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2019/06/12

5日でラクラク合格!通販エキスパート検定2級マル秘合格法!

5日でラクラク合格!通販エキスパート検定2級マル秘合格法!

先月のブログでお知らせしたとおり、通販EC検定2級を受験しました。

月曜から本腰をいれて勉強を初めて、金曜日に試験でした。その週はけっこう仕事も忙しく、「なんでこんな辛い目に遭わなかければいけないんだろう」と勉強しながら半泣きになっていましたが、なんとか合格いたしました。

このブログを見ているEC人(いーしーじん)の皆様におかれましては、すでに一級をお持ちの方ばかりだと思います。
そんななか甚だ僭越ですが、本記事では、二級合格にあたり私が考えた攻略法をお伝えしたいと思います。

まず、問題を難易度別に分けてみました

a 愚問
b 基本問
c 良問
d 難問
e 奇問

100問ある問題のうち、自己流ですが難易度別に下記のようにカテゴライズしました。

a 愚問

テキストを1ページを読んでいなくても日本語が分かっていて、常識があれば誰でも解ける問題。これを間違える人はシリアルキラーの素質があるかもしれない。
例は適当です。
例) 企業は営利を追求することが第一で、顧客の利益を考える必要は全くない→✖️

b 基本問

公式テキストを読んでいなくてもECの知識があれば答えられる。あるいは、公式テキストの練習問題ほぼそのままの問題。
例)コールセンターで使われる自動音声応答装置とはどれか→IVR

c 良問

公式テキストの内容なかでも覚えたり整理したりするのが難しい部分。または巧妙な引っ掛け。3級に比べて、あざとい引っ掛けは増えた印象。
今回の範囲で個人的に難しいと思ったのは、特商法と景品法との違いだ。誇大広告と不当表示って、それぞれどっちに属する問題だっけ?とか、内閣総理大臣と消費者庁長官のどっちがどっちを管轄してたっけ?などだ。
公式テキストではなぜか、このへんの内容が図などで分かりやすくまとまっておらず、文章のなかから関係性を組み立てて理解する必要がある。そこがしっかり頭に入っていないと答えられない問題だ。
例)不当表示に関して、不実証広告規制は、優良誤認、有利誤認いずれについても適用される。→☓ 優良誤認のみ。

d 難問

「これ絶対テキストに書いてないだろ」という問題も確実にあった。実務に通じている人、その分野に詳しい人なら分かるのかもしれないが。下記例は完全にイメージだがだいたいこんな感じ。
例)中国越境ECで利用される決済手段のうち、銀聯、Alipay、wechatpayが使われる割合は8割を越えている。→ ◯ 知らないと分からない。

e 奇問

前回のブログで例として見せたような問題だ。

これの答えは②で、解説としては「売ろうとする商品に惚れるのではなく、売れる商品に惚れることが必要」というものでした。
うーん、、解説を読んでも分かるような分からないような…。いや、あなたがそう言うんならそうなんでしょうね…。という問題。
テキストの例題に出てくる奇問については丸暗記するから良いが、本試験でイキナリ飛び出てくる奇問についてはお手上げだ。

難易度ごとの出題率

a 愚問 25%
b 基本問 35%
c 良問 25%
d 難問 10%
e 奇問 5%

あくまで感覚だが、出題割合は上記のようなイメージだ。
合格は7割なので、愚問、基本問題をしっかり得点するだけでボーダー近くまではいける。
あとは良問をなるべく拾っていく。
難問、奇問に関しても、四択中の二択までは絞れることが多い。最後はヤマ勘にしても半分の確率では拾うことができる。

結論としては、「基本をちゃんと覚えておきましょう」という当たり前のになるのだが、二級は三級に比べて、愚問が減って、良問が増えている気はした。
常識だけでは解けないのだ。また60分で100問を回答しなければいけないので時間配分も案外シビアである。

ポイント

それらを踏まえて、5日前から勉強を始める人への自分なりのポイントを。

・「消費者の8つの権利」、「事業者の5つの債務・4つの努力目標」このあたりは確実に出る。曖昧なところなく、頭に入れるべし。
・数字はでる。◯日以内に報告、◯ポイントの文字サイズで記載、◯割のシェア、◯億円の市場規模など。
シェアや市場規模などは時期によって変わるから問題にしづらいだろうと思っていたが出る。逆に、法律が施行された年次などはでない。
・語句はでる。例えばコールセンター業務のAHT、ATT、ACW、AWTなどは確実に覚える。
・前述したが特商法や景品法についてはしっかり抑える。けっこう手を変え品を変え、いやらしい感じで何回も聞いてこられた。
・ネットショップの5つの成長ステージのどのステージがどのくらいの売上か。いつマニュアル化を図るか。こんなのは執筆者のさじ加減ひとつで、全然一般的な分類ではないと思うのだが、しっかり出題されていた。

私が実際行った勉強方法としては、下記です。
・最初に公式テキストの各章末の練習問題をとく→該当する章を読む
・(会社の経費で購入しているテキストだが)ガンガン色ペンでマーキングして、2度目、3度目に見返すときの目印にした
・とにかく覚えづらいところは何度も目を通す。一度で覚えようとしない。

上記のように勉強をすれば、栄冠はきっとあなたの頭上に輝くでしょう!

この試験の意味はあるのか

このブログ記事を書くために、1ヶ月ぶりくらいにテキストを読み返しましたが8割がた忘れていました。
特商法と景品法の違いとかは、9割5分忘れていました。
まぁしかし、業界全体の業務を俯瞰で押さえて、一度は暗記するという作業は無駄ではないでしょう。無駄ではないでしょう…。。

上の写真は試験会場近くのカフェで、レッドブルとともに追い込みをしているもときのものです(レッドブルを何年かぶりに飲みました)。

Author Profile

著者近影

HASHIMOTOHIROKI

1984年香川県生まれ。 早稲田大学第一文学部哲学専修卒。 三味線奏者、豆腐屋、八百屋を経て、現在はスターフィールド株式会社で、あらゆる日本企業を世界進出させるべく越境ECの普及に力を注ぐ。 特に中国、台湾向けECカート導入がメイン業務。

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