EC初心者必見!
ECサイトで決済を導入する際に必要な基礎知識まとめ
はじめに
ECサイト構築においてはどの決済を、どのように実装するかを検討する必要があります。ユーザーにとって適切な決済を導入することが、かご落ちを防止し、売上向上に繋がります。
この記事では、決済手段を選択する際に必要となる決済の前提知識をご紹介します。
決済代行会社とは
各販売者は決済を導入するにあたり、VISA,Master、AMEXなどの各カード会社とそれぞれ直接契約する必要があるでしょうか? 一社一社と契約を結ぶとなると気が遠くなります。
実は、決済代行会社という存在が各種決済を取りまとめています。販売者は、決済代行会社と契約をすることで複数の決済手段を利用することが出来ます。
決済代行会社によって提供できる決済は異なるため、実装したい決済の種類によっては、複数の決済代行会社との契約が必要なケースもあります。
上の図のように、クレジットカードを取りまとめる決済代行会社と、中華系の決済を取りまとめる決済代行会社の2社と契約する場合もあります。
また、カートシステムによってはあらかじめ組み込まれている決済代行会社があります。それ以外の決済代行会社を使うことは、できないケースが多く、出来たとしてもシステム開発費が必要になります。
決済の手数料
決済代行会社によっても、決済手段によっても手数料は異なります。
主な手数料の例をご紹介いたします。
- 初期費用
- 月額費用
- 決済手数料
・新規アカウント作成初期費用 ・多通貨決済機能など、追加支払手段毎の初期費用
・カスタマーサポート費用 ・会員情報保存費用 ・早期入金費用
・決済料率:支払手段毎に設定 ・決済処理料:オーソリ、売上処理毎にかかる手数料
上記の手数料は、カートシステムによってはカートシステムの初期/月額費用に含まれている場合もあります。
何が含まれていて、何が含まれていないかを確認する必要があります。
決済手段
越境ECの場合は、国ごとに利用される決済手段が異なります。
欧米圏はクレジットカードとPayPalだけで事足りるケースが多いですが、中国や東南アジアでは各国で発達している決済手段があります。
そのため、対象国に適した決済手段を実装する必要があります。
- 中華系ウォレット:Alipay、WeChatPay
- ID決済:PayPal、Amazon Payment
- ワンクリック決済:Apple Pay、Google Pay
- カード決済:VISA、Master、AMEX、Diners、JCB、UnionPay
その他検討事項
その他にも決済代行会社によって追加機能(オプション)があるので、この点も考慮に入れて決済代行会社を選ぶ必要があるでしょう。
- 定期販売
- 不正使用対策/保険
- ビジネスアナリティクス
- レポーティング 等
まとめ
決済を導入するにあたって必要な前提知識をご紹介しました。
実際は、カートシステムごとに決済代行会社と決済手段が予め決まっている場合が多いです。
カートシステムを選ぶ際、決済代行会社と決済手段がどうなっているかは十分に確認してください。
関連記事はこちら
Author Profile
スターフィールド編集部
SHARE