2015/12/09
縁故採用がいいらしい。
縁故採用とは
「縁故採用」という言葉にはあまりよくないイメージがあるかもしれません。
マンガ『課長 島耕作』シリーズの中でも、縁故採用で入社した社員が全然使えない男で、それにいら立った上司がいじめまくっていたんですけど、最後は逆切れして上司をぶん殴って自分は自殺未遂…というエピソードがありました。
縁故採用こわいですね。。
ですが、アメリカでは非常に一般的で、「社員の友達を、新しい社員として迎えよう!」というポジティブな思想のもと、この採用手法をじつに70%程度の企業が導入しています。
リファラルリクルーティングというそうです。なんかかっこいいですね。
メリット
- マッチング率の向上 – 紹介する側が社内を知っているので、紹介者が選定されている
- ニッチなスキルを持つ人材の確保 – 類は友を呼んでくれる
- 定着率のアップ – 社内に知り合いがいることで、比較的早く社内に馴染める
- 採用コストの削減-インセンティブを含めても大幅に採用コストを抑えられる
メリットとしては上記のようなものがありまして、確かにこれだけ見るとたいへん良さそうに思います。コストがかからないというのは大きいですね。
ですが、この採用方法がいまいち活用されない理由は、社員の協力が得られにくい点に集約されそうです。
「うちの会社、求人しているんだけど興味ない?」って友達に伝えるの、意外と面倒ですよね。
そのへんの面倒なシステム部分や、いまいち明確でないインセンティブ(紹介した人が採用に至ったら報奨金など)をクリアにして、縁故採用をサポートするサービスが日本でも出てきたそうです。
リクルートやインテリジェンスなど転職エージェントがやっています。
ここからご提案
営業の僕が縁故採用に興味を持ったのは、営業でもこういうのできないかなと思ったのです。
営業のやり方って人それぞれですが、基本は「知人に紹介してもらう」だと思うんです。
もちろん、営業支援サービスで「社内で名刺を管理してビジネスチャンスを逃さない」みたいなのはありますが、そんなに大きな話ではなくて、ぼくが「広告代理店とかの知り合いいないですか?」とみんなに問いかけて、「あ、それならお姉ちゃんの旦那さんが電通だよ」みたいなカジュアルなかんじでできないでしょうか。
絶対誰でもビジネスに繋がりそうな知り合いがいるはずなんですが、「俺べつに営業じゃないし」といってスルーしているのではないかと思います。
実際に動くのは僕なので、紹介だけしてくれたらOKなのですが、それでもなかなか抵抗はあるのかなとも思います。
…どうでしょうか。。
と、いう問いかけなのですが、みなさんどう思いますか?
Author Profile
HASHIMOTOHIROKI
1984年香川県生まれ。 早稲田大学第一文学部哲学専修卒。 三味線奏者、豆腐屋、八百屋を経て、現在はスターフィールド株式会社で、あらゆる日本企業を世界進出させるべく越境ECの普及に力を注ぐ。 特に中国、台湾向けECカート導入がメイン業務。
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