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ミャンマーのインターネット回線と携帯

ミャンマーのインターネット回線と携帯

ミャンマーのIT企業は他の国と比べて、アウトソーシングの仕事を受けられない理由はインターネットシステムに信頼されていない事と見られています。インターネットの欠陥のため、仕事が遅延した場合は海外の会社へ補償金を払わなければならないこと、そのためにアウトソーシング事業の大きな仕事をできずに、小さな仕事だけを行っています。

その件に関して、2012年9月にネイピードで行われた通信情報技術の発展についてのセミナーで通信郵政省の大臣が、インターネットシステムが海外から信頼されるようにする事と、通信郵政省がインターネットについて責任を持っていく事を発言しました。

計画として、ミャンマーで開催する2013年ASEAN競技大会(SEA GAME)に間に合うようにインターネットの通信速度を10GBにまで引き上げる準備をしているようです。
現在、ミャンマー国内で使用しているインターネットの速度は3GBであり、10GBまで引き上げる計画であります。

以前は、その計画の為に日本から支援をいただいているようでしたが、結局、韓国の政府の機関に取られたみたいです。

携帯に関してもいろいろ変化があります。

3年前(2010)、来日したときは携帯番号一個を買うのに200万チャット(約20万円)かかりました。だいたい、30人に一人だけが持っているようなとても貴重な物でした。月給20万チャット(約2万円)の家族は携帯を買う事は夢のようでした。約20万円の携帯もただ通話だけで来て、インターネットは使えませんでした。

先月、一時帰国したときはどこ行ってもみんな携帯をいじっている様子を見かけました。2年前一回一時帰国しましたが、来日する前の状況とは変わりませんでした。今回、帰ったときに大きな変わったことを言うとしたら、携帯とインターネットの事でしょう。

去年は200万チャット(約20万円)の携帯と50万チャット(約5万円)まで下げましたが、今年から20万チャット(2万円)まで下げました。政府は5年計画で国内の電話普及率を57%に引き上げるという計画を立てました。これを実現する為には、3万チャット(約3千円)まで下げていくと発表しました。
携帯にインターネットを設置すると設置料は1万チャット(約千円)、利用料金は1分4チャット(約0.4円)、1時間240チャット(約24円)です。
通話料は1分25チャット(約2.5円)です。

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スターフィールド編集部

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