海外ECカート企業を独自解説!ベトナム発haravan
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はじめに
まだ見ぬ海外のEC関連事業を少しずつ調べてご紹介しています。アジアにもすでに有力なECカート会社はあります。今回はベトナム発のECカート「haravan」を紹介します。
「haravan」社について
会社の概要情報はホームページおよび日本語での翻訳記事がありましたので併せて紹介させていただきます。
https://seas100.com/seas/haravan-technology-corporation/
haravan社は、2014年にエンジニア出身の社長が創業し、ホーチミンの本社とハノイの2大都市に拠点を置いており、2020年時点で従業員は400人の非上場企業です。
haravanのソリューション
オムニチャネルリテール
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サイト内ではオムニチャネルリテールと表現されており、Webサイトは当然として、ショッピングモールのLazada、Tiki、Shopee、SNSではFacebook、Instagram、Zalo、そしてリアル店舗のPOSの管理ができることを謳っております。
この内容が後述の最安プランからでも利用できることが驚きです。
グローバルなサービス以外にも、ローカルでシェアを獲得しているTikiやZaloとの連携が図れていることもベトナム企業ならではといったところです。
haravanの価格
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全部で4つのプランが提示されており、円安に触れている6月現在の日本円の価格に直しても、最小1,155円から最大のプランでも17,335円と非常に低価格で設定されていることが分かります。
harawebの実績
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20,000以上のクライアントの実績が謳われています。
harafunnel
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もう一つのソリューションがharafunnelです。これは、Facebookでのコマースの管理とは別にチャットボットを提供するマーケティングツールとして提供されています。
今のところは、Meta陣営のFacebookとInstagramのみの提供となっています。
harafunnelの価格
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こちらはフォロワー数による課金制で1万フォロワーが14ドルから10万フォロワーで99ドルといった具合です。
hara funnelの実績
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80,000以上の実績があり、日本のイオンも導入しているようで、イオンのような大きな企業でもグローバルで統一しているのではなくはローカライズが進んだもの採用していることが伺えます。
haravanのセグメンテーション
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他にもhararetailやharasocialといったサービス名が記載されているのですが、基本的にはharavanというコマース製品を軸に例外的にharafunnellのみ別途価格が設定されているようです。
haravanのターゲティング
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ホームページでも謳われている通り、中小企業からトップブランドまで包括的なソリューションを提供することで全ての規模感を網羅しているようです。
haravanのポジショニング
haravanにグローバル展開の要素は見当たりませんでした。ベトナム国内で現地カートとしてのポジショニングを取っているようです。
まとめ
ベトナム国内においては何でもできるharavanというサービスの紹介でした。アジア越境ECに取り組まれる企業様は、現地のサービスも色々ご検討されていると思います。
ぜひ参考にしてみてください。
Author Profile
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YUJI MEZAKI(代表取締役副社長)
代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/
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