2024/01/18
日本酒の魅力
はじめに
2024年1月10日付 日経ビジネス「ドンペリの元トップが富山で日本酒に参入『世界の高級酒に』」の記事を読んで、日本酒の奥深さとさらなる可能性を感じました。 今回は日本酒好きな私なりの、日本酒の魅力と、世界に通じる力を考えてみたいと思います。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00356/122600052/
記事のポイント
日経ビジネスの詳細内容はこの記事を読んでいただきたいですが、大きく3つのポイントが書かれていました。 記事からの抜粋です。
1.「ドンペリ」の最高醸造責任者だったフランス人が日本酒に参入
2.日本酒は政府が強固な参入規制を続けてきたが、新風を吹き込む
3.LVMHも後押し、「国際的な尺度で日本酒に付加価値を」と意気込む
ドンペリの醸造家が日本酒に、というのはなぜ??!!と非常に目を引き興味を持った記事でした。
海外視点での日本酒の魅力
海外からの視点で見た日本酒の魅力は何でしょうか。私なりに考えてみました。
1.主に日本でしか作られていない。
ワインは世界各国に有名な産地があります。日本酒は日本以外でも生産している国はありますがごくわずか。 大半は日本で作られています。 よって、希少性から魅力に映るかと思います。
2.いろいろな種類があって奥深い
我々日本人ですら、種類が多すぎてわからない!となります。 日本酒は奥深いと思います。
3.徳利、升、など日本酒の酒器の美しさ
日本酒を飲む際のお猪口(おちょこ)や升、徳利も様々な種類があり、日本っぽく、とても美しいものです。 ワイングラスで日本酒を飲むのが流行っていますが、伝統的な酒器にも魅力を感じると思います。
日本酒が世界に通じる力
以下は2020年11月25日付け「SAKETIMES」の記事から抜粋します。
「日本酒はお米から造られ、ワインはブドウから造られる。ワインは単発酵で、日本酒はより複雑な発酵が絡んでくる。原料や技術における違いはもちろんありますが、日本酒とシャンパンは同じような口あたりと飲み心地を持っています。地球上で、こうしたフロー(口内の流れ方)を持つ飲みものはそう多くはありません」
https://jp.sake-times.com/special/interview/sake_iwa5
ワイン(シャンパン)と日本酒は製法や口当たり、飲み心地が近い。と。
ワインは主に西洋料理と合わせて嗜むことが多いが、日本食にも合わせられる。 日本酒は主に日本料理と合わせるが同様に西洋料理にも合わせられるはず。
こう考えると、海外では現状主に、海外に展開している日本料理店が日本酒を取り扱うことが多いが、どんな料理にでも合わせられれば、海外の販路はもっともっと広がるはず。
つまり、そのような「マーケティング活動」をもっともっと行うことができれば、日本酒はワインに並ぶ市場規模を取れるのではないか。
そうなると、日本からの日本酒の輸出が増えるのはもちろん、海外現地での日本酒の生産も進み、お米の栽培技術、日本酒の製造技術も輸出されるのではないか。
と考えると、日本酒の魅力を伝えるだけではなく、食事との合わせ方や、オーソドックスな日本酒の味だけではなく、まったく趣向を変えた日本酒を出してみるとか、そういった冒険、チャレンジが必要になってくるのではないでしょうか。
まとめ
きっときっと、ドンペリの元トップも同じように感じて、日本酒に参入してきたのかな、と勝手に思いました。
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DICE.K
海外ネタを中心に書いてます。
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