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アメリカ向け 拼多多!
Temuって?

アメリカ向け 拼多多!<br>Temuって?<!--ikuta-->

はじめに

SHEINに続き、またもアメリカで中国発の激安越境ECモールがスタートしました。

その名も「TEMU」。今回はその概要と今後についての記事をお送りします。

 

Temuとは?

中国発の激安越境ECアプリ「TEMU」がアメリカでローンチされました。

10月には、Amazon Shopping、SHEIN、WalmartなどのECアプリを抑え、アメリカappストアのショッピングカテゴリで最もダウンロードされたアプリとなりました。

注文はアメリカ国内のみですが、アプリのダウンロードは日本からも行えます。アプリを開いて驚くのはその価格です。

例えばこの可愛い10色ペンは0.58ドル。

靴下が10足で1.88ドルなどと価格破壊です。

 

品揃えは日用品やアパレル、スマホ用品など幅広く、30%オフクーポンの配布や送料無料キャンペーンなども行われています。

また同じ中国発の越境ECアプリSHEINとUIが似ていることも印象的です。

categoriesのページや自分好みの商品がレコメンドされる機能など瓜二つです。TemuがSHEINを意識して作られていることがわかります。

 

「拼多多」が運営

「TEMU」は「拼多多」(ピンドゥオドゥオ)によって運営されています。

「拼多多」は2015年に設立され2018年にはナスダック市場に上場した中国EC大手企業です。アリババとJDに割って入る形で急成長を遂げました。

アリババやJDとは違い、中国の中所得層から低所得層をターゲットに安価なノーブランド品を共同購入といった手法で販売することで支持を得ました。中国国内の小規模零細製造業者が直接消費者に販売できるようなプラットフォームを整備したとも言えます。

この中国国内の小規模零細製造業者を活用して、「拼多多」は越境ECの形でアメリカ市場に参入しました。

配送について

配送に関しては公式サイト上で、7から15営業日かかることが明記されています。

amazonでは最短翌日には商品が手元に届くため、それに慣れた消費者に受け入れられるのか、難しいところですね。

また中国とは明言されていないものの、海外から商品が発送されると書かれています。

今後どうなる?

アメリカ国内ではインフレが続いていることもあり、この人気は続いていくかもしれません。

ただ懸念点もあります。まず先行してアメリカに進出したAliexpressやアメリカ企業でありながら中国製商品を多く販売するwishなどは、「TEMU」と同じ低価格路線でありながらも成功を収めているとは言えない状況です。それはこれらのマーケットプレイスで、低品質な商品が多く販売され消費者の信頼を得られなかったことにあるでしょう。

SHEINはTikTokやInstagramでインフルエンサーを活用しただ安いだけではない最先端のファッションアイテムを買える場として認知されつつあります。とはいえSHEINは模倣品などにより訴訟を起こされているなど火種を抱えています。

「TEMU」がアメリカ消費者から長期的な信頼を得るには「安かろう悪かろう」ではなく、ノーブランド品でも、合法的で価格以上の価値を感じてもらえるような品質保持の仕組みをどこまで構築できるのかにかかってくるのではないでしょうか。

《参考・画像出典》

「Temu」https://www.temu.com/

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IKUTA

最近、よくセミナーにも登場します。

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