STERFIELD

2018/04/11

新しい決済の動き

新しい決済の動き

フィンテックが注目される中で大小様々な決済手段が乱立してきているように感じる。

その中でも直近はGAFAの動きが活発化しているように思え、各社の動きを簡単にまとめてみた。

1. Google Pay, Apple Pay

日本にいると正直親近感が薄い。

調べると地元米国ではモノレールにスマホをかざすだけで乗車できるようになったり利用シーンは拡大しているようだ。

国内ではユニクロやバニラ・エアなどで利用できるようだが、それだけでニュースになっているくらいなのでまだ浸透しているとは言えないようだ。

個人的にはサービスやデバイスという意味での親近感は強いが、消費行動との関連は低いのであまり積極的に利用していないのかなと感じる

 

2. Facebook

いろいろな情報があり、決済分野にとても興味をもっていることはうかがえるのだが、これといって普及しているという情報は個人的には知らない。

ただ、本腰を入れて参入するのだろうと思われる情報が最近あった。

それが以下で、ワッツアップでの個人間送金サービスをインドローカルで行うようだ。

https://jp.reuters.com/article/india-facebook-whatsapp-idJPKBN1760TC

インド版WechatPayを個人的には想像した。

これを皮切りにアジア展開を目指すとなると、アジアでの決済事情が大きく変わりそうだ。

 

3. Amazon

これまでAmazon PayとしてBtoBのイメージが強かったが、個人間送金に参入する可能性があると報じられている。

http://jp.wsj.com/articles/SB12541954895962123456404584147320218969350

これは中国でいうところのAlipayにあたるのかと思うが、そうなるとまずは決済手段としてのAmazonが浸透しなければ個人間送金ができてもメリットはないのかなと個人的には思う。

ただ、1とは相対的に消費行動にもっとも近いことと、Alipayという成功例があるのでこれも普及すれば決済業界に大きな影響を与えそうだ。

 

結論としてはすぐに対策が必要というわけではなさそうだが、大きな動きがある可能性をひめているので常に動向を追っておく必要があると感じた。
特にFacebookはアジアでは絶大な影響力があるので注視する必要がありそうだ

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著者近影

スターフィールド編集部

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