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ルイ・ヴィトンの価格改定の歴史

ルイ・ヴィトンの価格改定の歴史

お盆期間、仕事はすっかり、のんびりモード。

一瞬ふっと沸いたものもありましたが、結局は、それ自体が水に流れる格好に。

じっくりブログも書けるというものです。

先日休みの日に、アウトレットモールに訪れ、その中に入っているモンクレールに入った時、以前に比べてものすごく値段が高くなっていることに気付いた。

かれこれ、自分は10年近く冬はお世話になっているが、その時で8万円くらいで買った記憶が。 当時は大学生。永久保証だとそそのかされて、本気で一生着るつもりで買って、未だに愛用しております。

そのような記憶が鮮明に残っている中で、久しぶりにショップで値札を見てみると、どれも10万円オーバー。

定価では18万円前後が多かった。 ものすごい勢いで値上がりしているじゃないですか。

ということで、いわゆるハイブランドにおける価格戦略というのは、非常に興味があるところでして、事業戦略に通ずるところもあるということで頻繁に価格改定を行っているルイヴィトンの価格改定の歴史を調べてみました。

価格改定の歴史

01年から今年の2月までに累計14回の価格改定を行っているようです。

平均するとちょうど1年に1回程度の計算になります。 その間値上げは12回。そして値下げは2回になります。

値上げを累積していくと68%に及び、値下げは12%になります。

合計すると、およそ13年間で56%が上昇したことになります。

直近の値上げ

  • 2013年2月 :12.0% 値上げ
  • 2013年7月 :8.0% 値上げ
  • 2014年2月 :7.0% 値上げ

値下げは過去2回

  • 2004年4月 :5.0% 値下げ
  • 2008年11月 :7.0% 値下げ

為替の影響?

価格改定の主な原因の一つとして買い付け時の為替の影響が考えられます。

イメージ

(出展:http://fx.long626.com/)

本国の通貨ユーロとの相場を確認してみました。

  • 2001年1月 :100円前後
  • 2008年9月 :170円前後(リーマンショック前のピーク)
  • 2009年1月 :110円前後(リーマンショック後の底)
  • 2014年8月 :140円前後

となります。 ここで大部分の価格改定は為替で説明が出来ます。

特に値下げは世界の情勢に応じて行っているようです。

しかしながら、2013年2月に行った12%の値上げは過去最大規模に上り、ブランドとしての戦略が垣間見えます。

実際の価格

仮に2001年当時定価50,000円だったものがどうなるか計算をしてみると、現在はおよそ、85,000円になるようです。

価格改定

 

2001年1月0.0%¥50,000
2002年1月4.5%¥52,250
2003年1月4.5%¥54,601
2004年4月-5.0%¥51,871
2005年1月4.5%¥54,205
2006年1月4.5%¥56,645
2007年1月4.5%¥59,194
2008年11月-7.0%¥55,050
2009年1月4.5%¥57,527
2010年1月4.5%¥60,116
2011年1月4.5%¥62,821
2012年1月5.0%¥65,962
2013年2月12.0%¥73,878
2013年7月8.0%¥79,788
2014年2月7.0%¥85,373

 

Author Profile

著者近影

YUJI MEZAKI代表取締役副社長

代表取締役副社長をやっています。 越境ECとWebマーケの営業担当しています。 なんでもカリカリにチューニングして生産性あげるのが好きで勉強したビジネスフレームワークの記事多め。 趣味はPC自作で会社のWindowsデスクトップはほぼ自分が組みました。 1985年生/2008年早大卒/

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