「TOCFL」に挑戦します

はじめに
台湾とのビジネスを始めて、気づけば13年の月日が流れました。
2013年に初めて台湾を訪れ、そこから現地調査、現地でのビジネス、越境でのビジネスと、何度も台湾へ行き、台湾ビジネスを推進してきました。 しかし、実は大きな声では言えない「弱点」があります。
それは、「台湾華語(中国語)が話せない」ということです。
日常業務などでは台湾人メンバーが日本語できますし、台湾の方は親日家が多く英語も堪能なため、ビジネスや生活自体は成立してきました。 しかし、私はこのタイミングで一つの決意をしました。
「今年中(2026年中)に、台湾華語の公認検定『TOCFL』のLevel 1に合格する」
今回は、私自身の挑戦の決意表明も兼ねて、日本ではまだ馴染みの薄い「TOCFL」という試験について、そしてなぜ中国語検定ではなくTOCFLなのかを詳しく解説します。
そもそも「TOCFL」とは何か?
まず、読み方から。TOCFLは「トックフル」(Test of Chinese as a Foreign Language)と読みます。日本語では「華語文能力測験」と呼ばれます。
一言で言えば、「台湾の教育省(文部科学省に相当)が実施している、外国人向けの公式な中国語能力試験」です。
世界基準の言語能力指標であるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠しており、現在、世界60カ国以上で実施されています。台湾での進学や就職、永住権の申請時などにも、このTOCFLのスコアが公的な証明として活用されています。
TOCFLの最大の特徴
TOCFLの大きな特徴は、なんといっても 「台湾で使われている中国語」に特化している点 にあります。
1. 繁体字(はんたいじ)を使用 中国大陸で使われる簡略化された「簡体字」ではなく、画数の多い伝統的な「繁体字」で出題されます。
2. 台湾特有の語彙や言い回し 同じ中国語でも、大陸と台湾では使う単語が異なることが多々あります。TOCFLでは、台湾の日常生活やビジネスシーンで実際に使われる表現がベースになっています。
中国語検定、HSK、そしてTOCFL。何が違う?
中国語を学習しようとすると、必ずと言っていいほど「どの試験を受ければいいの?」という疑問にぶつかります。主な3つの試験の違いを、わかりやすく表にまとめてみました。

英語の「英検」と「TOEFL」の関係に似ている
これを英語の試験に例えると、非常にわかりやすくなります。
- 中国語検定(中検) ≒ 英検
日本国内での知名度が高く、学習のステップアップとして非常に優秀ですが、海外での評価には繋がりづらい側面があります。
- TOCFL ≒ TOEFL / IELTS
海外の大学への入学や、公的なビザ申請、グローバルなビジネスシーンで通用する「国際標準」の試験です。
つまり、「日本で自分の実力を測りたいなら中検」、「台湾現地で評価されたい、あるいはグローバルな基準で証明したいならTOCFL」という使い分けになります。
私の「Level 1」への挑戦
冒頭でもお伝えした通り、私は今年中にTOCFLの「Level 1(入門基礎級)」を受験し、合格することを目指します。
「13年も台湾ビジネスをやっていて、今さら入門レベル?」と思われるかもしれません。正直、自分でも少し気恥ずかしさはあります。しかし、これこそが「地に足をつけた」学び直しだと考えています。
TOCFLのレベル構造
TOCFLは、3つのバンド(A, B, C)と6つのレベルに分かれています。
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Band A(入門基礎級):Level 1, Level 2
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Band B(進修独立級):Level 3, Level 4
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Band C(流利精通級):Level 5, Level 6
私が挑む「Level 1」は、語彙数約500語、日常生活で最低限必要なコミュニケーションができるレベルです。
これまでの13年間、私は「なんとなくの雰囲気」と「まわりのみなさんの力」で台湾と向き合ってきました。しかし、自分自身の言葉で「謝謝」のその先を伝えたい。レストランや屋台で、メニューが読めなくて適当に指をさすのではなく、自分の食べたいものを正しく注文したい。そんな小さな「自立」の積み重ねが、ビジネスのさらなる深化に繋がると信じています。
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DICE.K
海外ネタを中心に書いてます。
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