前回はマレーシアについてリサーチした結果をまとめさせて頂きましたが、今回はタイのカラコン事情についてです。

どんなブランドがあるのか？

カラコンについてのブログやファッション記事からタイではどんなレンズが出回っているのかをリサーチしてみました。

参考にしたサイトの一部がこちら

https://pantip.com/topic/34860318
http://www.beautyhunter.co.th/content/gray-contact-lenses

kitty kawaii

多くの記事で取り上げられており、どうやらタイではかなりポピュラーなカラコンブランドのようです。

オフィシャルのサイトがこちらhttp://www.kittykawaiilens.com/index.php?menuActive=home
フェイスブックのフォロワー数は591,873人と人気は高いようです。https://www.facebook.com/kittykawaiilens/

日本を意識したブランド名でロゴには”ひらがな”も使われています。タイ人にとって日本っぽさはオシャレな印象を受けるのか、質の良さという印象を受けるのか、どちらにしても日本が現地でビジネスをする上では非常にいい土壌である事は伺い知れます。

ブランドの中で展開するシリーズにも「kirei」「kokoro」「hanabi」「sakura」と日本を意識したものが数多くあります。http://www.kittykawaiilens.com/review.php?reviewScroll=1&reviewList=33

1番上は3年前にアップされてた動画です。ちょっと安っぽい印象を受けてしまいますが、1年前にアップされた2番目・3番目のクオリティーをみるとブランド自体がおそらく大きく成長したであろう印象を受けます。

若い成功者を特集する番組でもkittykawaiiを立ち上げたであろう女性が取り上げらています。

成功までの道のりがこちらの記事に出ています。レンズを製造する工場は韓国のようです。

http://www.xn--22cap5dwcq3d9ac1l0f.com/archives/17216

kitty kawaii のデザイン・スペックは？

オフィシャルのサイトの製品覧をみると驚くほどカラーのバリエーションがあり、ざっと数えただけで約900！！

中には、どこが違う？のかよくわからない物も存在していますが、かなりの数です。度なしだけというわけでも無いようで、日本のブランドでは考えれません。

デザインについてはナチュラル系のデザインはあまり見当たらず、派手めのハーフ系レンズが多いようです。最近のレンズは3トーンの凝ったデザインも多く、日本と比べると方向性のズレはあるもののデザインの質という面においては大差ない印象です。

装着画像：参考サイトhttp://www.beautyhunter.co.th/content/gray-contact-lenses

スペックはDIA(レンズ直径）が14.5mmの物が大半を占めていてデカ目になれるレンズが人気のようです。

装用期間は1か月～6か月で紫外線カットのレンズもあるようでこちらに説明が記載されています。

http://www.kittykawaiilens.com/about-us.php?menuActive=about

kitty kawaiiの価格は？

こちらのタイ在住の日本人が書いたと思われるブログでは両目1か月で100バーツ（日本円で約333円）と紹介されています。日本人の感覚からすると安全性に疑問を感じる価格帯で出回っているようです。

http://maruchan728.hatenablog.com/entry/2016/08/16/091326

Dream color1

dreamcolor1もタイのカラコンをリサーチするとすぐに出てくるブランドです。レンズはkittykawaiiと同様に韓国で製造されているようです。

オフィシャルサイト：http://www.xn--42c5aq4ajcnat2dzbf7b2kph.com/
facebook：https://www.facebook.com/DreamColor1contactlens/

 

Dream Color1のデザイン・スペックは？

全体的に発色もデザインもかなり派手な印象です。日本でいうところのギャル向けという感じのレンズデザインが多いようです。

装用期間は1か月～6か月、サイズはDIA（レンズ直径）が14.0mm～14.5mmと小さい物もあるようです。

Dream Color1の価格は？

こちらのサイトでは150バーツで販売されています。

http://www.sweetyberry.com/store/product/Minnie_Dream_Color_1-1892554-th.html

 

MAXIM

こちらは韓国のクリアレンズのメーカーがカラコンも展開しているという形です。パッケージに韓国語が入っています。

公式サイト：http://www.maxim.co.th/th/product/detail.php?id=55&p=1&gid=

facebook：https://www.facebook.com/maximcontactlens/

 

maximのデザイン・スペックは？

DIAは14.0mm～14.5mm、デザインは黒い淵が強く、日本では数年前に販売されていたデザインが多い印象です。

http://www.maxim.co.th/en/product/detail.php?id=1&gid=&p=4

http://www.maxim.co.th/en/product/detail.php?id=5&gid=&p=4

http://www.maxim.co.th/en/product/detail.php?id=6&gid=&p=4

maximの価格は？

facebookでも販売していて1か月レンズは350バーツほど、ラインナップは上の2ブランドに比べると少ないですがこちらは1dayも展開していて500バーツ程度で販売されています。

まとめ

価格的にはかなり安いので日本製を持ち込んでタイで展開する場合は高くても売るためのマーケティングが必須です。タイでは使用期間が1か月以上のレンズが主流ですが、日本では1dayが主に受け入れられています。その理由はメイクを落とすときに一緒に外せるという使い勝手の良さだと言われています。タイでも同様のニーズがあるはずなので、安く1dayを展開できたら可能性はあるかもしれません。

以前、タイでは安く粗悪なカラコンで目を痛めるユーザーが多くちょっとした社会問題化しました。それがきっかけでおそらく現地のユーザーには品質の高さを求める人も少なからずいると考えられるので日本製品の安全性は富裕層を中心に受け入れられるのではないでしょうか。