LINEは日本だけのものではない!?
グローバルに成長するLINEの勢いが止まらない!
はじめに
恐らく、この記事をお読みいただいている方は全員使っているであろう、LINE。 日本国内のコミュニケーションツールとして、日々の生活に欠かせないものとなっています。 ただ、いざ海外に出てみると、Facebook MessengerやWhatsApp、WeChatなど、各国で利用されているツールが異なるので、「LINEは日本のツール」と思われている方も多いのではないでしょうか?
それは、違います。 LINEは、日本以外の国でも、日常生活で利用されています。 今回は、Zホールディングス社の発表した記事を元に、LINEのグローバル展開のすごさや、ローカライズの大切さ、越境ECで利用する可能性について考えてみたいと思います。
LINEはアジアを中心にグローバルに利用されている!
アジア向けの越境ECに携わっていると、「台湾でLINEが広く使われている」という事は、よく知られています。 日本ではまだ少ないかもしれませんが、台湾ではLINEはビジネスでも多く用いられており、メールよりもLINEでコミュニケーションを取りたい、という企業様も多いです。
このように海外での利用率も高いLINEですが、特に利用されているのが、日本・台湾、そしてタイ! 各国総人口のうち、日本が7割、台湾9割、タイ8割の人が日常的に利用しているツールです。
こんなに成長してきた理由が何かというと、「ハイパーローカライゼーション」 とのこと。 ハイパーローカライゼーションとは、世界共通に画一化されたグローバルサービスではなく、その地域の多様な文化や慣習を尊重し、徹底的にローカライズをしていくことで、これによりグングンと成長してきたそうです。
各国の習慣を尊重し、サービス提供側が合わせていく、というのは、越境ECの成功の秘訣にも繋がりますね。
ハイパーローカライゼーションの例
ハイパーローカライゼーションの例で、色々と面白いものを見つけたので、併せてご紹介します。
例えば、台湾。
台湾では、フェイクニュースが深刻な社会問題なので、怪しい文章やURLを投稿すると、フェイクニュースかどうか判断してくれるきのうだそうです。 日本にはない、面白いサービスですね。
また、交通渋滞がひどいタイでは、自分が外出して用事を済ませるのにハードルがあるそうです。 そこで、「LINE MAN」というサービスを利用すると、フードデリバリー、食料品・日用品デリバリー、速達郵便サービス、タクシー配車などができてしまうそうです!
LINEの今後
レポートを読み進めていくと、LINEが今後強化する領域についても紹介されています。 特に、日本・台湾・タイのような利用者が多い地域では、LINEPayやEコマースなどの決済・コマース事業に力を入れて行くそうです。 現在も、台湾やタイ向けの越境ECで、LINE Payの利用が~~ と越境EC業界でも言われていますが、今後プラットフォームとしてのLINEというのも期待できるかもしれませんね!
まとめ
今回は、LINEのグローバルサービス展開について調べてみました。
特に、ローカライゼーションによって成功を収めてきた工夫については、越境ECに通じるものもあるのではないかと思います!
LINEとアジア越境ECの親和性がもっと高まると、マーケティング、決済、プラットフォームなど、多角的にLINEを活用できる日も、近いのではないかなと思いました。
Author Profile
MINGFAN
自称東南アジアオタク。SNSの中の人、メルマガの人です。アジアのマーケット事情やShopeeの運営系を中心に書いてます。
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