越境ECでの決済・送金のトラブル事例と解決策を8例ご紹介!
はじめに
越境ECで起こる一番のトラブルはやはりお金にまつわること。今回は、決済や送金に関するトラブル例とその解決策をまとめました。
トラブル&解決策
トラブル例①
カードの不正使用が発覚。チャージバックで100万円の被害!
解決策
- 不正使用対策サービスを提供する決済事業者を選択。
- 3Dセキュアを利用する。
- 発送前に注文情報を確認。(多すぎる注文や、不審な住所など)
トラブル例②
カードの実保有者が不審請求!
解決策
- 正しい製品情報、返金ポリシーなどをサイト内に明示。顧客との認識の齟齬が起きないようにする。
- 為替レートの乖離に対する苦情については、多通貨決済を利用し、決済金額と請求金額が同一になるようにする。
トラブル例③
不審請求の対応方法が分からない。
解決策
- 決済代行会社からチャージバックの連絡があった際に速やかに対応。決済代行会社のフォーマットに合わせて反論する。
トラブル例④
導入したい決済があるが、何から初めていいか分からない。
解決策
- 導入したい決済手段があらかじめ実装されているカートシステムを使う。
- 新規で導入する場合は、初期費用や月額費用、システム構築費用、為替手数料などを把握する。
トラブル例⑤
越境ECを始めたが海外からの売上が伸びない。
解決策
- 現地の顧客が慣れている決済手段を実装・現地通貨建てでの決済をする。
- 画面遷移が少ないチェックアウトを導入する
- ワンクリック決済を導入する
トラブル例⑥
Amazon Marketplaceに出品したいが、現地銀行口座が作れない。
解決策
- 外貨受取り収納代行サービスを利用する。
- オンラインで申込み・登録し、米ドル、ユーロ、中国人民元などの受取り口座を入手する。
トラブル例⑦
Amazon Marketplaceの売上分の日本送金手数料が高い。
解決策
- 外貨受取り収納代行サービスを利用する。
- オンラインで申込み・登録し、米ドル、ユーロ、中国人民元などの受取り口座を入手する。
※手数料は出金額の1-2%のみ
トラブル例⑧
新割賦販売法が2018年6月1日から施行され、カード情報の非保持が定められたが、対策できているか不安
解決策
- カートシステム会社に、カード情報が自社のサーバーを通過していない、自社サーバーで保存していないことを確認。
- 対策済みのカートシステムを利用する。
最後に
越境ECのお金にまつわるトラブルと解決策をご紹介しました。起きたトラブルをどう処理するかで担当者の手腕が試されます。ぜひご参考にしてください。
関連記事はこちら
Author Profile
スターフィールド編集部
SHARE