電話代を削減するには?一般加入電話とIP電話
ECサイト運営でお客様へご連絡する際、基本的にはメールでのご連絡となりますが、急ぎの場合やメールでは失礼にあたる場合などに電話をさせて頂く事が少なからずあります。
電話をかける件数は注文数に比例してどうしても多くなりますので、電話代を抑える方法がないか調べてみました。
一般加入電話とIP電話は何が違うのか?
ネットで「電話代 削減」などと検索するとすぐに「IP電話」という単語が出てきますが、そもそもIP電話とは何なのか?という疑問が出てきます。
簡単にいうと一般加入電話はアナログ回線を使用していて、IP電話はインターネット回線を使っています。もちろんメリット、デメリットがあります。
■IP電話のメリット
・長距離電話、国際電話の料金が安く済む
・基本料金が安い傾向にある
・同サービス(提携グループを含む)同士の通話料金が無料になる場合が多い
■IP電話のデメリット
・ネット回線なために多少不安定な場合がある。オフィスでネットが繋がりにくくなる経験がある場合は、IP電話がつながりにくくなる事もある。
・警察110 消防119などに電話できない※あたまに0033をつけるとかけられる(?)
一般加入電話とIP電話、どちらが安い?
漠然とIP電話のほうが安い気がしたのですが、調べてみると一般加入電話にもIP電話並みに安いサービスがあるようです。大抵たどり着くのは次の3つになりました。
■一般加入電話
「おとくライン」ソフトバンクテレコム(一律料金プラン)
基本料金(月額) | 2350円~3380円 |
国内通話(全国一律) | 7.9円/3分 |
携帯電話(ソフトバンク) | 15.5円/1分 |
携帯電話(ソフトバンク以外) | 16.0円/1分 |
IP電話 | 10.0円/3分 |
国際電話(アメリカ) | 26.0円/3分 |
初期費用:7000円~(ソフトバンクテレコム交換機工事費+標準工事費)
http://tm.softbank.jp/otoku/price_b/kokunai/
※通常の一般加入電話だと市内、同一県内、県外で国内通話料金が違います。100キロを超えると80円/3分程度
■IP電話
「ひかり電話オフィスA」NTT
基本料金(月額) | 1.100円~※1チャンネルで1.100円 |
国内通話(全国一律) | 8.0円/3分 |
携帯電話(ドコモ・Yモバイル) | 16.0円/1分 |
携帯電話(au・ソフトバンク) | 17.5円/1分 |
IP電話 | 10.4~10.8円/3分 |
IP電話(同サービス) | 無料 |
国際電話(アメリカ) | 9.0円/1分 |
初期費用:4500円~(基本工事費)
http://www.ntt-east.co.jp/hikari_ofa/?link_id=tpbrnav
「KDDI-IPフォン(法人)」KDDI
基本料金(月額) | 600円~※1チャンネル600円 |
ビジネス通話定額(月額) | 900円~※1チャンネル900円 |
国内通話(全国一律) | 8.0円/3分 |
携帯電話(au) | 15.5円/1分 |
携帯電話(au以外) | 16.0円/1分 |
IP電話(同サービス) | 無料 |
国際電話(アメリカ) | 9.0円/1分 |
初期費用:2000円(サービス基本工事費)
http://www.kddi.com/business/voice-phone/ip-phone/ip-phone/charge/
じゃあどこが安いのか?ということですが、料金表を見て頂くと発信先で料金に差が出てきます。
ECサイトでのお客様対応では基本的に発信先が全国です、さらに大抵のお客さまが携帯電話の番号を連絡先として登録しています。
という事で携帯への料金が安いソフトバンクテレコムかKDDIが良さそうです。
上記以外にも秒単位で通話料を課金するサービスなどもありますが、初期費用が結構かかりそうな感じです。通話回数が膨大になってきたら向いているかもしれませんが、月に数十万円ほど通話料金がかかっている場合でないとペイできなそうな気がします。
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スターフィールド編集部
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