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台湾EC:下半期に日本企業が狙うべき主要イベントとは?

台湾EC:下半期に日本企業が狙うべき主要イベントとは?

はじめに

台湾向けの越境ECやプロモーションを考える際、11月の「W11(独身の日)」と12月の「W12」に注目が集まりがちです。しかし、価格競争に陥りやすい大型セールよりも、日本企業にとって本当に狙い目なのは、台湾独自の文化に根付いた「ギフトイベント」です。

今回は台湾出身の視点から、下半期に押さえておきたい台湾特有のイベントと、そのEC商機についてご紹介します。

1. 台湾独自の「父の日(8月8日)」:

1a6a5f24-01aa-4490-8c73-2f603fbd12c4.jpg 日本の父の日は6月の第3日曜日ですが、台湾では「パパ(88)」の語呂合わせから、毎年8月8日が父の日とされています。母の日ほど盛り上がりは大きくないものの、EC市場では安定した需要が見込めるイベントです。

売れる商品

  • 電動シェーバーなどの家電・3C製品
  • 高麗人参エキスなどの高級健康食品
  • 健康管理グッズ

「いつまでも元気でいてほしい」という思いから、健康関連商品の人気が高い傾向があります。

アプローチ

日本製の高品質なヘルスケア商品や実用的なメンズアイテムは、「お父さんへの特別なプレゼント」として高く評価されます。

2. 日本とは全く違う!恋人たちの「七夕(旧暦7月7日)」

d4a4b591-3fcf-402c-bc58-5510cb742d32.jpg 日本の七夕(7月7日)は短冊に願い事を書く行事として知られていますが、台湾の七夕は旧暦7月7日(今年:8月20日)にあたり、毎年日付が変わります。さらに、台湾では七夕が「もう一つのバレンタインデー」として定着しており、多くのカップルが特別な時間を過ごします。 台湾では2月14日のバレンタインデーに加え、七夕にも恋人同士でプレゼントを贈り合うため、年に2回のバレンタインが存在します。

売れる商品

  • 高級コスメ
  • 香水
  • ネックレス
  • ペアリング
  • 高級レストランの食事券

アプローチ

「大切な人への贈り物」をテーマに、日本ブランドのコスメやアクセサリーへの需要が高まります。限定パッケージや期間限定セットの展開も効果的です。

3.【食品系注目】お土産シーズン「中秋節(旧暦8月15日)」

b1d2a3b6-a317-4f7c-a9d4-29180b2d9c29.jpg 下半期で最も重要なイベントの一つが中秋節(今年:9月25日)です。日本ではお月見のイメージが強いですが、台湾では「春節に次ぐ第二のギフトシーズン」として位置付けられており、さらに「国民的な焼肉の日」としても知られています。

企業間のギフト文化

台湾では中秋節になると、多くの企業が取引先や従業員へギフトボックスを贈ります。そのため、有名店の月餅やパイナップルケーキは予約段階で完売することも珍しくありません。

日本ブランドのチャンス

近年では、「伝統的なお菓子以外のギフトを贈りたい」というニーズも高まっています。そのため、日本の高級焼き菓子や有名ブランドのスイーツアソートは、中秋節ギフトとして高い人気を集めています。

また、家族や友人とのバーベキュー文化に合わせて、高級和牛や焼肉関連商品、ホットプレートなどの家電も売れ筋商品となっています。

4. 若者の間で大流行「クリスマスのプレゼント交換」

0658d543-55ae-40fb-9dd4-02f6b5e9ddec.jpg 台湾では旧正月を祝う文化があるため、日本のような年末年始の長期休暇は一般的ではありません。しかし、12月になると若者や職場の同僚の間で「交換禮物(プレゼント交換)」を楽しむ文化が広く浸透しています。

売れる商品

  • デザイン性の高い雑貨
  • 入浴剤
  • ハンドクリーム
  • 文房具
  • 小型ガジェット

特に「予算500元(約2,500円)」「予算1,000元(約5,000円)」といった価格帯での商品です。

アプローチ

日本ならではの「パッケージが可愛く、実用性も高い雑貨やコスメ」は、プレゼント交換の定番として人気があります。クリスマス限定ギフトセットや季節限定パッケージの展開がおすすめです。

まとめ

台湾市場における越境EC成功の鍵は、こうした「台湾独自のイベントカレンダー」を理解し、適切なタイミングで施策を展開することです。

特に8月から9月にかけては、「父の日」、「七夕」、「中秋節」と大型イベントが集中するため、遅くとも6月から7月には商品企画やプロモーション準備を始めることが重要です。

現地の文化や消費者心理に寄り添ったマーケティングを実施することで、台湾ユーザーとの接点をより深めることができるでしょう。

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著者近影

TAMI

台湾人の視点を中心に書いてます。

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