NTTドコモがらでぃっしゅぼーやを買収した。
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2012/01/30_00.html?ref=nr_index
ドコモがネットスーパーに本格参入する格好だ。

ネットスーパーといえば
イトーヨーカドー、イオン、西友など、スーパー大手がこぞって出店しているが、
確固たる成功モデルを築けていない領域だ。

これには日本の国土の問題や対象層の決済への抵抗など様々な問題があるが、
総じて日本の小売業に対するec化率は低い。
昨年度の日本、アメリカそれぞれのそれは2.46%と4.1%となっており、水準としてはまだまだ低い。
生活に最も身近であり欠かすことのできないスーパーをインターネットを介して利用するという習慣がみにつけば、
その他の分野についての利用も波及すると個人的には思っている。
なによりスーパーの市場規模18兆円強に対しec市場規模7兆強。
仮にスーパー利用者の1%がネットスーパーを利用すれば、1800億円ecの市場規模が押し上げられる。
ネットスーパーの動きは今後さらにウォッチが必要だ。

ちなみに中国のec市場規模は13兆円とすでに日本を越えており、
さらに驚きなのはec化率が5.3%とアメリカをも超えている。

そのうち日本からの購入額は968億円であり、全体の1%に満たない。
ここについても日本のec事業者の大きなチャンスが眠っている。