flash変換ツールまとめ(swiffy,CreateJS,ExGame,reel)
iOSでFlashを搭載しない変わりに代替する技術として、HTML5とJavaScriptによるアニメーション表現が発達してまいりましたが、マルチデバイス対応及びフィーチャーフォン(ガラケー)向けの資産を再利用したいという理由でflashを変換するツールも同時に複数立ち上がっています。
それぞれ案件でこなしながら、flash変換ツールに関して代表的なツール4つのメリット・デメリットをまとめてみました。
非エンジニアの筆者がまとめております点、ご容赦下さい。技術情報については末尾に参考記事を掲載しております。
swiffy(提供:GOOGLE)
flaファイル変換系
https://www.google.com/doubleclick/studio/swiffy/
メリット
再現率が高い
デメリット
出力したソースが複雑(minifyされている)であるため改修は困難。
画像がSVG形式であるため、Androidは2.x系に対応していない。
CreateJS(提供:gskinner)
flaファイル変換系
http://www.createjs.com/#!/CreateJS
メリット
出力したソースが綺麗。後のカスタマイズも容易
HTML5+Javascript+Imagesという構成なので、スマートフォン全般に対応可能
デメリット
仕様・制限が多い。既存のflaファイルからの修正は困難。
CS6もしくはCreative Cloudが必要
ExGame(提供:DeNA)
swf変換系
http://developer.dena.jp/mbga/support/exgame.html
メリット
ユーザーアクセス時にswfを解釈する仕組のため、ヘッダーに記述するだけ。
再現率が高い
デメリット
モバゲープラットフォーム以外では使えない
reel(提供:GREE)
https://docs.developer.gree.net/ja/technicalspecs/reel/(要ログイン)
swf変換系
メリット
ユーザーアクセス時にswfを解釈する仕組のため、ヘッダーに記述するだけ。
再現率が高い
デメリット
GREEプラットフォーム以外では使えない
まとめ
新規で構築するのであれば、CreateJS一択でいいと思います。CreateJSを前提に制作をすれば、フィーチャーフォン→flashlite、スマートフォン→CreateJSで出力したHTML5で運用も軽微になります。
ただ、まだ新しい技術ということも情報があまりにも少なく、独自に未成熟な部分も発見しております。
ツールの進化、情報の蓄積を期待しています。
フィーチャーフォン向けのswfが既にあるならば、それぞれのプラットフォームが提供している、swf変換系のツールを素直に使いましょう。
アプリ化やその他プラットフォームに対応既存コンテンツを対応させる場合は、Swiffy+FLASH(Andorid2.x系)の組み合わせになり、現時点では、一番工数が掛かります。
こちらも、後1年するとAndroid2.x系ユーザーが少なくなり、Swiffyのみ選択するということでよくなるかもしれません。
技術参考記事
http://ameblo.jp/principia-ca/entry-11033734709.html
http://d.hatena.ne.jp/ndruger/20111113/1321205098
http://www.slideshare.net/ytksn/0322engineercafe-12124546
Author Profile
YUJI MEZAKI(代表取締役副社長)
代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/
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