【銀聯カード】VISAを抜いて世界No.1へ
銀聯カードの取扱高が世界的に増加しているという。
資料によって異なるが、中国銀聯の発表によると2015年第1四半期の取扱高は約1兆9000億ドルであり
VISAカードの1兆7500億ドルを始めて超えたという。
また、イギリスの調査会社ユーロモニターによると2014年の決済額のシェアは33%であり
VISAカードの31%を上回っているという。
現時点では各方面から世界No.1とされるようになっているようだ。
とはいえ、発行枚数としてのシェアは中国国内では9割を超えているが
世界で見ると1%に満たないという。
要は、現時点ではほとんどが中国人によって使用されているようだ。
ただ、今後はVISA / MASTERのようにグローバルブランドとしての展開に力を入れていくようだ。
特に、直近ではアジアでの利用者拡大に注力しているようで
越境ECに携わる私たちとしてはその動向を知っておかなければならない。
以下は最近の銀聯カードのアジアでの動き
■日本
今まで40万店舗だった加盟店に加え
10月1日 セブン&アイ・ホールディングス → 1万8000
9月24日 ローソン → 1万2000店
の3万店が加わる
■韓国
発行枚数 1400万枚突破
■タイ
小売店の7割が銀聯カード対応
タイ銀行協会がICチップの新規格に銀聯の技術を採用
■ミャンマー
ミャンマー・ペイメント・ユニオン(MPU)と業務提携
年内にデビットカードを発行
アジアの新興国は銀聯カードとの連携を強めているようだ。
今やアジアを旅するのであればVISAよりも銀聯カードを持っていたほうが安心なのかもしれない。
同じくユーロモニターの調査によると、2016年アジア太平洋地域のクレジットカード決済額は12兆2505億ドルとなり
世界全体24兆1181億ドルの過半数を占めるとされている。
アジアのクレジットカードの覇権争いでは銀聯カードが数歩リードしているようだ。
私達ネット業界も対応を急がなければならない
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HOSHINO
ECのことを中心に書きたいと思います。 ネタが無いときはプログラムやデザインのことも書きます。
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