STERFIELD

2015/08/05

仕事に効く教養としての「世界史」

仕事に効く教養としての「世界史」

著者があのライフネット生命の会長の出口さんです。

私自身は、中学校以降、社会科目を全くといっていいほど勉強をして来なかったのですが、今更ながら「歴史」の重要性を痛感しています。

先人の知恵に学ぶという、まさに本のタイトル通り仕事に効く教養としての「世界史」が必要です。

私の思考が原理を追求する癖があるためだと思いますが、これはどちらかという理系の道を進んだからこそ得られた論理的な思考なのだとも思うので、中々妙なものですね。本当はいち早く気付いて論理的な思考と教養、両方体得出来ていればベストですが。。。

抜粋

  • 第1章 世界史から日本史だけを切り出せるだろうかーペリーが日本に来た本当の目的は何だろうか?
  • 第2章 歴史は、なぜ中国で発達したのかー始皇帝が完成させた文書行政、孟子の革命思想
  • 第3章 神は、なぜ生まれたのか。なぜ宗教はできたのかーキリスト教と仏教はいかにして誕生したのか
  • 第4章 中国を理解する四つの鍵ー難解で大きな隣国を誤解なく知るために
  • 第5章 キリスト教とローマ教会、ローマ教皇についてー成り立ちと特徴を考えるとヨーロッパが見えてくる
  • 第6章 ドイツ、フランス、イングランドー三国は一緒に考えるとよくわかる
  • 第7章 交易の重要性ー地中海、ロンドン、ハンザ同盟、天才クビライ
  • 第8章 中央ユーラシアを駆け抜けたトゥルクマンーヨーロッパが生まれる前の大活劇
  • 第9章 アメリカとフランスの特異性ー人工国家と保守と革新
  • 第10章 アヘン戦争ー東洋の没落と西洋の勃興の分水嶺
  • 終章 世界史の視点から日本を眺めてみよう

僕は大学などで歴史を学んだこともなく、歴史が好きなアマチュアの一市民にすぎません。

ここに書いたことは、この半世紀の間に、人の話を聴き本を読み旅をして、自分で咀嚼して腹落ちしたことがすべてです。間違いや誤解が多々あると思います。読者の皆さんのご叱正をいただければ、これに過ぐる喜びはありません。

体系的に歴史をならったことがないとのことですが、どこまで博識なのでしょうか。

まとめ

どうも歴史の授業は好きではなかったのですが、それが何故か少し分かった気がします。

なんとなく無機質に年号と起こった出来事だけを淡々と暗記するだけに感じておりましたが、本書では、その時、日本ではこうだったとか、横の繋がりや、著者自身で推測とは言いながらもこういう歴史の事実から、実はこうなったのではないか?というような考察が重ねられていところから、一気に有機的に当時の世界が動き出して、面白みを感じることが出来ました。

 

 

 

Author Profile

著者近影

YUJI MEZAKI代表取締役副社長

代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/

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