STERFIELD

2016/08/31

ライセンスに関する備忘録

ライセンスに関する備忘録

はじめに

Webアプリケーション開発に従事している人でも意外と知らないライセンス

その主要なものを特徴とともに挙げます

ライセンスの紹介

  • GNU GPL

    オープンソースで最も有名であろうライセンス

    特徴は
    ・再配布時の著作権表示
    ・無保証
    ・アプリケーションのGPLライセンス継承義務

    上記から「GPLウイルス」とも呼ばれる。

    CMSなどのパッケージでは本体がサーバーにあるため
    「第三者への再配布」にあたらないためソースコードの開示義務は無い。
    ただしバージョン3にて、この部分の改定提案がされている。

  • LGPL

    GPLの規制力が緩和したもの

    ベースはGPLであり、
    動的に読み込む外部モジュールの場合はLGPLの継承義務が無い。

  • MIT, 修正済みBSD

    BSDと並ぶ格段に緩いライセンス

    特徴は
    ・再配布時に著作権表示を残す
    ・無保証である

    上記を守るだけでよい。

  • CC (Creative Commons)

    条ずつのライセンスと違い
    「著作物全般」に使用できるライセンス

    条件は
    ・著作権者のクレジット表記
    のみです。組み合わせは可能。

    その特徴からWebデザイナーに親しみが多いものです。

    ・クレジット表記義務
    ・非営利の場合のみの使用許可
    ・改変の禁止
    ・同一条件の継承義務

余談

筆者も自分が関わるときしか調べない程度に知らないですが
jQueryからRailsのgemまでプラグインの豊富なITにおいて知ってて損は無いかなと思わされます。

プラグイン制作者やCMSパッケージ制作、ネイティブアプリの組み込みなどに携わっている方は詳しくなっておいた方が良さそうです

関連URL

https://www.gnu.org/licenses/gpl-faq.ja.html

Author Profile

著者近影

スターフィールド編集部

SHARE

合わせて読みたい