世界のECの覇者!Amazonとebayの違いについて調べてみた。
はじめに
越境ECに関して情報収集をされている方や、越境EC関連事業者の方は皆さんご存じであろう、Amazonとebay。アメリカ発の2大ECモールであり、世界中に展開している巨大ECモールです。
今回は、そんな世界を代表するAmazonとebayの特徴の違いについて調べてみました。
Amazonについて
Amazonは、1995年に創業者であるJeff Bezos氏がガレージをオフィスとし、本を売ったことから始まったAmazon。初月から週当たり2万ドルの売り上げを叩き出した世界No1のECモールです。
現在では、20か国で利用されており、世界でも14番目に有名なWEBサイトと言われています。ちなみに、1995年にアメリカで開始し、1998年にイギリスとドイツに進出。日本には4番目の2000年に進出しています。意外にも英語圏であるカナダやオーストラリアは日本よりもAmazonの進出が遅く、それぞれ2002年と2017年だそうです。アジア各国の進出はそこまで進んでいないことも有名で、韓国や台湾、シンガポールを除く東南アジアでもAmazonは利用することはできません。
ebayについて
ebayは、Amazonと同じ1995年にアメリカでオークションサイトとして設立されました。現在では、190カ国に展開する世界最大規模のマーケットプレイスです。 アメリカやヨーロッパではAmazonに次ぐ2番目のシェアを誇るECモールであり、全世界では3番目となっています。しかし、ebayのアジア各国の認知度や利用率はそこまで高くありません。日本では、Qoo10をebayが運営しており、若者を中心にQoo10の方が認知度や利用率は高い傾向にあります。
Amazonとebayの違い
そんなAmazonとebayですが、顧客層や商品の種類等にどのような違いがあるのか、比較してみました。
Amazon | ebay | |
販売形態 |
BtoC | BtoC CtoC |
対象国 | 20か国 |
190か国 |
商品数 | 350,000,000点 |
1,300,000,000点 |
平均年齢層 | 45~54歳 |
35~49歳 |
売上(2020年) | 1973億ドル(ECでの販売のみ) |
1027億ドル(70%はアメリカ) |
EC以外のサービス |
Amazon Prime(アメリカの44%の家庭がプライム会員) |
なし |
その他の特徴 |
|
アメリカでの売上割合:新品 56.3% 中古品 39.8% |
Amazonはネット販売のみでの売り上げが上記であるため、プライム会員費やwebサービスを展開していることを考えると、企業として圧倒的であることがわかります。
しかし、ebay がそのAmazonを大きく超えるのが対象国や商品数です。誰でも簡単に出品できるサービスとなっているため、この莫大な商品数を揃えることができているのでしょう。
まとめ
今回は、アメリカ発の2大ECモール、Amazonとebayについて調べてみました。
国によって決済や物流方法が異なる中で、誰もが190カ国に出品できる越境ECの仕組みを持つことこそが世界第3位の利用者数を誇るebayの強みであり、改めて越境ECを先駆けて長年行ってきたebayの安定感を感じました。
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スターフィールド編集部
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