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ペットの名前からみる、ペットの人間化について考えてみた

ペットの名前からみる、ペットの人間化について考えてみた

はじめに

 ペットを飼った経験がある方は、ペットの名前を何にしようか悩んだことがあるのではないでしょうか。犬や猫の名前ランキングが毎年発表されていて、そのランキングにある名前を参考にする方もいるのではないでしょうか。今回のブログでは、最新の犬と猫の名前ランキングを見た上で、ペットが動物という位置付けにとどまらずに、人間の家族ともっと深い関係になっているのではないかという仮説をゆるく検証します。

ペットの飼育数

 ペットの名前を見る前に、一体どれだけのペットが飼育されているのか、国内の実態を把握したいと思います。一般社団法人ペットフード協会が令和5年に行った調査によると、犬と猫の飼育数は以下の通りでした。

  • 犬: 684万頭

  • 猫: 906万頭

犬と猫の飼育数を合算すると、1,490万頭になります。これは令和6年4月時点の東京都の人口(1,413万人)を上回る数です。

 

犬も猫も飼育されている数が大きいことがわかります。大きな違いで目についた点は、世帯当たりの平均飼育頭数です。例えば犬の場合、1.2頭くらいで推移していますが、猫の場合は1.7頭くらいで推移しています。猫の方が多頭飼いされている傾向があるようです。ちなみに2014年以降は、猫の飼育数が犬の飼育数を上回っている状況が続いています。

ペットの名前ランキング

 続いてペットの名前ランキングを見ていきます。アイペット損保が同社のペット保険に新規で加入した犬・猫の名前について調査したところ、2023年のランキングは次の通りでした。

ペットで人気の名前は食べ物系

犬と猫の名前では、むぎ・きなこ・レオ・ラテ・モカ・ココが共に人気となっています。犬だからこの名前が良いとか、猫だからこの名前が良いといった偏りはないようです。さらに共通点として、食べ物に関する名前が多くを占めています。特にカカオを想像させるような名前が多くあります。一方で、肉や魚といったたんぱく質系の名前はランク入りしていないようでした。

赤ちゃんの名前ランキング

 念のため、人間の赤ちゃんの名前ランキングを見てみましょう。たまひよが発表した2023年のランキングは次の通りです。

男の子と女の子それぞれのランキングにある名前は、一つもペットで人気の名前と一致するものはありませんでした。海外では、レオ・ルナ・モカなど赤ちゃんの名前でありそうですが、少なくとも日本ではペットの名前からはペットが人間化した様子は見受けられません。

ペットの人間化

 名前からはペットが人間化してきていないことを受け入れがたい筆者は、別の観点から考えてみることにしました。ここまで一般情報について記載してきたので、ここから先は少し偏った情報になってしまいますが、まずはペット自体の生態について言及します。  犬を飼っている筆者の愛犬を事例に挙げると、ペットも人間と同じように柔らかいところが好きです。ソファーでくつろぐのは当たり前、何なら人間一人分以上のスペースを占有してソファーでぐっすり寝ます。布団をかけて寝るのも好きです。

 飼い主から見ると、ペットの元気がなかったり具合が悪かったりしたら、すぐに病院に連れていきます。診察してもらって薬を処方してもらって様子を見る。人間とやること一緒です。人間のようにペットが健康保険証を持っていることはないものの、いつ何時何があってもいいように筆者の愛犬はペット保険に加入しています。人間界で言う医療保険です。あくまでも任意加入にはなりますが、保険の選択肢が充実してきているので、安心して医療を施すこともできるのです。

ペットの誕生日は人間の誕生日と同レベル

 愛犬の誕生日には、家の中にパーティーの装飾をして誕生日ケーキをプレゼントします。誕生日ケーキをパクパクとおいしそうに食べている様子を動画撮影し、おもわずほっこりしてしまう。愛犬にとっては、いつもと違う珍しいものを食べられる良い日と感じているくらいかもしれません。でも嬉しそうな表情を見せてくれる姿に、こちらも嬉しくなる。誕生日パーティーは人間のためだけにあるものではなくなっています。

ペットを英語でどのように表現するか

 最後にペットを意味する英語表現をご紹介します。

Pet: Petは日本語の「ペット」と同じ意味を持ちます。

Animal companion: ”Pet”と同義で使われる英語表現です。主にペットを飼うときに使われる表現で、愛情を込めて飼われる動物の仲間を指します。

Fur baby: ペットを家族の一員として愛している人々によって使われる、スラング表現です。「ふわふわ赤ちゃん」という意味です。個人的にはこの表現がしっくりきました。

まとめ

 今回はペットに関する内容を記事にしてみました。ペットの人間化というよりは、ペットの家族化といった方が本当は正しいのかもしれません。

 ペットの展示会など、ペットに関するイベントが大々的に開催されている現在、ペットを取り巻く市場環境は上昇してきています。仕事柄、ペットビジネスに関わる記事を何か書かなければという、ある意味使命感から今回のテーマにしました。市場環境についてはほとんど触れていないので、また別の機会でご紹介してみたいと思います。

 ちなみに写真に写っているウェルシュ・コーギーは筆者の愛犬、ラッキー(もうすぐ3歳)です。この名前を付けたのは、幸せになってもらいたい、国籍に限らず誰にでも覚えてもらえる名前にしたい、呼びやすい名前にしたい、遠くにいても声が届く名前にしたいという様々な思いから命名しました。今も写真にあるように、ソファーでくつろぎながらお昼寝しています。

   

(参考) 一般社団法人ペットフード協会, 令和5年 全国犬猫飼育実態調査, https://petfood.or.jp/data/chart2023/index.html , (参照 2024-5-11)

にゃんペディア, 猫の名前ランキング2023【調査結果】, https://nyanpedia.com/investigation-name-2023/ , (参照 2024-5-11)

Benesse, 2023年赤ちゃんの名前ランキング, https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/ , (参照 2024-5-11)

東京都の統計, 東京都の人口(推計):毎月, https://www.toukei.metro.tokyo.lg.jp/jsuikei/js-index.htm , (参照 2024-5-11)

Author Profile

著者近影

MAKOTO TAJIRI

-越境ECコンサルタント- 貿易・国際物流分野において、営業・新規ビジネス開発・貿易実務に従事。 国際物流企業→総合コンサルティングファームを経てスターフィールド入社。 日本企業の海外輸出相談経験を持つことから、貿易・国際物流・事業構築を得意分野としています。 趣味はスイーツ(食べること専門)、愛犬と散歩、ドライブ。

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