勝手にレポート!
日本発越境ECの最大の成功事例ビィ・フォアード
はじめに
日本発の素晴らしい越境EC独自サイトを”勝手に”紹介する新企画。
第4回目の今回は、日本発越境ECの中でも、最大の成功事例と名高いビィ・フォアード社をご紹介します。
※注意
ここでご紹介するのは、弊社のサービスを利用して構築したサイトではありません。素晴らしい越境ECの独自サイトとして、勝手ながら紹介させていただくだけです。掲載に問題等ございましたらお手数ですがご一報ください。また、記載内容は記事執筆時点のものであり、内容の正確さは保証しかねますことをご理解ください。
ビィ・フォアードとは
2004年に設立、海外向けに主に中古車を販売することから始まったビィ・フォアード。現在は、月間6000万PV、月15,000台の商品を世界200以上の国と地域に販売・輸出する日本随一の越境ECサイトです。
Eコマースによる販売窓口を新興国を中心に広く世界に展開し、長年培ってきたノウハウを活かし、確実な送金手続き、現地コンシューマーへのデリバリーなど、販売から輸送まで一気通貫でビジネス展開しています。
ビィ・フォアードの越境ECサイト
溢れるおもてなしの心
一番驚いたのは、各国ごとのローカライズが非常に丁寧に行われている、「おもてなしの心」に溢れた越境ECサイトだということです。
例えば、同じアフリカのなかでもナイジェリアとタンザニアでは、異なるオススメ商品を掲載しています。
また、日本駐在スタッフと現地スタッフの名前、顔写真、WhatsApp、Skypeを各国ごとに掲載。「海外から車をネットで買う」ことのハードルを極限まで下げようとしています。
タンザニアには現地オフィスも多数あるようです。
支払い方法についても、ナイジェリアとタンザニアでは異なっています。
ナイジェリアでは銀行振込、クレカ、ペイパルの3つですが、タンザニアでは、Western Union Agentというものと、現地オフィスでの現金払いもあるようです。
また顧客の声も各国ごとにまとまっており、安心感を醸成しています。
通貨/言語
USD,JPY,EUR,NZD,ZARの5つの通貨、英語、ポルトガル語、スペイン語、ロシア語、フランス語、ジョージア語が使われています。対応国の多さに比べると少ない印象がありますが、主要販売国であるアフリカなどの通貨、言語を十分にカバーしています。
インタビュー記事
ビィフォワード社の理念や、社長の想いが伝わるインタビュー記事も掲載されていました。ぜひ一度ご覧ください。
アフリカ・新興国向け中古車販売越境ECサイト成功事例 株式会社ビィ・フォアード様
まとめ
各国ごとの文化、習慣に合わせる「ローカライズ」がいかに大切か、改めて気づかされる事例だったと思います。国は違っても、決済のローカライズや、国別の連絡先、レビューの表示などは、越境ECを運営する場合に応用できる部分ですね。
《参考・画像出典》https://www.beforward.jp/
Author Profile
HASHIMOTOHIROKI
1984年香川県生まれ。 早稲田大学第一文学部哲学専修卒。 三味線奏者、豆腐屋、八百屋を経て、現在はスターフィールド株式会社で、あらゆる日本企業を世界進出させるべく越境ECの普及に力を注ぐ。 特に中国、台湾向けECカート導入がメイン業務。
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