各国の決済事情シリーズ
「台湾の決済事情を網羅」
はじめに
越境ECを行う上で、最も根本的な構成要素かつ各国によって異なるものが「決済」です。他にも「物流」「マーケティング」といった各国の事情により異なる要素ですが、本記事では、決済について各国深掘りをしていきます。
まず初回は、地理的距離も近く新日国で日本からの越境ECも普及している今後更に飛躍すると予測されている「台湾」の決済事情をまとめました。
主な決済手段
台湾でも日本と同様に複数の決算方法が使用されています。
その中から2019年段階での普及率をまとめました。
対面式の主な決済手段
対面式の決済において、現金が50%以上占めていることから、現金信仰がかなり根強く残っていることが分かります。
《出典》Worldpay
Eコマース含む通販全般の決済手段
クレジットカードと銀行送金で約半分を占めていますが、電子決済の他にも、後払いや代引き等多様な決済手段が選択されています。
《出典》Worldpay
モバイル決済
その中でもとりわけモバイル決済に焦点を絞ると以下のようになります。
《出典》technode, Explainer: Why Taiwan is slow to adopt mobile payments
まとめ
台湾はまだ現金信仰が強く、クレジットカードやモバイル決済の一般的な普及が遅れています。 しかし、通販における決済方法は多様であり、クレジットカードのほかにも、銀行送金や電子決済での支払いも対応しなければ、台湾マーケットに対応しきれているとは言えないでしょう。 また、モバイル決済の中ではLINE Payがシェアを確保しており、次いでApple Pay、3位にローカルのJko Payとなっています。
関連記事はこちら
Author Profile
スターフィールド編集部
SHARE