環境に配慮した海外の物流『Budbee』をご紹介!
画像は公式Webサイトのキャプチャ
はじめに
「エコ」という外来語が市民権を得て久しいですが、最近は同様の文脈で「サスティナブル/サスティナビリティ」という言葉が多く聞かれるようになりました。
EC業界でも、商材はもちろん、ECシステムや物流にもそういった視点が必要となってきているのは間違いなく、そしてそれは一過性のトレンドでは終わらないでしょう。
今回は「エコ」や「サスティナビリティ」に取り組む物流会社『Budbee』を勝手に紹介します。
スウェーデン発エコなログテックカンパニー『Budbee』
企業概略
「Budbee」2015年ストックホルムで創立された物流スタートアップ企業です。E-コマース向けの「革新的な物流サービス」を提供していると謳っています。元々テクノロジー企業としてスタートしただけあって、アプリを用いたリアルタイムトラッキング機能や受け取り場所の変更など、最新テクノロジーを駆使した「ラストマイルデリバリーサービス」が特長の一つです。
日本人にとっては、時間指定や配送場所の変更などはもはや当たり前かもしれませんが、荷物を「無事に/予定通りに受け取れない率」の高いヨーロッパではまさに「革新」と言っていいと思います。
徹底的な「サステナビリティ」
画像からもわかるとおり、Budbeeは「もっともグリーンな大規模E-コマース配送サービス」であると宣言しています。具体的な取り組みとしては、
- カーゴバイクの活用
- 電気自動車の活用
- 化石燃料を扱わない燃料スタンド企業との提携
- 自社ターミナルでのソーラー発電
などがあげられます。
それらはトレンドを追ったものでなく、顧客、パートナー企業、そして地球の未来のためのソリューションであり、サステナビリティをより改善していくために新たな手段も模索していくという姿勢を示しています。
各国への進出
顧客満足度4.9/5と高い評価を得ている「Budbee」は、創業からわずか6年余りで、オランダやデンマークなどヨーロッパ4か国で展開するまでに成長しています。また、近々ベルギー及びルクセンブルクへの進出も控えているそうです。環境に対する意識の高い国から広がっているのがわかりますね。なお、ベルギーでは100%化石燃料フリーの荷物配送を目指しているそうです。この目標を達成するため、カーゴバイクや電気自動車はもちろん、グリーンガスの使用、リサイクルオイルや植物油を燃料とする車両による配送を組み合わせることを計画しているとのこと。
さらに、今後は配送の管理だけなく、アプリ上であらゆる商品を探し、販売店にアクセスし、注文することができるようなサービスもローンチ予定だそうです。
まとめ
今回はスウェーデン発のエコ物流に取り組む会社を紹介しました。環境保全や持続可能な社会をいう意識が根付き始めた今、このような企業がますます消費者やEC企業に選ばれる存在になっていくのではないでしょうか。
《参考・画像出典》Budbee
Author Profile
TOMI
制作ディレクターとか進行管理とかリソース管理してます。 欧米もアジアも好きですが次は南米あたりに住みたい。
SHARE