海外BtoBの注目サービス!
ソフトバンク発の日本食輸出支援プラットフォームumamill
はじめに
越境EC支援をしていると、「食品を売りたい」というお声がよくあります。
しかしながら、日本に在庫を置き、売れるたびに海外配送をする”狭い意味での越境EC”の場合、
賞味期限や温度管理など物流の問題で、サポートできないケースが少なからずあります。
また、食品関係は、商品単価が安いことから、利益を出すことも難しいことも問題です。
そのようなケースでは、越境EC(BtoC)ではなく海外貿易(BtoB)のほうがハマることがあります(弊社は海外貿易はサポートしていないですが)。
海外BtoBといえば、セカイコネクトなどのサービスがありますが、今回ご紹介するサービスもとても良さそうです。
umamillとは
umamill株式会社は、ソフトバンク株式会社の従業員を対象とした新規事業提案制度「ソフトバンクイノベンチャー」を活用して、2019年4月に設立された会社です。
「日本の全ての食品メーカーが輸出に挑戦できる場をつくる」をコンセプトに、海外で日本の食品を探す「バイヤー」と、日本の「食品メーカー」をつなぐサービスです。
海外展開したい日本の食品メーカーが抱える、下記のようなお困り事を解決するサービスです。
サービスの流れ
- 日本の食品メーカーが自社の商品情報や画像を「umamill」サイトに無料で掲載
- 海外の食品バイヤーは「umamill」で商品を購入する前に、各食品メーカーなどからサンプル品を無料で取り寄せることが可能
- 海外への輸送とそれに関わる手続きなどはumamill株式会社が代行
\日本の食品メーカーなどは国内のバイヤーとの取引と同様の手続きで商品を海外に輸出することが可能に/
初回輸出”成約保証”型プロモーションも!
出店コストはほぼ0ですが、ただ商品を並べるだけだと、海外企業の目に止まらず契約にいたらないケースもあるでしょう。
その問題に対応するために、SNSなどの広告プロモーションもセットになったプランがあるようです。
輸出が成立しなければ費用がかからないとしています。
YoutubeやSNS広告を行って50万円というのは魅力的です。
ただ、成約の定義として1ケースでも販売となれば成約として認定されるというのは、意識したほうがいいでしょう。
まとめ
越境EC(BtoC)と海外貿易(BtoB)は決して別物ではありません。
越境ECの支援業者のなかにも、貿易のサポートや現地でのオフラインでの販促にまで手を広げて実績を上げているケースもあります。
メーカーは自社の商品の特性などから最適な海外進出方法を選択する必要があります。越境ECではまらないケースも、海外貿易でなら成立することもあります。
幅広く検討することをおすすめします。
《参考・画像出典》
Author Profile
HASHIMOTOHIROKI
1984年香川県生まれ。 早稲田大学第一文学部哲学専修卒。 三味線奏者、豆腐屋、八百屋を経て、現在はスターフィールド株式会社で、あらゆる日本企業を世界進出させるべく越境ECの普及に力を注ぐ。 特に中国、台湾向けECカート導入がメイン業務。
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