)
* **手数料モデル**
  商品カテゴリに応じた紹介料（referral fee）として、一般商品は6％、一部ジュエリーなどは5％が標準。売上の引き出しにも\$0.05のトランザクション手数料がかかり、最低出金額は\$2です。

## 日本市場でのローンチ概要

* **正式ローンチ日**：未定
* **対象出品者**：法人・個人事業主ともに申請可能。TikTok for Businessの管理画面からエントリーを受付中。
* **背景・狙い**：

  * 総合EC市場規模約38兆円の獲得
  * ライブコマース黎明期での先行者利益
  * 広告依存からの脱却とエンゲージメント向上
    参考：
  * [TikTok Shop日本上陸はいつ？最新情報とローンチ準備のポイント](https://d2c.mynavi.jp/column/tiktokshop/launch/)

## 主な機能・特徴解説

| 機能                                                                                               | 内容                                      |
| ------------------------------------------------------------------------------------------------ | --------------------------------------- |
| **ライブ配信販売**                                                                                      | 配信中に商品をリアルタイム紹介し、そのまま購入に誘導。             |
| **短尺動画販売**                                                                                       | 15〜60秒の動画で商品の魅力を訴求し、動画内に「カートに追加」ボタンを配置。 |
| **インアプリ決済**                                                                                      | アプリ内で注文から決済まで完了し、UXをシームレスに。             |
| **LP作成支援ツール**                                                                                    | テンプレートベースで商品ページを簡単カスタマイズ。               |
| **クーポン・ポイント機能**                                                                                  | フォロワー限定クーポンやポイント還元でリピーター化を促進。           |
| 参考：[pamxy「TikTok Shopの機能解説」](https://pamxy.co.jp/marke-driven/sns-marketing/tiktok/tiktok-shop/) |                                         |

## 出品から出荷までのステップ

1. **パートナー登録**：TikTok for Business管理画面の「Shop」タブで必要情報を入力。
2. **審査＆契約**：法人登記簿・本人確認書類をアップロードしTikTok側で審査。
3. **商品登録**：商品名・価格・在庫・説明文・画像／動画URLを登録。
4. **コンテンツ制作**：ショート動画やライブ配信企画を立案し、ハッシュタグやチャレンジ機能を活用。
5. **受注・物流管理**：管理画面で注文を一元管理。自社物流または提携倉庫で発送。
6. **売上精算**：月次で手数料・送料を差し引いた金額を指定口座に振込。
   参考：[マイナビ D2Cコラム](https://d2c.mynavi.jp/column/tiktokshop/launch/)

## 売れる商品カテゴリと事例

* **ビューティ・コスメ**：A社はデモ動画活用で発売1週間で売上3倍に。
* **健康食品・サプリ**：B社はライブ中Q\&Aで購買率25％を達成。
* **ペット用品**：C社がユーザー参加型コンテストでバイラル拡散に成功。
* **ファッション小物**：D社がトレンドダンス動画と連動しフォロワー10万人増を実現。
  参考：[MarkeZine「億売上も夢ではない？TikTok Shopリリースとクリエイターの個性」](https://markezine.jp/article/detail/49275)

## 成功のポイント解説

1. **コンテンツ企画力**：ショート動画は冒頭3秒で引き込む演出を。ライブは事前告知とゲスト出演で視聴者数拡大。
2. **インフルエンサー連携**：マイクロインフルエンサー（フォロワー1–10万）を複数起用しターゲット層を細分化。
3. **データドリブンPDCA**：再生率・クリック率を定点観測し、A/Bテストでクリエイティブを最適化。
4. **プロモーション施策**：フォロワー限定クーポンやギフトカードを定期開催しリピーター獲得。
   参考：[ECzine「トランスコスモス、TikTok Shop出店企業向けの運営支援サービスを開始」](https://eczine.jp/news/detail/16943)

## Fulfilled by TikTok (FBT)とは

TikTokが提供する「Fulfilled by Tiktok」は、倉庫保管、ピッキング、梱包、発送までをTikTok側で代行するフルフィルメントサービスです。FBTを利用すると、在庫管理や配送業務の負担を大幅に軽減でき、以下のメリットがあります。（日本ではまだ実施されておりません。）

* **ワンストップ管理**：注文確認から出荷までを一元管理。
* **コスト補助**：条件に応じて配送料の補助やトラブル時の補償対応。
* **低手数料**：自動化プロセスにより運用コストを抑制。
* **高速配送**：最短当日・翌日配送対応で顧客満足度向上。

---

## まとめ

本記事では、日本上陸直後のTikTok Shopの概要、主な機能、出品・物流の流れ、成功のポイント、さらに「Fulfilled by TikTok (FBT)」による物流最適化までを解説しました。動画とECをシームレスに結びつけることで、従来のECチャネルでは難しかったユーザー体験を提供します。

large_ChatGPT Image 2025年6月12日 21_44_52.png

medium_ChatGPT Image 2025年6月12日 21_44_52.png

small_ChatGPT Image 2025年6月12日 21_44_52.png

thumbnail_ChatGPT Image 2025年6月12日 21_44_52.png

ChatGPT Image 2025年6月12日 21_44_52.png

2025年6月始動！TikTok Shop解説

## はじめに
海外取引を行うにあたって、貿易取引条件の取り決めが行われます。貿易取引条件は、売主と買主がそれぞれどちらがどの範囲まで責任と費用を持つのか示したものです。この、貿易取引条件の一つにDDPというものがあります。たまに越境ECでも聞かれるキーワードでもある、DDPについて記事を書きたいと思います。


## 貿易取引条件とは
貿易取引条件は別名、インコタームズ（Incoterms）と呼ばれ、国際商業会議所（ICC）が制定した国際規則です。これは売主と買主との間でのリスクの移転時点や、運賃、保険料等の費用の負担区分などについて示したものになります。
貿易取引条件の国際ルールが制定される以前は、各国で解釈が異なったためにしばしばトラブルの原因となっており、これらの誤解や行き違いを回避する目的で制定されたものがインコタームズです。改訂が重ねられ、2020年版が最新版となっています。最新版では11種類に分類されています。
![インコタームズイメージ.png](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/_d885e4d53a.png)


## DDPについて
DDPは、Delivered Duty Paidの略称で、仕向地持込渡・関税込渡しと訳されます。インコタームズの中で売主が最も責任を負う取引条件であり、以下の特徴があります：

- 売主は商品を買主の指定場所まで届ける責任を負う
- 輸送費用、輸入通関手続き、関税やその他の税金など、すべての費用を売主が負担
- 商品が買主の指定場所に到着するまでのリスクを売主が負う

もう少し細かく見ると、売主の責任負担は次のようになります。

**売主の責任：**
- 商品の準備と梱包
- 輸出通関手続き
- 主輸送契約と費用負担
- 輸入通関手続きと輸入税支払い
- 買主の指定場所までの輸送と納品
- 商品引渡しまでのすべてのリスク負担

一方で、買主の負担は小さなものとなり、次のようになります。

**買主の責任：**
- 指定された場所で商品を受け取ること
- 納品後の商品に関するリスク負担

**売主にとってのメリット**
- 買主へのアピールポイントになる: 特に小規模な買主や輸入手続きに慣れていない買主にとっては、DDPは魅力的な条件となります。
- 価格交渉力を高める: DDPは包括的なサービスを提供するため、価格設定に柔軟性を持たせることができます。

**売主にとってのデメリット**
- 責任範囲が広く、コストと手間がかかる: 輸出入に関する全ての手続きと費用を負担するため、管理が複雑になり、コストも増加します。
- 現地事情に精通していない場合、困難が生じる可能性がある: 仕向地の法律、規制、手続きに精通していないと、予期せぬ問題が発生する可能性があります。

**買主にとってのメリット**
- 輸入手続きが簡素化される: 輸入に関する手続きを売主が全て行うため、買主の手間が省けます。
- コストの予測が容易: 輸入にかかる費用を事前に把握できるため、予算管理が容易になります。

**買主にとってのデメリット**
- コントロールが効きにくい: 輸入手続きを売主に委ねるため、手続きの進捗状況を把握しにくく、柔軟性に欠ける場合があります。
- 価格が高くなる可能性がある: 売主が全ての手続きと費用を負担するため、DDP条件での価格は他の条件に比べて高くなる傾向があります。


## Shopee販売の場合はどうなるのか？
Shopeeの場合、国ごとにルールが異なっています。例えばShopee台湾で販売する場合、輸入税が発生した場合は購入者負担とされています。つまりDDPではない他のインコタームズによるものという回答になります。ちなみに台湾では、CIFと呼ばれるインコタームズによって輸入通関が行われます。

ではShopeeシンガポールで販売する場合はどうなのかというと、GST（商品・サービス税)は購入者負担とされています（関税は基本的に0%）。ただし、購入者負担となっているものの、商品配達時に発生した輸入税を購入者に支払いが生じるものではなくて、Shopee店舗のセラーが商品登録をすると、GSTが上乗せされた金額が自動で計算されます。購入者が商品決済時に商品代金とともにGSTも支払うということになります。

![Shopeeシンガポール　GSTの取り扱いイメージ.png](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/Shopee_GST_6b736f58df.png)

輸入通関自体は台湾同様にCIFで行われますが、購入者に対しては現地税金を乗せた形で配達完了までのリスクをShopee店舗側が負うということになりますので、DDP条件が適用されているという解釈ができます。
なお、Shopee上で購入者決済時に支払われたGSTは、Shopeeからシンガポール政府への納税という流れになります。


## おわりに
今回は貿易取引で聞かれるDDPについてお話ししました。貿易取引条件にはいくつかの種類がありますが、商品購入者の手間とリスク負担が一番小さいものがDDPになります。商品購入者側では、後から別途で輸入税を取られないということが商品購入の安心感につながったり、総額でいくらかかるのかが事前にわかる安心感にもつながります。DDPってなんだっけ？と疑問に感じたり、その他取引条件などリサーチされている場合はお気軽にお問い合わせください。



（参考）
- JRTRO, インコタームズ2020, https://www.jetro.go.jp/world/qa/J-200309.html　（参照：2025-05-28）
- Shopee, 関税・諸税について, https://shopee.jp/edu/article/11168　（参照：2025-05-28）
- Shopee, 【シンガポール】 免税枠の撤廃とGST（商品・サービス税)の課税について, https://shopee.jp/edu/article/17111 （参照：2025-05-28）

large_越境EC eyechatch.png

medium_越境EC eyechatch.png

small_越境EC eyechatch.png

thumbnail_越境EC eyechatch.png

越境EC eyechatch.png

越境ECでたまに聞かれるDDPとは？

スターフィールド株式会社はShopeeジャパンの公式パートナーとして、(日本では知名度低いけど)Shopeeは東南アジア+台灣では一番大きいんだ！知らない人いないんだ！と説明することが多いです。そのときに使っている資料がこちらなのですが、

![Screenshot 2025-05-09 at 11.48.14.png](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/Screenshot_2025_05_09_at_11_48_14_ba88d95c95.png)

データが2022年と古いことと、個人的にタイに行ったときの感覚と違っていたので個別で調べてみると、シンガポールとタイでも一番なのでは?? と思うデータが多く見受けられていました。
口頭でタイ、ベトナムでも今は一番なんですよ！と説明することもあったのですが、今回改めて調べてみることにしました。
今回Geminiで調べたのですが、ランキングといってもアクセス数なのか、アプリのダウンロード数なのか、流通総額なのかなど指標が多々あります。
なので今回は
1. アクセス数
2. 会員数
3. 流通総額

に分けて調べ、総合得点でランキング化することにしました。

### アクセス数ランキング

| 国 | 1位 | 2位 | 3位 |
| ---- | ---- | ---- | ---- |
| 台湾 | Shopee | PChome | momo |
| マレーシア | Shopee | Lazada | PG Mall |
| フィリピン | Shopee | Lazada | Carousell |
| ベトナム | thegioididong.com | Shopee | dienmayxanh.com |
| インドネシア | Shopee | Tokopedia | Lazada |
| シンガポール | Shopee | Lazada | AliExpress |
| タイ | Shopee | Lazada | Central Online |

### 会員数

| 国 | 1位 | 2位 | 3位 |
| ---- | ---- | ---- | ---- |
| 台湾 | Shopee | PChome | momo |
| マレーシア | Shopee | Lazada | PG Mall |
| フィリピン | Shopee | Lazada | Carousell |
| ベトナム | Shopee | thegioididong.com | Lazada |
| インドネシア | Shopee | Tokopedia | Lazada |
| シンガポール | Shopee | Lazada | Amazon |
| タイ | Shopee | Lazada | Central Online |

### 流通総額

| 国 | 1位 | 2位 | 3位 |
| ---- | ---- | ---- | ---- |
| 台湾 | Shopee | PChome | momo |
| マレーシア | Shopee | Lazada | TikTok Shop |
| フィリピン | Shopee | Lazada | TikTok Shop |
| ベトナム | Shopee | Lazada | TikTok Shop |
| インドネシア | Shopee | Tokopedia | Lazada |
| シンガポール | Shopee | Lazada | Amazon |
| タイ | Shopee | Lazada | TikTok Shop |

### まとめ

ベトナムのアクセス数ランキング以外はShopeeが1位独占という結果に。これはもうタイ、シンガポール含め1位と言っていい結果かと思います。

別の話にはなりますが、流通総額でいうとTikTokが4カ国で3位に食い込んでいるというのは驚きました。勢いがあるとは聞いていたものの、ここまで実績を積んでいるというのはデータを見て現実的な感覚として捉えることができました。



small_article18-1.jpg

thumbnail_article18-1.jpg

article18-1.jpg

【Shopee】各国でのランキングを調べてみた

2024年、ヨーロッパ各国のEC市場は堅調な成長を遂げ、オンラインショッピングは生活の一部として定着しました。 
その中でも注目されるのが「越境EC（クロスボーダーEC）」の拡大です。 
国を越えて商品を売買するスタイルが、今や欧州市場の主流になりつつあります。

## 越境EC拡大の波：各国の動向と注目ポイント

### オランダ：越境ECの12%を占め、中国勢が台頭
2024年、オランダではオンライン支出全体の12%（約44億ユーロ）が越境ECによるものでした。 
特に注目すべきは、中国のECプラットフォームの急成長です。越境注文のうち28%が中国からの購入で、前年の21%から大きく増加。総額4億3,400万ユーロ、注文件数1,150万件に達し、**中国がオランダにおける最大の国際購入先となりました**。 
これにより、中国の低価格商品と豊富な商品バリエーションがオランダ消費者に浸透しており、SheinやAliExpressなどのプレーヤーが存在感を強めています。

### スペイン：越境取引が全体の57%を占める巨大マーケット
スペインでは、オンライン売上のうち57.2%が越境ECによるもので、総額は140.5億ユーロに達しました。 
とくにEU内との取引が盛んですが、オランダ同様に中国系プラットフォームの台頭も見逃せません。 
一方、スペインからの越境輸出は限定的で、輸出額は33.5億ユーロにとどまり、越境取引における赤字が課題となっています。

### イタリア：AI活用と越境戦略の融合
イタリアのオンラインショッピング利用率はまだまだ低いです。 
しかし、14%以上のEC事業者がドイツやフランスをはじめとする欧州市場で商品を販売しており、AIによる翻訳やパーソナライズ化がその後押しをしています。これにより、中小企業でも海外展開が現実的な選択肢となってきました。

### アイルランド：欧州で最も高いオンラインショッピング利用率を記録
Eurostat（欧州統計局）の最新報告書によると、2024年、アイルランドのインターネット利用者の96%がオンラインで商品やサービスを購入し、欧州諸国の中で最も高いオンラインショッピング利用率を示し、eコマース市場の成長が続いています。 今後もオンラインショッピングの利用が拡大し、関連市場の発展が期待されます。 
利用率の高さがアイルランドに続くのは、オランダ（94%）とデンマーク（91%）です。 
一方で、ブルガリアのオンラインショッピング利用率は57%と最も低く、イタリアとルーマニアは共に60%にとどまっています。

### 中国プラットフォームの存在感：ヨーロッパで何が起きているのか？
![ChatGPT Image202501-2.png](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/Chat_GPT_Image202501_2_01ce4129d9.png)
オランダのケースに象徴されるように、中国系プラットフォーム（例：Shein、Temu、AliExpress）はヨーロッパ市場で急速にシェアを伸ばしています。 その背景には以下のような強みがあります：
- 圧倒的な価格競争力と無料配送
- アプリを通じたゲーミフィケーションや短時間セールによる購買促進 
- 多言語・多通貨対応の強化
- 欧州倉庫・物流ハブの整備（例：ポーランド、ベルギー、スペインに拠点を設置）

これにより、従来の欧州小売業者だけでなく、米国や日本のEC企業にとっても競争環境が激化しています。 
その中でも中国のオンラインマーケットプレイス「Temu」は、ヨーロッパ市場での迅速な配送を実現するため、現地倉庫の活用を開始しました。2024年12月以降、ドイツ、フランス、スペイン、オランダ、イタリア、オーストリアなどの国々で、現地倉庫からの出荷が可能となり、従来数週間かかっていた配送時間が数日に短縮されています。Temuは将来的に、ヨーロッパでの注文の80%を現地倉庫から出荷することを目指しているそうです。 
また、同社は米国で小売メディア広告のテストを開始しており、今後ヨーロッパへの展開も計画しています。 
しかし、欧州市場監視当局は、Temuを含む中国系プラットフォームの商品は欧州の規制に違反しているケースが多いと指摘しており、今後の対応が注目されています。

## 欧州市場全体の今後：2029年までに45%成長見込み
Forresterの調査によれば、ヨーロッパのEC市場は2024年から2029年の間に45%成長し、総額5,650億ユーロに達すると予測されています。 そのうちオンラインが占める割合は21%となり、特にイギリス（2,070億ユーロ）、ドイツ（1,460億ユーロ）、フランス（1,060億ユーロ）が主要市場を形成します。

#### 企業が今、取り組むべき越境EC戦略
- 物流の最適化：地域倉庫や配送パートナーの選定が鍵。まさにTemuが取り組んだ部分。特にスペインやルーマニアでは、地域物流センターの新設が競争力向上に直結しています。
- 国別ローカライズ：言語・税制・決済手段への対応が必須です。異なる言語・通貨に対応することで、現地ユーザーの離脱を防ぎます。
- 法制度・税制の理解：EU内とEU外では越境取引のルールが大きく異なるため、各国の税制や返品ポリシーへの対応が不可欠です。
- AIとパーソナライズの活用：イタリアやルーマニアに見られるように、AIの活用は翻訳、マーケティング、需要予測まで幅広い分野で威力を発揮しています。
- 中国勢との差別化：品質、ブランド力、アフターサービスなどで勝負
- マーケットプレイス戦略：AmazonやeBay、現地ECモールとの連携
- SNS・KOLとの連携：国ごとの消費行動に即したプロモーションを展開

## まとめ：ヨーロッパ越境ECは「次の成長エンジン」
越境ECは、単なる販売チャネルの拡大ではなく、ブランドを国際的に育てる絶好の機会でもあります。中国プラットフォームの進出が市場を刺激する中、欧州企業やグローバルなブランドは、戦略的な投資と現地理解をもってこの波に乗ることが求められています。 
今後のヨーロッパ市場を見据えるなら、「越境EC」は避けて通れないキーワードです。

#### 参考
・https://ecommercenews.eu/ecommerce-in-the-netherlands-increased-5-in-2024/ 
・https://ecommercenews.eu/belgians-spent-17-4-billion-euros-online-in-2024/ 
・https://ecommercenews.eu/italian-ecommerce-grew-6-in-2024/ 
・https://ecommercenews.eu/spanish-ecommerce-increased-almost-13/ 
・https://ecommercenews.eu/double-digit-online-growth-in-romania-continues/ 
・https://ecommercenews.eu/temu-80-of-european-sales-via-local-warehouses/

large_blog3.png

medium_blog3.png

small_blog3.png

thumbnail_blog3.png

blog3.png

ヨーロッパEC市場の未来を切り拓く「越境EC」─成長のカギは国境を越えるプラットフォームにあり

ネットショップを運営するなら、キーワードの重要性を見逃してはいけません！お客さんがどうやって商品を探すのか考えると、検索エンジンでの表示順位がとても大切です。上手にキーワードを使えば、あなたの商品が一気に人気になり、お店への訪問者も売上も2倍になるかもしれません！

キーワードをしっかり考えることは、商品を多くの人に見てもらうためにも、お店の運営にも大切です。ここでは、**「キーワードがお店の運営に与える影響」について5つのポイントをまとめました**：

### 1. 人気の検索ワードを調べよう

![螢幕擷取畫面 2025-03-18 112400.png](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/2025_03_18_112400_f6547612d6.png)

まず最初に人気の検索ワードを調べましょう。これには**ニュース、季節、祝日、話題**などから生まれる関連商品があります。**Googleの検索エンジン**や**Googleトレンド**を使って、どんな言葉がよく検索されているか調べると、新しい商品のアイデアや、すでにある商品に関連する新商品を考えるヒントになります。お客さんの生活に近い、新しくて面白い、役立つ商品を提供できますよ。

## 2. ターゲットを絞ったキーワード
人気の高いキーワードをもっと細かく調整して、特定のお客さんだけを狙うことができます。お客さんのグループをはっきり分けることで、それぞれのグループに合った商品を選んだり、より的確なキーワードを使ったりできます。

#### 例えば「服」という大きなキーワードよりも「冬用（ふゆよう）メンズダウンジャケット」のような具体的なキーワードの方が、本当に興味のあるお客さんに届きます。

商品を出品するときは、**タイトル、説明文、広告**など、すべてに絞り込んだキーワードを使いましょう。これにより、本当に興味のあるお客さんだけに商品を見てもらえるようになり、広すぎるキーワードで広告費を無駄にすることも避けられます。

## 3. お客さんの目線で本当のキーワードを見つけよう

![source.jpg](https://cont.sterfield.co.jp/uploads/source_e9ebf17d43.jpg)
お客さんは商品を探すとき、一度に完璧なキーワードで検索することはめったにありません。普通はこんな風に検索します：

#### 最初の検索：広い意味のキーワード、例えば「スニーカー」

#### 2回目以降：欲しいものが見つからないと、もっと細かいキーワードを追加します。
**用途や色、ブランド**など…例えば「ランニングシューズ」、「白スニーカー」、「ナイキエアマックス」、「防水スニーカー」など

だから、あなたの商品カテゴリーで、お客さんが**よく使う言葉、流行語、専門用語**を調べることが大切です。お客さんのことをよく知れば、商品選びや売り方をもっと上手にできます。

## 4. ライバルのキーワード分析
例えば、あなたが手作りアクセサリーのお店を持っているとします。ライバルは同じようなアクセサリーを売っている他のネットショップでしょう。**ライバルが使っているキーワードを調べて、彼らが見落としているキーワードを見つけましょう**。

#### ライバルが「かわいいイヤリング」というキーワードを使っていても「アレルギーフリーイヤリング」を使っていなければ、それがあなたの差別化ポイントになります。
#### 金属アレルギーを持つお客さんを引き寄せられます。新しいキーワードを1つ見つければ、新しい戦い場を1つ獲得できます。

でも注意！キーワード分析はただライバルのキーワードを知るだけではありません。その後、キーワードの改善、良い内容作り、キーワードの効果を見て調整することも大切です。

## 5. 検索エンジン最適化（SEO）
**Google広告のキーワードプランナー**を使って、あなたの商品に関連するキーワードを見つけましょう。

#### 例えば、あなたの商品が観葉植物なら、「初心者向け観葉植物」、「日陰でも育つ観葉植物」などのキーワードが使えます。

#### 商品説明に「育て方ガイド」のような役立つ情報を入れると、お客さんに見つけてもらいやすくなります。

選んだキーワードをお店のいろいろな場所に自然に入れましょう：**タイトル、商品説明、画像の名前**など。でも、キーワードの使いすぎには注意して、自然な文章になるようにしましょう。

## まとめ
キーワードはネットショップ成功の鍵です。**人気の検索ワードを調べ、ターゲットを絞り、お客さんが実際に使う言葉を理解しましょう**。**ライバルが見落としているキーワードを活用すれば、差別化ができます。選んだキーワードを商品説明などに自然に取り入れ、定期的に効果を確認して改善していきましょう**。これであなたのお店の訪問者と売上アップにつながります！


Company

Our Solutions

Support

News

Blog

カテゴリーから探す

年別から見る

ミャンマービジネス変化の調査

ミャンマーへの国別入国者数

ヤンゴン日本人商工会議所の会員数推移

外国投資の国別認可額(1989年~2013年10月末)

外国投資の分野別認可額(1989年~2013年10月末)

合わせて読みたい

2025/06/04

2025/05/09

2025/05/02

2025/04/25

2025/07/24

2025/07/17

2025/06/18

2025/06/04

2025/05/09

2025/05/02

2025/04/25

2025/07/24

2025/07/17

2025/06/18

2025/06/04

2025/05/09

2025/05/02

2025/04/25