ビジネス・フレームワーク (日経文庫ビジュアル)
ビジネスフレームワークが200種まとまった文庫です。 それぞれの項目で本一冊説明出来るほどの内容が見開き2ページで端的にまとまっています。
目次を引用させて頂きつつそれぞれの項目のGoogle検索結果のリンクをつけておきますので、 気になったワードはクリックで確認してみてください。
第Ⅰ章 戦略立案のフレームワーク
- 3C
- SWOT(スウォット)
- PEST(ペスト)
- 3M(ヒト/モノ/カネ)
- 7S
- VRIO(ヴリオ)
- 5F(ファイブ・フォース)
- ランチェスターの法則
- 競争戦略ポジショニング
- PPM
- アンゾフの成長マトリクス
- バリューチェーン
- バランス・スコア・カード
第Ⅱ章 マーケティングのフレームワーク
- STP
- ポジショニングマップ
- 4P
- プロダクトアウト/マーケットイン
- 製品ライフサイクル
- イノベーター理論
- パレートの法則
- RFM分析
- バリュー分析(CS/CE分析)
- AIDMA(アイドマ)
第Ⅲ章 問題解決のフレームワーク
- As is/To be(ギャップ分析)
- 特性要因図
- ロジックツリー
- プロセスマップ
- ブレーンストーミング
- SCAMPER(スキャンパー)
- マインドマップ
- 親和図法
- タイムマシン法
- 期待/課題マトリクス
- プロコン表
- ペイオフマトリクス
- 意思決定マトリクス
第Ⅳ章 マネジメントのフレームワーク
- マネジメント・ヒエラルキー
- PDCA
- QCD
- 5W1H
- ムリ/ムダ/ムラ(3M)
- 5S
- 3現主義
- ECRS(イクルス)
- ハインリッヒの法則
- CMMI(能力成熟度統合モデル)
- OARR(オール)
- SMART(スマート)
- 重要度/緊急度マトリクス
- KPT(ケプト)
- PREP(プレップ)
- FABE(ファブ)
- PRAM(ピーラム)
第Ⅴ章 組織開発のフレームワーク
- MVV(ミッション/ビジョン/バリュー)
- 能力の3要素
- Will/Skillマトリクス
- 欲求階層説
- ジョハリの窓
- ハーマンモデル
- GROWモデル
- 経験学習モデル
- ウォント/コミットメント
- キャリアアンカー
- ABC理論
- PM理論
- タックマンモデル
- フォースフィールド分析
- システムシンキング
- レヴィンの変革モデル
まとめ
使い方としては、手元に置いておいて、判断に迷った時や思考の軸として、さっと読み返すといいと思います。 但し、冒頭でも述べたように、それぞれの項目で本一冊かけて説明出来る内容を端的にまとめられているので 罠に陥らないように気をつけて欲しいのが、このフレームワークが全てに当てはまる訳ではないということです。
例えば、QCDを例に取ると、
- Quality 品質
- Cost 費用
- Delivery 工数
はトレードオフの関係にある。 つまり、それぞれが相互に作用していて、品質を上げようとすれば、費用と納期が増える。 納期を縮めれば、当然コストも下がるが品質も下がるというようないわゆるトリレンマの関係を表したものです。
これは、製造業などで品質が一定レベルに推移するものであれば当てはめることが出来ると思います。 図にするとこうなります。
ただし、我々が取り組んでいる制作・開発事業においては、実はこのグラフではなく、こうなります。
かかった工数に対し、品質は正比例せず、limit値に向けて収束するグラフになります。
更には、この品質のlimit値というのは、携わる人間に依存がします。
営業側の判断としては、品質と工数のバランスが最適化する値を見極め、
制作側はこのlimit値の上限を上げるということと、limit値に収束させるまでのリードタイムを短くする
という QCDのフレームワークとは別の軸が存在するということを理解しないといけません。
このように、フレームワークを捉えつつも、自分自身の市場、領域、状況に落とし込み、発展させていく必要があります。
Author Profile
YUJI MEZAKI(代表取締役副社長)
代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/
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