梱包材にさよなら?
繰り返し使える配送箱「THE BOX」
はじめに
ネットショップや通販で買い物するたびに、部屋に増えていく段ボールやプチプチなどの緩衝材…分別が面倒でなかなか捨てられず、部屋の隅に山を作っていませんか?
また、フリマアプリの利用が一般的になった今、送り主として包装・梱包材を買う人も増えたでしょうが、それが意外と安くなく、そのくせ1回しか使えないなんて!と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
今回はヨーロッパで生まれたエコな梱包材、「THE BOX」を紹介します。
繰り返し使えるエコな電子ボックス!
どんな気にを付けて使っても、2~3回配送に使えば捨てざるを得ない段ボールや梱包材類。しかしこちらの「THE BOX」は、ほぼ半永久的に使えるんです。
使用者は、荷物を受け取ったあと、箱代を払って次の郵送に使うこともできますし、「THE BOX」のボタンを押せば、配送業者がとりに来てくれるので、簡単に返品することもできます。さらに、近くの提携店に持って行って返却すれば、箱代が返却される仕組みになっています。
また、内臓の電池は1回の充電で1000回ほど使えるそうです。
配送に関する不満を解消!
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この製品のすごいところは他にもあります。
追跡機能があるのはもちろん、箱の中のカメラがあり、商品の状態、箱内の温度や湿度などをいつでもオンラインでチェックできます。箱の内部には商品を固定する装置もついており、緩衝材を入れる必要もありません。
箱には電子ロックがかけられており、解除できるのは受取人のみなので、置き配でも安心です。
住所等も電子表示されるため、いちいち送付状を書いて貼ってはがして…といった作業からも解放されます。
これだけの機能ですから、値段が高そう…と思われるかもしれません。そして実際、価格は段ボール箱の約100倍します。しかし、1回の充電で1000回は使えますから、その時点でコストは10分の1以下になるわけです。
「THE BOX」を生み出したのは?
THE BOX」を生み出したのは、ドイツに本社を構えるスタートアップ企業のLivingPackets社。2016年にフランス・ニースで始まった小さなチームは、現在ではニース、ベルリン、パリに拠点を置くほどに成長しています。
この会社は、EC市場における脱炭素社会およびプラスチックの削減を目指しています。
欧州議会は、2030年までにEU市場に流通するすべてのプラスチックパッケージを再利用可能またはリサイクル可能なものにするというビジョンと目標を掲げており、同社の理念はそれと合致するものです。
分かりやすく「エコ」なうえ、配達に関する多くの不満も解消してくれる「THE BOX」はさらに広がっていくのではないでしょうか。
まとめ
個人的には、エコであることはもとより、ボックスの近未来感やギミックがたまらないので、ぜひ1度使ってみたいと思いました。
まだ日本には同様のサービスはありませんが、サスティナブルな社会をという考えがなくならない限りは、こういった選択肢が登場してくるに違いありません。そう遠くないうちに、日本にも進出してくれたら嬉しいですね。
《参考・画像出典》THE BOX
Author Profile
TOMI
制作ディレクターとか進行管理とかリソース管理してます。 欧米もアジアも好きですが次は南米あたりに住みたい。
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