各国のECイベントシリーズ
「ベトナムのECイベント特集」
はじめに
オンラインショッピングが一般化し、ECイベントは世界的に文化的現象になりつつあります。
アメリカではブラックフライデーやサイバーマンデー、中国では独身の日のようにオンラインでの販売において各国のイベント日を把握することは非常に重要になってきます。
これまでは、リアル店舗のようにクリスマスや、独立記念日等の国が定めた文化的休日に消費者の消費活動が活発でした。しかし、大幅な値引きやプロモーションにより近年の消費者行動は行事に縛られず促進されています。国が定めている休日とは異なり、これらのECイベントは莫大な売上を生み出します。
今回は、東南アジアの中でも日系企業の進出が多いベトナムの主なECセールスイベントについてご紹介します。
ベトナムのECセールスイベント
Tết(テット)
テットは、ベトナムの旧正月で中国の旧正月と同じ日になります。
2019年は2月4日~8日に行われ、2020年は1月24日~30日に行われました。
テット中は実店舗が閉店してしまうので、数週間前に購買が盛んになります。近年では、実店舗での購入からECでの購入にシフトしているようです。
恋人や家族向けのプレゼントを購入する傾向があり、アオザイを含むアパレルや、スマートフォンやタブレットの電子機器が売上の大多数を占めます。
9.9
9.9はShopeeが主催するECイベントです。東南アジアで広く開催される9.9は、ベトナムでも例外なく開催されています。
2017年には、美容、ファッション、家電など各カテゴリーの特定商品を9,000VND(およそ41円)で販売するなどを行っています。
Shopee以外にもLazadaが盛大なイベントを例年開催しています。
ASEAN Online Sale Day(AOSD)
最後にご紹介するのは、ASEANオンラインセールデーです。こちらは、8月8日にASEAN地域全体で行われる大規模なECイベントです。
2020年7月に行われたASEAN電子商取引調整委員会(ACCEC)の会議で、ASEAN領域内でのEC促進の一環として開催が決まりました。
これから盛り上がっていくイベントなので、売れ筋の商品等、まだまだ謎が多いイベントですが、東南アジア向けに越境ECを行う際は見逃すことの出来ないECイベントになると思われます。
まとめ
今回はベトナムのECセールスイベントについてご紹介しました。ベトナムのEC市場規模は、2025年に150憶ドル(1兆6千万円)に達するとも言われています。
まだまだ伸び代のある市場です。今後も最新の情報をお届けします。
《参考》
janio
Vietnam News
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スターフィールド編集部
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