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ライブコマースの今後がアツい!

ライブコマースの今後がアツい!

はじめに

近年、EC市場を大きく変革している「ライブコマース」。
リアルタイムなスピード感とエンターテイメント性を兼ね備え、世界中で注目を集めています。

特に、多様な文化と経済成長を続けるアジア市場は、ライブコマースのポテンシャルが高いと言われています。

本日は、最新のアジアにおけるライブコマースの市場動向、ライブコマースをすでに実施している日本企業の実例紹介、そしてこれから参入を検討する企業が知っておくべき重要なポイントについて解説します。

1. なぜ今、アジアでライブコマースがアツいのか?

image1-2インタ.jpg 画像引用:リアルタイムなやりとりで、購入体験に付加価値  (https://anymindgroup.com/ja/blog/the-convergence-of-content-and-e-commerce)

・多様なソーシャルメディアの存在
・アジアEC市場の急速な成長とモバイル普及率の高さ
・インフルエンサーマーケティングの浸透

と言われています。 多様な文化と経済成長の中にいるアジア市場だからこその背景ですね。

2.東南アジアで主要なライブコマースの特徴

tiktokshop-f1.jpg 画像引用:TikTok Shop: Can TikTok’s move into e-commerce dethrone Shopee and Lazada? (https://anymindgroup.com/ja/blog/the-convergence-of-content-and-e-commerce)

Shopee Live

特徴:Shopeeは東南アジアで広く利用されているeコマースプラットフォームです。Shopee Liveはその一部機能として展開されています。
利点:商品販売とライブ配信が連携しており、購入ボタンやクーポン機能がライブ中に利用可能です。
展開国:インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポールなど

Lazada Live

特徴:LazadaもShopeeと同様に広範囲で利用されているeコマースプラットフォーム。
利点:エンターテインメント要素を重視しており、クーポン配布やゲーミフィケーション機能などがあります。
展開国:タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ベトナム

TikTok Shop Live

特徴:短尺動画プラットフォームであるTikTokが提供するライブコマース機能です。特に若年層に人気があります。東南アジアで急速に利用者を増やしています。
利点: TikTokのアルゴリズムにより、フォロワー以外の潜在顧客にもコンテンツが届きやすく、ライブ配信中の商品紹介もバズりやすい。
展開国:インドネシア、タイ、フィリピンなど

それぞれのマーケットに合った情報収集が必要と言えるのではないでしょうか。

3. 成功した日本企業の事例

日本での認知度はまだまだ低いライブコマースですが、そんな中でも成功を収めている日本企業も! 今回はそのうちの2社をご紹介します。

三越伊勢丹.jpg.webp 画像引用:【ライブコマースとは?】販促に成功した日本企業の5事例を厳選!(https://shopee.jp/column/live_commerce/)

・三越伊勢丹

三越伊勢丹ではお中元のライブコマースが非常に人気です。 2020年の第一回お中元ライブコマースでは視聴者数がなんと3万人を超えました。 三越伊勢丹のライブコマースでは、ゲストを招いてゲストと共にお中元の紹介をしていくのが特徴的です。 このように、ゲストを招いての配信はゲストのファンの方も見てくれる可能性が大きいため、新たな顧客獲得のチャンスに繋がります。

ファンケル.jpg.webp 画像引用:【ライブコマースとは?】販促に成功した日本企業の5事例を厳選!(https://shopee.jp/column/live_commerce/)

・ファンケル

化粧品や健康食品を取り扱っているファンケルは、「FANCL LIVE SHOPPING!」というライブ配信を行っています。ライブ配信を見ると最新の美容と健康にまつわる情報を知ることができるだけでなく、ライブ配信の時間内だけ商品が安く購入できたり、先行販売として新商品を一足先に購入できたりといったメリットがあります。 ライブ配信を見ている人だけにお得なキャンペーンを設けるのは非常に良い戦略です。

3. アジア市場でライブコマースを成功させるための重要ポイント

Social-media.webp 画像引用:ネットユーザーの70%以上が商品のライブ放送を視聴している 超過七成網友曾看過商品直播 (https://www.eettaiwan.com/20211203nt21-live-streaming/)

①マーケットの選定と理解: 文化、消費者の嗜好、人気プラットフォームの違いを把握する。
②プラットフォームの選定: 各国のユーザー層や特徴に合わせたプラットフォームを選ぶ 例:台湾「Facebook」、「YouTube」、「Shopee Live」、「Line Live」など。
③活発なコミュニケーション: 視聴者からのコメントへの回答、質問コーナー、プレゼント企画など。

まとめ

アジアのライブコマース市場は、まだまだこれからの成長の中にいます。 ライブコマースの成功のポイントは、
★各国のマーケットを深く理解し、ターゲット層に合わせた戦略を立てること

本記事で紹介した市場動向、成功事例、そして重要なポイントを参考に、ぜひアジア市場でのライブコマース展開に挑戦してみてください。 Sterfieldでは、皆様の海外進出とEC戦略をサポートする様々なソリューションをご用意しております。 ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

Author Profile

著者近影

Y.TANAKA

大学卒業後、教員を経て、人材派遣会社の営業をやっておりました。好きなものは、大豆製品とチョコレートです。動物も大好きです。

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