<h2>はじめに</h2>
「<a href="https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200722003/20200722003-1.pdf" rel="noopener noreferrer" target="_blank">電子商取引に関する市場調査</a>」が7月22日に発表されました。 
昨年度は5月16日だったので2ヶ月ほど遅い発表でした。 
今回は、簡単に要点をまとめました。
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<h2>国内EC市場</h2>
<h3>概要</h3>
2019年のEC市場規模は19兆3,609 億円(+7.65%)、EC化率は6.76%(+0.54)でした。引き続き順調な上昇トレンドではありますが、伸び率としては、前年度が+8.96%だったことを考えると市場規模はやや鈍化したと言えるかと思います。
EC化率は昨年に引き続き堅調に伸びているようです。
分野別としては今年は大きな動きがありました。今までサービス系が牽引役だったのですが、物販系の伸び率を下回る7.82%(昨年は11.59%)となりました。物販系は微減、デジタル系は微増となり結果としては1%以上伸び率が落ち込みました。
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トレンドとしてはきれいな成長曲線を描いています。
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<h2>越境EC</h2>
<h3>EC市場規模国別ランキング</h3>
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1位から9位までの順位に変更はありませんでした。10位にロシアが初めてランクインしました。昨年はブラジルが初ランクインしましたがロシアに抜かれる結果となりました。逆に2年前の統計時に初ランクインしたインドは安定した順位を保っているようです。
中国を除くBRICsでECの成長が高まっているように見えます。
中国は引き続き驚異的な伸びを見せており、米国の3.2倍どころか、2位〜10位の合計12,218億USドルの1.5倍もの巨大市場へと成長しています。
<h3>ポテンシャル推計値</h3>
今後の越境ECのトレンドを知るために毎度利用させてもらっていたポテンシャル推計値が本年度の調査には掲載されていませんでした。
その代わりに「世界の越境EC市場規模の拡大予想」という項目が追加されていたので、ご紹介します。
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2019年の世界の越境 EC 市場規模は9,123 億 US ドルと推計され、2027 年には 4 兆 8,561 億 USドルになると予想されています。その間の年平均成長率は約 27%と驚異的に伸びると予想されています。
理由は原文をそのまま引用します。
<blockquote>
市場規模の大幅な拡大が予測される背景は、消費者目線で捉えれば、越境 EC の認知度 の上昇、自国にはない商品への取得欲求、自国よりも安価に入手できるものがあること、 商品やメーカーに対する信頼性等が挙げられる51。事業者目線で捉えれば、越境 EC によ って消費者ターゲットを世界に拡大しようとする事業者の積極姿勢が挙げられよう。また 物流レベルの向上も越境 EC を促進する要因の一つになっていると思われる。
</blockquote>
<h3>新たな統計データ</h3>
今回もいくつか新しい統計データが追加されていましたが、越境ECにおいては以前よりもかなり実務的な内容が追加されていましたのでご紹介します。
<img loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-4745" src="/uploads-archive/lc/2020/08/8a93ee5b02214ca7eb89d15825609dd3-300x256.png" alt="" width="300" height="256" srcset="/uploads-archive/lc/2020/08/8a93ee5b02214ca7eb89d15825609dd3-300x256.png 300w, /uploads-archive/lc/2020/08/8a93ee5b02214ca7eb89d15825609dd3-1024x874.png 1024w, /uploads-archive/lc/2020/08/8a93ee5b02214ca7eb89d15825609dd3-768x656.png 768w, /uploads-archive/lc/2020/08/8a93ee5b02214ca7eb89d15825609dd3-600x512.png 600w, /uploads-archive/lc/2020/08/8a93ee5b02214ca7eb89d15825609dd3.png 1106w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
国別の越境EC利用度です。今までも知りたかったですが、オフィシャルなアンケート調査結果がなかったので、非常に助かる＆参考になるデータだと感じています。
日本の低さは予想通りですが、香港がここまで高いということは初めて知りました。台湾も同水準であるかとは思いますが今回の統計では対象外だったようです。
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<img loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-4746" src="/uploads-archive/lc/2020/08/309927446a362077ccbd7bef5be1f238-300x191.png" alt="" width="300" height="191" srcset="/uploads-archive/lc/2020/08/309927446a362077ccbd7bef5be1f238-300x191.png 300w, /uploads-archive/lc/2020/08/309927446a362077ccbd7bef5be1f238-768x490.png 768w, /uploads-archive/lc/2020/08/309927446a362077ccbd7bef5be1f238-600x383.png 600w, /uploads-archive/lc/2020/08/309927446a362077ccbd7bef5be1f238.png 944w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" />
次に越境ECを利用する理由です。価格が安いということは予想していましたが、それ以外の理由で商品自体のニーズに対するものが2〜4位であるということは予想していませんでした。これは日本企業にとっては非常に期待できる調査結果かと思います。
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本記事での紹介は以上としますが、他にも越境ECで購入経験がある商品や配送で重視するポイントなど興味深い統計が多数追加されています。ご興味ある方はぜひオリジナルをご参照ください。
《参考》<a href="https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200722003/20200722003-1.pdf" rel="noopener noreferrer" target="_blank">令和元年度 経産省　電子商取引に関する市場調査</a>
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<h2>まとめ</h2>
日本のEC市場としては堅調な伸びをキープできているかと思います。しかし伸び率がやや落ち込んで来たところをみると、市場がやや飽和してきたのではという懸念も垣間見えるのではという印象を受けます。
一方で、越境ECは非常に高い伸びが予想されており有望な市場であるという印象を強く受けます。
しかしながら一気に事業者が押し寄せて市場が荒らされてしまうという危険性を強く感じました。
消費者が安心安全に利用できることを最優先に、市場が整理されていけばと思います。

経産省「電子商取引に関する市場調査」2020年版を解説！

少々専門的なので避けてしまうことが多い決済業界について、研修という意味でも最低限知ってもらうためにまとめてみた。
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<h2>クレジットカード</h2>
上位レイヤーは
ブランド
イシュア
アクワイアラ
で構成されており、その下に決済代行会社(PSP)と店舗(マーチャント)がいる。
普段EC業界としてはPSP以下しか意識することはなく、上位レイヤーについては知らない場合が多いので簡単にまとめ。
ブランドは国際ブランドという意味だとVisa/MasterCard/JCB/American Express/Diners Club/中国銀聯/Discoverの7社のみ。
要はカードブランドで、一言で言うとそのブランドが使える環境を運営している。
利用環境のシステム運用を行ったり、使える場所を増やす/減らすということを行っている。
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イシュアは一言で言うとカード発行業務を行う会社。
日本だと例えば、三菱UFJニコス、クレディセゾンなどだ。あと、りそな銀行、UFJ銀行などもアクワイアラとしての契約を持っており、直接クレカを発行している。
余談だが日本は少し特殊でイシュアの下にそれを取り次ぐ二次カード会社という存在がある。
ビューカードや地銀発行のクレカ、東急や出光カードなど非金融大手企業の発行元がこれにあたる。
更に、ルミネカードやパルコカード、dカードなどは名前を冠しているだけの提携カードというものになる。
イシュアは入会の審査、管理が主な業務。カード会員からの料金の徴収も行っている。
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アクワイアラは一言で言うとマーチャントの開拓をする会社。
日本はイシュアとアクワイアラ業務を兼ねる会社が多くややこしいのだが、代表的なのは
JCB、ニコス、ライフカード、セディナ、イオンクレジット、楽天カードなど。
アクワイアラはマーチャントを開拓し、利用開始後は加盟店がイシュアを意識することなく売上を受け取れるよう、各イシュアから代金を改修してマーチャントに支払うという業務を行っている。
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この流れでPSPも説明しておくと、PSPはアクワイアラにとってはマーチャントとイコールの位置づけ。
ただし一般的なマーチャントよりも流通額が多額になることが多いので、特殊なマーチャントという位置づけになる。
直接のマーチャントが加盟店と呼ばれるのに対してPSPは包括加盟店とと呼ばれている。
実店舗が主流だった頃はアクワイアラと加盟店の契約が多かったが今はPSPを介すことが一般的で手数料もこの方が安いことも多い。
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<h2>第三者決済</h2>
AlipayやPayPalが代表的。
個人的な見解としては第三者決済は2種類の起源を持つ。
自然な流れだと、決済がIT化すると銀行等金融系サービス会社IT化し、決済サービスが乱立してそれを取りまとめるために第三者決済が普及する。
2019年の日本がまさにその状況だ。
しかし実際には先述のとおり銀行系サービスよりも先にAlipayやWechatPayが普及した。
これは言うまでもなく中国銀聯という統一仕様がいち早く浸透したため且つ中国という世界最大の人口に支えられた膨大な利用者がいて初めて成り立つという少し特殊な事情がある。
基本的には先進国は前者のタイプの第三者決済、新興国は後者のタイプであると個人的に分類している。
特に後者は非常に興味深く、新興各国では、Alipay、PayPalのような既存の大手第三者決済に組み入るケースもあれば、新たな第三者決済として各ローカル決済をまとめる動きも活発だ。
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<h2>銀行決済</h2>
本来であれば先述の第三者決済の前に起こるべき流れで、銀行のIT化により銀行口座自体のアクセシビリティが高まり、非ITの口座よりも多機能化とともに利便性を増したサービスを提供するものである。
要はネットバンクというか最近では銀行のアプリをインストールすれば、個人間での送金や支払いとしての振込、残高確認などができるサービスだ。
マレーシアなどはこのサービスが乱立というか各銀行が必ずと言って良いほど提供している。
しかし銀行間を接続している第三者サービスで唯一のものが現時点では無く、今後できていく可能性は高い。
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<h2>現金決済</h2>
ドイツや日本のような先進国にもかかわらず現金決済が主流な老害な例は除外して、新興国で銀行口座を持つこと自体が普及していない場合には現金決済が当然主流となる。
CODや代引きと言われる決済もこれに含められる。
今までの例だと最低限銀行口座が無いと銀行決済も第三者決済もクレカも使用できなかった。
しかし今それすらも不要な決済が登場しており、それらはモバイルマネーと呼ばれている。
代表例はケニアのM-PESAだ。これは銀行口座が不要でスマホアプリだけあれば加盟している実店舗に現金を預けて送金したり、それを受け取ったりができるサービスだ。個人間の送金だけでなく支払いにも利用できるのでECでも利用されている。
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<h2>まとめ</h2>
ネット普及前までは
現金取引 → 銀行 → 信用取引
という流れで決済は進化してきていた。
しかし今世界中で同時にスマホが普及したことにより決済で良い意味でおもしろい歪が生じている。
信用取引が普及している国では新しい第三者決済が、信用取引は普及していないが銀行口座は普及している国では銀行のIT化と決済サービスの提供がされ、またそれが乱立してしまった国ではサービスの統合がされている。
そして銀行口座すら普及していない国ではダイレクトにサービスから現金を出し入れできるようにまでなっている。
グローバルで見ると、各決済がこのあとどうつながっていくのか、またはビットコインのようにそれすらもぶち壊してしまう概念が台頭するのか、とても興味深い時代だ。
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世界の決済サービスの今とその構造

日本経済の先行きについて、世代が上になるほど楽観視している方の割合が多いと言われている。
その世代の変わり目はどこなのか、団塊ジュニアなのか、バブル経験者なのか、など根拠の無い線引を便宜上することが多かったのだが、1つ説得力のある概念を知った。
自分は知らなかったのだが逃げ切り世代という概念で、諸説あるが1947～50年生まれを指すらしい。
1955～64年生まれは半逃げ切り世代だという。ちなみに1970～84年生まれは貧乏くじ世代なのだという。
本記事では半逃げ切り世代以上 = 1964年生まれより上の世代の方々を僭越ながら逃げ切り世代と呼ばせていただいている。
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そもそもなぜこの逃げ切り世代という概念が大事かというと、我々の業種に限って言うと、日本はグローバル化しなければいけないという事実を、問題として先送りされたり、場合によっては阻害されてしまったりする場合があり、これは世代による認識の違いだという議論が多くあるからだ。
この概念を知ってから、私もよく引用させてもらっている。
ただ、じゃあこの逃げ切り世代というのは割合としてはどれくらいなのか? ということが議論していてふと思い、計算してみたかったのでこの機に計算した。
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<a href="/uploads-archive/2019/04/nigekiri.jpg"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-15074" src="/uploads-archive/2019/04/nigekiri-279x300.jpg" alt="" width="279" height="300" srcset="/uploads-archive/2019/04/nigekiri-279x300.jpg 279w, /uploads-archive/2019/04/nigekiri-768x826.jpg 768w, /uploads-archive/2019/04/nigekiri-952x1024.jpg 952w, /uploads-archive/2019/04/nigekiri-228x245.jpg 228w, /uploads-archive/2019/04/nigekiri.jpg 1537w" sizes="(max-width: 279px) 100vw, 279px" /></a>
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これは統計局の平成29年10月1日時点の統計データ。
黄色部分が逃げ切り世代。
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総計(日本の全人口): 126,706
逃切世代合計: 53,759
有権者合計(18才以上): 107,579
逃切世代総計率: 42.43%
逃切世代有権者率: 49.97%
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予想よりも多いなという印象。有権者についてはちょうど半分というのも興味深いデータだ。
個人的にはおもしろい概念でありデータだと思うので、このような議題のときには引用することになるだろう
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逃げ切り率

先日社員総会をミャンマーで行い、ミャンマー語混じりでプレゼンをする機会があった。
基本は英語でも良いのだが、当社の理念や越境ECというような重要なキーワードはミャンマー語でも訴求したいと思い翻訳してもらいパワポにコピペするのだが、どうやっても文字化けしてしまう。
これは実際のパワポ
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<a href="/uploads-archive/2019/03/0ed9fde00a1a364371b474584f4d372c.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-14932" src="/uploads-archive/2019/03/0ed9fde00a1a364371b474584f4d372c-300x225.png" alt="" width="300" height="225" srcset="/uploads-archive/2019/03/0ed9fde00a1a364371b474584f4d372c-300x225.png 300w, /uploads-archive/2019/03/0ed9fde00a1a364371b474584f4d372c-768x576.png 768w, /uploads-archive/2019/03/0ed9fde00a1a364371b474584f4d372c-1024x768.png 1024w, /uploads-archive/2019/03/0ed9fde00a1a364371b474584f4d372c-228x171.png 228w, /uploads-archive/2019/03/0ed9fde00a1a364371b474584f4d372c.png 1439w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a>
分かりづらいがミャンマー語は文字化けしてしまっている。
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今回ミャンマー語表記したい箇所はそこまで多くなかったので仕方なくミャンマーで文字をpngにしてもらいプレゼン資料を完成させた。
しかし今後のことを考えると解決しておきたい問題と考え調べてみた。
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<h2>ブラウザの文字化け</h2>
いろいろと試行錯誤したのだが、ミャンマー語の場合はブラウザとそうでない環境(パワポ、ワードなど)と分けて問題を解決したほうが早いと個人的には結論に至った。
ブラウザの文字化けの解決は超簡単。
<a href="https://chrome.google.com/webstore/detail/myanmar-font-tools/ckhifbinlmakgeidlbbmplikmcofaedf?hl=ja" target="_blank" rel="noopener">https://chrome.google.com/webstore/detail/myanmar-font-tools/ckhifbinlmakgeidlbbmplikmcofaedf?hl=ja</a>
Chromeであればこちらのプラグインをインストールするだけ。
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Firefoxは
<a href="https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/mua-web-unicode-converter/?src=search" target="_blank" rel="noopener">https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/mua-web-unicode-converter/?src=search</a>
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Safariはプラグインというか拡張機能として自動変換してくれるものは無いようで、以下のような手動での変換ツールを使うしかなさそうだった。
<a href="https://itunes.apple.com/jp/app/rabbit-converter/id1219960370?mt=12" target="_blank" rel="noopener">https://itunes.apple.com/jp/app/rabbit-converter/id1219960370?mt=12</a>
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Chromeに上記プラグインをインストールする前
<a href="/uploads-archive/2019/03/235a8694411f964fd9e05dc351c8c6a4.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-14940" src="/uploads-archive/2019/03/235a8694411f964fd9e05dc351c8c6a4.png" alt="" width="481" height="688" srcset="/uploads-archive/2019/03/235a8694411f964fd9e05dc351c8c6a4.png 481w, /uploads-archive/2019/03/235a8694411f964fd9e05dc351c8c6a4-210x300.png 210w, /uploads-archive/2019/03/235a8694411f964fd9e05dc351c8c6a4-228x326.png 228w" sizes="(max-width: 481px) 100vw, 481px" /></a>
&nbsp;
インストールした後
<a href="/uploads-archive/2019/03/ddd88a0b16960d8e43a27cdbc71920df.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-14941" src="/uploads-archive/2019/03/ddd88a0b16960d8e43a27cdbc71920df.png" alt="" width="292" height="88" srcset="/uploads-archive/2019/03/ddd88a0b16960d8e43a27cdbc71920df.png 292w, /uploads-archive/2019/03/ddd88a0b16960d8e43a27cdbc71920df-228x69.png 228w" sizes="(max-width: 292px) 100vw, 292px" /></a>
ちゃんと表示された！
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<h2>その他環境(パワポ、ワードなど)</h2>
ミャンマー語はUnicodeに対応したフォントがあり、公的機関ではこれが基本的には利用されているし、Macにも初期状態でインストールされているようだ。
しかしなぜか文字化けしてしまうのは、ZawgyiというUnicode非対応のフォントが一般的であり、こちらを使っていることが多いからだという。
なのでZawgyiを入れておけば解決できる。
それを提供しているのがこちら。
<a href="http://unobusa.org/" target="_blank" rel="noopener">http://unobusa.org/</a>
具体的な活動内容はミャンマー語のためわからなかったが、おそらくZawgyiや他のミャンマー語フォントをあらゆるデバイスで使えるようにするという活動をしているのではないかと感じた。
Macの場合は
<a href="http://unobusa.org/2010/10/30/zawgyi-font-in-a-mac-osapple-video/" target="_blank" rel="noopener">http://unobusa.org/2010/10/30/zawgyi-font-in-a-mac-osapple-video/</a>
ここからダウンロードしてFont bookにインストールすれば使えるようになる。
<a href="/uploads-archive/2019/03/c753491c9bebbb3f533a96827e30b5e4.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-14942" src="/uploads-archive/2019/03/c753491c9bebbb3f533a96827e30b5e4-300x216.png" alt="" width="300" height="216" srcset="/uploads-archive/2019/03/c753491c9bebbb3f533a96827e30b5e4-300x216.png 300w, /uploads-archive/2019/03/c753491c9bebbb3f533a96827e30b5e4-768x552.png 768w, /uploads-archive/2019/03/c753491c9bebbb3f533a96827e30b5e4-1024x736.png 1024w, /uploads-archive/2019/03/c753491c9bebbb3f533a96827e30b5e4-228x164.png 228w, /uploads-archive/2019/03/c753491c9bebbb3f533a96827e30b5e4.png 1700w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a>
インストール後「Zawgyi-One」というフォントを指定すれば
<a href="/uploads-archive/2019/03/41b910fff7311a9eec08983b909a2c65.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-14943" src="/uploads-archive/2019/03/41b910fff7311a9eec08983b909a2c65-300x225.png" alt="" width="300" height="225" srcset="/uploads-archive/2019/03/41b910fff7311a9eec08983b909a2c65-300x225.png 300w, /uploads-archive/2019/03/41b910fff7311a9eec08983b909a2c65-768x576.png 768w, /uploads-archive/2019/03/41b910fff7311a9eec08983b909a2c65-1024x767.png 1024w, /uploads-archive/2019/03/41b910fff7311a9eec08983b909a2c65-228x171.png 228w, /uploads-archive/2019/03/41b910fff7311a9eec08983b909a2c65.png 1437w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a>
このように文字化けせずきれいに表示された。
&nbsp;
<h2>iPhone</h2>
iPhoneも「Zawgyi-One」のフォントをインストールすればOK。
<div id="attachment_14988" style="width: 179px" class="wp-caption aligncenter"><a href="/uploads-archive/2019/03/1.png"><img aria-describedby="caption-attachment-14988" decoding="async" loading="lazy" class="wp-image-14988 size-medium" src="/uploads-archive/2019/03/1-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2019/03/1-169x300.png 169w, /uploads-archive/2019/03/1-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2019/03/1-228x405.png 228w, /uploads-archive/2019/03/1.png 675w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>MyFont &#8211; Myanmar Fontというappをインストールする</div>
<div id="attachment_14989" style="width: 179px" class="wp-caption aligncenter"><a href="/uploads-archive/2019/03/2.png"><img aria-describedby="caption-attachment-14989" decoding="async" loading="lazy" class="wp-image-14989 size-medium" src="/uploads-archive/2019/03/2-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2019/03/2-169x300.png 169w, /uploads-archive/2019/03/2-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2019/03/2-228x405.png 228w, /uploads-archive/2019/03/2.png 675w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>Essentialsをタップ</div>
<div id="attachment_14990" style="width: 179px" class="wp-caption aligncenter"><a href="/uploads-archive/2019/03/3.png"><img aria-describedby="caption-attachment-14990" decoding="async" loading="lazy" class="wp-image-14990 size-medium" src="/uploads-archive/2019/03/3-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2019/03/3-169x300.png 169w, /uploads-archive/2019/03/3-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2019/03/3-228x405.png 228w, /uploads-archive/2019/03/3.png 675w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>Zawgyi-Oneを選択</div>
<div id="attachment_14991" style="width: 179px" class="wp-caption aligncenter"><a href="/uploads-archive/2019/03/4.png"><img aria-describedby="caption-attachment-14991" decoding="async" loading="lazy" class="wp-image-14991 size-medium" src="/uploads-archive/2019/03/4-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2019/03/4-169x300.png 169w, /uploads-archive/2019/03/4-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2019/03/4-228x405.png 228w, /uploads-archive/2019/03/4.png 675w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>フォントをインストール</div>
<div id="attachment_14992" style="width: 179px" class="wp-caption aligncenter"><a href="/uploads-archive/2019/03/5.png"><img aria-describedby="caption-attachment-14992" decoding="async" loading="lazy" class="wp-image-14992 size-medium" src="/uploads-archive/2019/03/5-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2019/03/5-169x300.png 169w, /uploads-archive/2019/03/5-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2019/03/5-228x405.png 228w, /uploads-archive/2019/03/5.png 675w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>インストール</div>
<div id="attachment_14994" style="width: 179px" class="wp-caption aligncenter"><a href="/uploads-archive/2019/03/7.png"><img aria-describedby="caption-attachment-14994" decoding="async" loading="lazy" class="wp-image-14994 size-medium" src="/uploads-archive/2019/03/7-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2019/03/7-169x300.png 169w, /uploads-archive/2019/03/7-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2019/03/7-228x405.png 228w, /uploads-archive/2019/03/7.png 675w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>文字化けせず表示されるように</div>
<a href="/uploads-archive/2019/03/6.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-14993" src="/uploads-archive/2019/03/6-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2019/03/6-169x300.png 169w, /uploads-archive/2019/03/6-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2019/03/6-228x405.png 228w, /uploads-archive/2019/03/6.png 675w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>
&nbsp;
<h2>まとめ</h2>
Macでのミャンマー語表示は、ブラウザとその他環境で別々の対応をするとスムーズ
&nbsp;

EC_unob_882009_s.jpg

【ミャンマー語】Macでの文字化解消方法

中華料理や回らないお寿司屋さんなどが安く利用できたり、全国の保養所がお得に利用できたりと何かと充実していることで度々話題になるIT健保だが、歯科検診のサービスもあるということを知り、この度利用してみた結果とても良かったので情報共有かねて申し込み方法などまとめてみた。
まずすごいのが無料で受診できるということ。
自分はほぼ歯医者に行ったことが無いので比較はできないのだが、かなり丁寧に診てケアしていただいたと思う。
検診の後に歯石?をとってもらったり予防?の何かをしてもらったりと少なくとも20分ほどかけてケアしていただき今後のアドバイスをいただいた。
本当にこのまま帰ってよいのか不安になったほどだった。
&nbsp;
次にすごく空いていてすぐに入れたので時間の無駄がなく助かった。
予約はしていたので普通かもしれないが、予約自体もだいぶ混んでいなかったようで指定した日時ピンポイントで対応してくれた。
あまり利用されていないのか、みんなもっと利用すればよいのにと感じた。
&nbsp;
具体的な予約方法については、
https://www.its-kenpo.or.jp/kanri/shika/index.html
ここに詳細がある。
いくつか利用方法があるが、私が利用したのは「③歯科保健センター健診」で、おそらく多くの人はこれが一番都合が良いのではないだろうか。
理由は通年受け付けていることと、電話で好きなときに予約して受診できること。
営業時間は
月・火・木曜日　AM 10:00～13:30　PM 14:30～19:00
水・金曜日　　　AM 10:00～13:30　PM 14:30～17:00
で03（5227）4182に電話して予約するだけだ。
&nbsp;
ぜひ皆さんも利用してみてください

IT健保の歯科検診に行ってきた

韓国越境EC、韓国現地ECが徐々に増えてきており、もしかしたら大きな流れができるかもしれない、という状態になりつつある気がしている。
そんな中自戒の念をこめて韓国についてもっと学んでいきたいと思い、まずはECにおける基本情報をまとめてみた。
&nbsp;
<table>
<tbody>
<tr>
<th></th>
<th>韓国</th>
<th>日本</th>
</tr>
<tr>
<th>人口</th>
<td>26位 
(5147万人)</td>
<td>10位 
(1億1267万人)</td>
</tr>
<tr>
<th>1人あたりGDP</th>
<td>29位 
(29,938.45USD)</td>
<td>25位 
(38,448.57USD)</td>
</tr>
<tr>
<th>インターネット普及率</th>
<td>11位 
(92.72)</td>
<td>12位 
(92.00%)</td>
</tr>
<tr>
<th>スマホ利用率</th>
<td>1位 
(94％)</td>
<td>21位 
(59%)</td>
</tr>
<tr>
<th>EC市場規模</th>
<td>6位 
(563億USD)</td>
<td>4位 
(953億USD)</td>
</tr>
<tr>
<th>越境EC利用率</th>
<td>7位 
(1000万人)</td>
<td>8位 
(900万人)</td>
</tr>
<tr>
<th>英語能力(EF EPIランキング)</th>
<td>30位</td>
<td>37位</td>
</tr>
</tbody>
</table>
&nbsp;
先進国なのであたりまえなのかもしれないが、インフラはかなり整っている。
ネット環境という意味では日本より進んでいるようだ。
市場規模が日本よりも小さく見えるが、越境ECの利用者としては日本を超えているのでチャンスとしては大きく見える。
というより、人口比でいうと越境EC利用率は韓国19.6%、日本7.0%なので海外製品購入のハードルはかなり低い状態のようだ。
また、ECの市場規模についても、韓国6位、日本4位という結果だが、対前年比の伸び率でいうと、韓国+20.9%に対し日本+6.0%なのでもしかしたら日本より魅力的な市場なのかもしれない、、
つづいて各種サービスのシェア。
<table>
<tbody>
<tr>
<th>検索エンジンシェア</th>
<td>Google 58.11% 
Naver 30.58% 
Daum 8.57%</td>
</tr>
<tr>
<th>SNS利用率</th>
<td>Facebook 62% 
カカオストーリー 47.6% 
インスタ30.5% 
Naver-Band 29.7% 
Naver-Blog 28.2% 
Naber-Cafe 11.7%</td>
</tr>
<tr>
<th>チャットアプリ</th>
<td>カカオトーク 99.5% 
Facebookメッセンジャー 27.5% 
LINE 11.3%</td>
</tr>
<tr>
<th>決済手段</th>
<td>クレカ 79.1% 
無通帳入金 45% 
デビットカード 34% 
決済アプリ28.7% 
キャリア決済27.2%</td>
</tr>
</tbody>
</table>
このあたりが特殊だと言われているが、データを見る限りは日本やその他越境EC対象国に近い感じがする。
というよりクレカの普及率が高いので日本企業にとってはやりやすい可能性が高い。
実際には現地のサービスも駆使しなければ成功確率は下がるのだとは思うが、まずやってみるという意味だとそこまでハードルは高くなさそうだ。
&nbsp;
やはり可能性の高い国と思うので、引き続き越境ECが盛り上がるよう掘り下げていきたい。

107527439-768x512.jpg

【韓国越境EC】韓国を知ろう①

重さごとで、国際eパケット、国際eパケット ライト、EMSそれぞれで送料がいくらなのかを調べるためのツールを作ってみた。
<a href="/demo/hoshino/n01/" target="_blank" rel="noopener">/demo/hoshino/n01/</a>
&nbsp;

【海外配送】送料比較ツール

日本のEC事業者の中では既に一般的になりつつある独身の日だが、今あらたな別イベントが注目されている。
それが「京東618」だ。
これは京東集団が1998年6月18日に設立されたため、それを記念したセールで618セールと訳されることもある。
独身の日が注目されがちだが京東618は今年で15回目と伝統あるセールで、毎年6月1日〜18日に開催されている。
&nbsp;
規模としては、年々拡大しているのだが今年は過去最大となり、取引額の合計は1,592億元（約2.7兆円）となった。
2017年独身の日のアリババ系の取引額が1,682億元（約2.85兆円）なので、約95%にまで迫る規模だ。
ここまでくると、今後は中国2大セールイベントとして対策を考える必要がありそうだ。
&nbsp;
ちなみに具体的な取引額の発表は無いそうだが、アリババ系も対抗して618セールを開催しており、京東の開催期間が6月1日〜18日なのに対しアリババ系は6月1日〜20日となっている。
&nbsp;
話が広がるが、京東は2017年独身の日では1,271億元もの取引があり、これはアリババの76%となりこちらもも好調だ。
2017年の中国内のECシェアはアリババが53%となっており、2012年からほぼ変わっていないのに対し、 
京東は22%→33%とシェアを伸ばしている。
&nbsp;
京東とアリババの最大の違いは、京東は自前主義であること。
京東は仕入れから配送、顧客サポートまで自社グループで展開している。
特に配送に対する評判は高いらしく、618も90%以上の注文が24時間以内に受け取れたという。
(以下はアリババ系の独身の日の例)
&nbsp;
<blockquote class="wp-embedded-content" data-secret="0LaAjKc6Uf"><a href="https://sterfield.co.jp/blog/ec/%e7%8b%ac%e8%ba%ab%e3%81%ae%e6%97%a5%e3%81%ae%e5%85%89%e3%81%a8%e5%bd%b1-%e7%bf%8c%e6%97%a5%e3%81%ae%e8%bf%94%e5%93%81or%e8%bf%94%e9%87%91%e3%83%a9%e3%83%83%e3%82%b7%e3%83%a5/">独身の日の光と影 翌日の返品or返金ラッシュ</a></blockquote>
<iframe class="wp-embedded-content" sandbox="allow-scripts" security="restricted" style="position: absolute; clip: rect(1px, 1px, 1px, 1px);" src="https://sterfield.co.jp/blog/ec/%e7%8b%ac%e8%ba%ab%e3%81%ae%e6%97%a5%e3%81%ae%e5%85%89%e3%81%a8%e5%bd%b1-%e7%bf%8c%e6%97%a5%e3%81%ae%e8%bf%94%e5%93%81or%e8%bf%94%e9%87%91%e3%83%a9%e3%83%83%e3%82%b7%e3%83%a5/embed/#?secret=0LaAjKc6Uf" data-secret="0LaAjKc6Uf" width="500" height="282" title="&#8220;独身の日の光と影 翌日の返品or返金ラッシュ&#8221; &#8212; スターフィールド株式会社" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe>
更に自前であることか配送の自動化、カスタマーサポートのAI化もいち早く進んでいるということだ。
&nbsp;
いろいろな面で京東の動きが活発化しているようなので、引き続き注目する必要がありそうだ。
&nbsp;

1019-810x421-768x399.jpg

ポスト独身の日? 「京東618」とは

「電子商取引に関する市場調査の結果」が今年も発表された。
というか4/30に発表されていたようで、今更ながら要点をまとめた。
&nbsp;
<h2>国内EC市場</h2>
<h4>全体像</h4>
2017年のEC市場規模は16兆5,054億円(+9.1%増)だった。
EC化率は5.79%(+0.36%)だった。
2016年は15兆1,358 億円 (+9.9%)、5.43% (+0.68%)だったので伸び率としてはともに鈍化してはいるようだ。
以下は分野別構成比率で、2016年はA. 物販系分野が10.6%と全体を牽引していたのに対し、2017年は鈍化、そのかわりにB. サービス系が+2.1%と伸びている。
&nbsp;
<a href="/uploads-archive/2018/06/1.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-13985" src="/uploads-archive/2018/06/1-300x135.png" alt="" width="300" height="135" srcset="/uploads-archive/2018/06/1-300x135.png 300w, /uploads-archive/2018/06/1-228x103.png 228w, /uploads-archive/2018/06/1.png 505w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a>
&nbsp;
サービス系の更に細かい分類は以下で、飲食と理美容サービスが目立って伸びている。
&nbsp;
<a href="/uploads-archive/2018/06/2.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-13986" src="/uploads-archive/2018/06/2-294x300.png" alt="" width="294" height="300" srcset="/uploads-archive/2018/06/2-294x300.png 294w, /uploads-archive/2018/06/2-228x233.png 228w, /uploads-archive/2018/06/2.png 480w" sizes="(max-width: 294px) 100vw, 294px" /></a>
&nbsp;
2017年の国内ECは、飲食店や美容室など実店舗のネット予約が伸びた1年と言えるようだ。
&nbsp;
<h4>新ジャンル</h4>
ライブコマースについて初めて言及されている。
調査というよりは説明のみではあるが、翌年以降で市場規模等が出てくると思われる。
逆に昨年度にから本格的に調査されるようになった「フリマアプリ」については、市場規模が4,835億円(+58.4%)となり、大きく成長している。
(わずか5年で約5000億円もの市場ができあがった)
&nbsp;
<h4>物流</h4>
2017年は個配サービスのあり方が問われ、結果サービス縮小と値上げという大きな動きのあった1年であった。
それもあってか昨年にはなかった「物流」という節があり、
&gt; 宅配便事業者、国内 BtoC-EC 事業者、消費者それぞれが納得いく 宅配便サービスのあり方、およびその料金の着地点を見出す必要に迫られている。
と締めくくっている。
&nbsp;
<h2>越境EC</h2>
<h4>EC市場規模ランキング</h4>
個人的に毎年定番化している国別のEC市場規模のランキング。
&nbsp;
<a href="/uploads-archive/2018/06/3.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-13987" src="/uploads-archive/2018/06/3-300x226.png" alt="" width="300" height="226" srcset="/uploads-archive/2018/06/3-300x226.png 300w, /uploads-archive/2018/06/3-228x172.png 228w, /uploads-archive/2018/06/3.png 434w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a>
&nbsp;
順位は1〜10位は昨年と同じ。先進国は鈍化が目立つ。
&nbsp;
<h4>ポテンシャル推計値</h4>
中国が日本から越境ECでどれくらい買ってくれるのかという数値について、
昨年は2020年に19,053億円と推計、今年は2019年に20,077億円と大幅に情報修正しており、衰えない中国の購買力がうかがえる。
&nbsp;
<a href="/uploads-archive/2018/06/4.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-13988" src="/uploads-archive/2018/06/4-300x155.png" alt="" width="300" height="155" srcset="/uploads-archive/2018/06/4-300x155.png 300w, /uploads-archive/2018/06/4-228x118.png 228w, /uploads-archive/2018/06/4.png 593w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a>
&nbsp;
&nbsp;
<h4>越境ECの種類</h4>
今年初めて越境ECの定義がなされた。
少々中国よりな気がするが、今後の用語の指針になるかと思われる。
&nbsp;
<a href="/uploads-archive/2018/06/5.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-13989" src="/uploads-archive/2018/06/5-275x300.png" alt="" width="275" height="300" srcset="/uploads-archive/2018/06/5-275x300.png 275w, /uploads-archive/2018/06/5-228x249.png 228w, /uploads-archive/2018/06/5.png 592w" sizes="(max-width: 275px) 100vw, 275px" /></a>
&nbsp;
<h4>台湾、香港の統計が追加</h4>
今年から台湾、香港の統計が追加されており、来日率、越境EC経験率の高さがまとめられている。
以下は個人的に参考になった資料。
&nbsp;
<a href="/uploads-archive/2018/06/6.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-medium wp-image-13990" src="/uploads-archive/2018/06/6-300x208.png" alt="" width="300" height="208" srcset="/uploads-archive/2018/06/6-300x208.png 300w, /uploads-archive/2018/06/6-228x158.png 228w, /uploads-archive/2018/06/6.png 618w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a>
&nbsp;
&nbsp;
<h2>まとめ</h2>
日本のEC市場としては、昨年と比べると少し落ち着いた感がある。
しかし、他国のEC化率と比べるとまだまだ低いので今の所ゆるやかに成長する良い市場といえる。
越境ECとしては、中国を例とすると越境で人気が出た商品が国内で変えるようになるという流れがあり、加速しているように見える。
なので越境EC→現地ECをまとめて越境ECととらえることの重要性を感じた。
&nbsp;

1.png

経産省「電子商取引に関する市場調査の結果」2018年版を発表

以前、
<blockquote class="wp-embedded-content" data-secret="CaMToShGPq"><a href="https://sterfield.co.jp/officer/%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%aa%e3%81%8c%e3%81%84%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%8f%e3%81%aa%e3%82%8b-%e3%80%90%e5%b0%8f%e7%a8%8b%e5%ba%8f%e3%80%91wechat%e3%81%ae%e6%96%b0%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%88/">アプリがいらなくなる!? 【小程序】Wechatの新プラットフォーム</a></blockquote>
<iframe class="wp-embedded-content" sandbox="allow-scripts" security="restricted" style="position: absolute; clip: rect(1px, 1px, 1px, 1px);" src="https://sterfield.co.jp/officer/%e3%82%a2%e3%83%97%e3%83%aa%e3%81%8c%e3%81%84%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%8f%e3%81%aa%e3%82%8b-%e3%80%90%e5%b0%8f%e7%a8%8b%e5%ba%8f%e3%80%91wechat%e3%81%ae%e6%96%b0%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%88/embed/#?secret=CaMToShGPq" data-secret="CaMToShGPq" width="500" height="282" title="&#8220;アプリがいらなくなる!? 【小程序】Wechatの新プラットフォーム&#8221; &#8212; スターフィールド株式会社" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe>
こちらの記事で紹介した微信の新プラットフォーム「小程序」が、昨年の1月のリリースから1年が経過した。
結論から言うと、1日の利用者数は1.7億人、小程序を公開する企業は58万社に達し、今や情報を提供する企業、利用するユーザーともになくてはならない存在になりつつあるようだ。
<div id="attachment_13728" style="width: 179px" class="wp-caption aligncenter"><a href="/uploads-archive/2018/03/IMG-2395.png"><img aria-describedby="caption-attachment-13728" decoding="async" loading="lazy" class="wp-image-13728 size-medium" src="/uploads-archive/2018/03/IMG-2395-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2018/03/IMG-2395-169x300.png 169w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2395-768x1365.png 768w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2395-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2395-228x405.png 228w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2395.png 1242w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>スターバックスの「小程序」</div>
&nbsp;
話を聞く限り最も利用されているのは飲食店のようだ。
良く行く店舗の情報が位置情報によって切り替わったり、小程序を開くとすぐに「近くのストア」というボタンがありAIと位置情報から最適な店舗をレコメンドしてくれるようだ。
&nbsp;
<div id="attachment_13727" style="width: 179px" class="wp-caption aligncenter"><a href="/uploads-archive/2018/03/IMG-2400.png"><img aria-describedby="caption-attachment-13727" decoding="async" loading="lazy" class="wp-image-13727 size-medium" src="/uploads-archive/2018/03/IMG-2400-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2018/03/IMG-2400-169x300.png 169w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2400-768x1365.png 768w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2400-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2400-228x405.png 228w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2400.png 1242w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>「小程序」を開いてすぐの画面</div>
&nbsp;
さらに小程序はAPIが充実しており、各アプリ内でユーザーに対して各情報へのアクセス許可を得ることにより、例えば位置情報からチェーン店舗を近い順に並べたり、微信のプロフィール情報を取得してアプリ内で再利用したりなどができる。
&nbsp;
小程序のAIP
<a href="https://mp.weixin.qq.com/debug/wxadoc/dev/" target="_blank" rel="noopener">https://mp.weixin.qq.com/debug/wxadoc/dev/</a>
&nbsp;
<div id="attachment_13729" style="width: 179px" class="wp-caption aligncenter"><a href="/uploads-archive/2018/03/IMG-2399.png"><img aria-describedby="caption-attachment-13729" decoding="async" loading="lazy" class="wp-image-13729 size-medium" src="/uploads-archive/2018/03/IMG-2399-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2018/03/IMG-2399-169x300.png 169w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2399-768x1365.png 768w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2399-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2399-228x405.png 228w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2399.png 1242w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>最寄りの吉野家 学清路店</div>
&nbsp;
この図は最寄り且つ現在時刻営業中の吉野家の店舗。
現在提供可能なメニューが表示されている。
ちなみにこれは吉野家のデリバリー用のアプリ。
もちろんWechatPayで支払いも可能。
&nbsp;
<a href="/uploads-archive/2018/03/IMG-2397.png"><img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter wp-image-13730 size-medium" src="/uploads-archive/2018/03/IMG-2397-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2018/03/IMG-2397-169x300.png 169w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2397-768x1365.png 768w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2397-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2397-228x405.png 228w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2397.png 1242w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>
&nbsp;
もちろんEコマースも可能だ。
<div id="attachment_13731" style="width: 179px" class="wp-caption aligncenter"><a href="/uploads-archive/2018/03/IMG-2401.png"><img aria-describedby="caption-attachment-13731" decoding="async" loading="lazy" class="wp-image-13731 size-medium" src="/uploads-archive/2018/03/IMG-2401-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2018/03/IMG-2401-169x300.png 169w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2401-768x1365.png 768w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2401-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2401-228x405.png 228w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2401.png 1242w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>小程序内小米のEC</div>
&nbsp;
<div id="attachment_13732" style="width: 179px" class="wp-caption aligncenter"><a href="/uploads-archive/2018/03/IMG-2402.png"><img aria-describedby="caption-attachment-13732" decoding="async" loading="lazy" class="wp-image-13732 size-medium" src="/uploads-archive/2018/03/IMG-2402-169x300.png" alt="" width="169" height="300" srcset="/uploads-archive/2018/03/IMG-2402-169x300.png 169w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2402-768x1365.png 768w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2402-576x1024.png 576w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2402-228x405.png 228w, /uploads-archive/2018/03/IMG-2402.png 1242w" sizes="(max-width: 169px) 100vw, 169px" /></a>小程序内小米のEC-カート</div>
&nbsp;
商品情報はタオバオ、ニュースであれば微博など様々な情報の入り口が微信1つで完結できてしまう状態になっている。
更に大きくなる可能性を秘めている、経済圏としての微信を今後も注視していかなければと再確認した。

【小程序】公開から1年が経過

郵便番号を入力 → 都道府県 + 市区町村を自動入力
というのは日本ではよく見る。
ajaxzip3、ajaxzip2、jquery.jpostal.jsなどjQueryのプラグインが複数公開されているようだ。
&nbsp;
海外、特に台湾香港でもこのようなことをしたいという声を多々頂いていたのだが、なかなかできないでいた。
以下はその理由。
&nbsp;
<h3>情報が少ない</h3>
そもそも独自ドメインのECサイトが非常に少ないので、郵便番号を入力させるという必要があるサイトを作る機会があまり無いと思われ、そのようなjQueryプラグインはもちろん、まとまったデータなども全然見当たらなかった。
&nbsp;
<h3>ルールが曖昧</h3>
台湾の郵便番号は本当は5桁なのだが、そこまで細かくしなくてOKという暗黙のルールがあるらしく、「最初の3桁だけで送る」場合が多いようだ。
特にECサイトで極力お客様の手間を省きたい場合など5桁入力させるメリットは少ないようだ。
&nbsp;
<h3>そもそも香港は郵便番号がない</h3>
「香港は狭いので郵便番号が無くても配達可能」なのだそう。。
&nbsp;
<h3>台湾人は自分の郵便番号を知らない</h3>
これは良く言われるのだが、9月に初めて台灣に行ってみて改めて感じたのが、「台湾人は自分の郵便番号を知らない」。
なので入力のさせ方が特殊で、
日本：郵便番号入力 → 住所自動入力
台灣：住所入力 → 郵便番号自動入力
というように作らなければ入力できずに離脱してしまうそうだ。
&nbsp;
<h3>以上をふまえて作ってみたのがこちら</h3>
<a class="demo" href="https://sterfield.co.jp/demo/hoshino/73/" target="_blank" rel="noopener">台灣郵便番号デモ</a>
※データ整形がとても大変だったのでサンプルとなっています。(LaunchCarユーザーはご利用可！)
&nbsp;
<h3>最後に</h3>
郵便番号は国によってかなり違うようで、現地に詳しい方のサポートが欠かせないと改めて実感した。
(郵便番号にアルファベットを含む国もあるらしい、、)
台灣版の開発は<a href="http://www.asian-bridge.com/" target="_blank" rel="noopener">アジアンブリッジ社</a>のご協力により実現できました。
ありがとうございました！

1280px-Flag_of_the_Republic_of_China.svg_-1024x682.png

台湾の郵便番号を住所から逆引きするjQueryサンプル

顔認証の技術が実用段階に達しており、様々な場所で使われるようになると言われている。 
本日発表される最新のiPhoneにも顔認証によるロック解除機能が搭載されるとされており、もし本当であればこれを機に急速に普及する可能性が高い。
最新の本人認証手段としていろんなことが便利になりそうな予感がするが、 
私はこの顔認証という技術の本当の利用価値は決済にあると思う。
そもそも端末を持ち歩く必要が無いので利便性としては従来のQRコードなどとは比べ物にならないほど高い。 
今までも例えば指紋認証という手段はあったが、認証に時間がかかっていたり汚れや傷で認証できないこともあったようだ。 
具体的な技術は分からないが多くの技術情報サイトでは指紋認証よりも顔認証の精度の方が高いとしている。
このような取り組みはすでに世界中で始まっているようだ。
https://matsunosuke.jp/post-39021/ 
三井住友FGが顔パス決済を推進しており、2017年に実証実験を開始するとのこと。
http://jp.techcrunch.com/2017/09/05/20170903alibaba-debuts-smile-to-pay/ 
世界一の電子決済サービスAlipayは既に「smile to pay」としてサービスを提供しており、杭州のKFCで実証実験を始めているようだ。
<iframe loading="lazy" width="300" height="150" src="https://players.brightcove.net/5392214352001/default_default/index.html?videoId=5561006420001" allowfullscreen="allowfullscreen" frameborder="0"></iframe>
日本では電子決済が全く普及しないが、さすがにここまで便利になったら使われるようになるだろう。

【顔決済】次の決済の主流は顔認証決済か

銀聯は中国の銀行を繋ぐ決済ネットワークであるのに対し、「網聯」は非金融機関と銀行の連携をサポートするための仕組みだという。 
銀聯、網聯ともに中国人民銀行主導で設立されている。 
非金融機関とは具体的にはAlipayやWechatPayなどのいわゆる第三者決済のことだ。 
これら第三者決済の取引はユーザー間、ユーザーと銀行間で行われていたが、この流れに「網聯」を介すことが必須となるということのようだ。 
(具体的には「ユーザーと銀行間」については網聯を介すことが必須とのことだが、「ユーザー間」については内容が曖昧なため判断できない)
第三者決済各社は2017年10月15日までに網聯と接続しなければならず、最終的には2018年6月30日の決済からは全ての取引において網聯を通さなければならなくなるという。
実は2017年3月31日から試験運用が開始されており、第三者決済業社はAlipay、WechatPay、京东支付の3社が参加しているとのことだ。
メリットとしては、現在までは第三者決済業各社はそれぞれの銀行と個々に直接システム連携し、それぞれの手数料を支払うことで成立してきたものが、今後は網聯にだけ接続すれば網聯加盟銀行すべてと連携ができるようになるという。 
これは手数料の均一化と開発コストの削減につながり、ひいては第三者決済業への参入障壁を下げる効果もある。 
目覚ましいスピードで発展した中国の電子決済が更に発展し、グローバル展開することで中国以外の国でも人々の財布を握るというビッグビジネスのきっかけになるかもしれない。
デメリットというか残念なのは、結局中国政府の息のかかった銀聯ないし網聯を強制的に通さなければならなくなってしまったことだ。 
当然取引は全て監視されるだろうし、国外での決済についても上限額を検知されることになるだろう。 
あと、もしかしたらだが海外企業は更に参入が難しくなるかもしれない。
今後期待することとしては、セキュリティの向上と個人の信用情報の整備よって、よりユーザーの利便性が高い決済サービスが利用できるようになることだ。 
たとえば定期購入や分割払いなど。
いずれにせよ、今後の中国の決済事情を左右する動きなので、随時目を配っておきたい。

非金融機関のための銀聯「網聯」来年から始動

中国で6月1日に「インターネット安全法」が施行された。
&nbsp;
<h2>ざっくり言うと</h2>
インターネットのセキュリティレベルを向上させるという名目の法律だが、 
結果的に中国国内でインターネット関連サービスを運営する事業者(以下業社と言う)が管理する個人情報や重要情報を中国政府が把握できてしまうということが懸念されている。 
これは中国籍の業社はもちろんのこと、国外の業社にも適用される。
以下は重要部分の抜粋。
&#8211; インターネット関連商品およびインターネットサービスを中国の基準に適合させなければならない 
&#8211; 中国で得た個人情報、重要情報は中国国内で保存しなければならない 
&#8211; これらを国外に持ち出す場合は所定の審査を受けなければならない 
&#8211; 業社が個人情報を得る時はユーザーから同意を得なければならない 
&#8211; 業者は国家の安全のために協力(情報提供、技術サポート)しなければならない 
&#8211; 業社はユーザーに実名登録を求めなければならない
&nbsp;
<h2>越境ECへの影響</h2>
<h4>中国国内にサーバーを設置しなければならないかもしれない</h4>
中国国内で個人情報、重要情報を保存しなければならなくなることにより、 
現在中国外のサーバーで運用しているサービスは中国内にサーバーを設置しなければならなくなるかもしれない。 
例えば楽天グローバルなどはこれにより中国からのアクセスが遮断されてしまうかもしれない。 
尚、香港がここで言う中国内に含まれるかは現時点ではまだ分からない。
&nbsp;
<h4>検閲や遮断が増えるかもしれない</h4>
本法律により検閲の強化やアクセス遮断が正当に行えるようになるかもしれない。 
もしそうなれば業社はサイトの表示速度の問題や、最悪の場合遮断によりサイト運営自体が本法律により継続できなくなくかもしれない。
&nbsp;
<h4>特定の商品を販売できなくなるかもしれない</h4>
「インターネット関連商品およびインターネットサービスを中国の基準に適合させなければならない」 
に越境ECでの物品の販売が含まれる場合、法文通り中国の基準に合わせなければならない。 
その場合は基準外の商品を販売しているサイトは違法となり、罰則の対象となってしまう。
&nbsp;
<h4>マーケティングがしづらくなるかもしれない</h4>
インバウンド ↔ 越境EC の個人情報の共有に対し、所定の審査を通過しなければならなくなるかもしれない。
&nbsp;
<h4>購入のハードルが上がるかもしれない</h4>
実名での登録は必須となることに加え、ID情報をサイト側に提供しなければならなくなるかもしれない。 
そうなると、大切な個人情報であるIDを海外のサイトに提供するという心理的なハードルから購入を控えるユーザーが増えるかもしれない。
&nbsp;
<h2>まとめ</h2>
影響としては「かもしれない」という言葉が多いことから分かるように、 
影響範囲が曖昧でどこまでが適用範囲なのかが判断できないことが多い。 
また、実際にこの法律が適用された事案などの情報が乏しく、実態が把握できていないのが実情だ。 
これについては継続的に情報収集を続ける必要がありそうだ。
そんな中、7月12日に米アップルが本法律対策のために中国国内にデータセンターを設置したというニュースが出た。 
<a href="http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071201086&amp;g=int" target="_blank" rel="noopener">http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071201086&amp;g=int</a>
時価総額世界1位の大企業が対策に乗り出したことにより、他企業にも影響してくるかもしれない。

「インターネット安全法」が越境ECに与える影響

最近EFOが大事と感じ、今まではタグを埋めるだけで対応できる程度にしか考えていなかったので、<a href="http://launchcart.jp/" target="_blank" rel="noopener">LaunchCart</a>で使用できるのかと、越境ECということで外国語に対応しているかを中心に調べてみた。
&nbsp;
<table>
<tbody>
<tr>
<th>ツール名</th>
<th>URL</th>
<th>初期費用</th>
<th>月額</th>
<th>フォーム数</th>
<th>特徴</th>
<th>越境対応</th>
</tr>
<tr>
<td>フォームアシスト</td>
<td>http://www.showcase-tv.com/formassist/</td>
<td>別途見積もり</td>
<td>30,000円〜</td>
<td>1</td>
<td>プロが初期設定するから改善が早い</td>
<td>?</td>
</tr>
<tr>
<td>URICHAN EFO</td>
<td>https://www.mmmmm.co.jp/efo/</td>
<td>0円〜</td>
<td>30,000円〜</td>
<td>20</td>
<td>UI最適化。専門コンサルタント</td>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<td>Gyro-n EFO</td>
<td>https://www.gyro-n.com/efo/</td>
<td>別途見積もり</td>
<td>16,200円～</td>
<td>UUによる</td>
<td>テスト的に導入できる</td>
<td>○</td>
</tr>
<tr>
<td>エフトラ EFO</td>
<td>http://f-tra.com/ja/efo/</td>
<td>0円〜</td>
<td>30,000円〜</td>
<td>20</td>
<td>15分で設置可能</td>
<td>◎</td>
</tr>
<tr>
<td>EFO CUBE</td>
<td>https://www.efo-cube.info/</td>
<td>0円</td>
<td>50,000円</td>
<td>5</td>
<td>たまご、リピストと自動連携</td>
<td>○</td>
</tr>
<tr>
<td>formy</td>
<td>https://formy.jp/</td>
<td>0円〜</td>
<td>6,000円</td>
<td>1</td>
<td>値段、設定ともにハードルが低い</td>
<td>△</td>
</tr>
<tr>
<td>スマートUPフォーム</td>
<td>http://suf.jp/</td>
<td>600,000円〜</td>
<td>0円</td>
<td>1</td>
<td>ランニングコストゼロ、多機能</td>
<td>?</td>
</tr>
<tr>
<td>GORILLA EFO</td>
<td>https://gorilla-efo.com/</td>
<td>30,000円〜</td>
<td>9,800円〜</td>
<td>5</td>
<td>高水準、スマホ対応の入力サポート機能</td>
<td>○</td>
</tr>
</tbody>
</table>
&nbsp;
&nbsp;
結論としてはほぼ全てのツールで使用可能のようだ。
問題は多言語対応が可能なのかということだが、これについては順次調べて追記したいと思う。

EFOツールの検討

EC業界で最も引用されているであろうあの調査結果が今年も発表された。
<a href="http://www.meti.go.jp/press/2017/04/20170424001/20170424001.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">http://www.meti.go.jp/press/2017/04/20170424001/20170424001.html</a>
ことしはだいぶ早く発表されてびっくりだ。
&nbsp;
<h2>国内EC市場</h2>
2015年のEC市場規模は15兆1,358 億円 (+9.9%)
EC化率は5.43% (+0.68%)
&nbsp;
昨年度の市場規模の伸び率が昨年度は7.6%、EC化率が同+3.8%だったのに比べると伸び率がかなり上昇したと言える。
&nbsp;
特に物販系の伸び率が高く、その他を牽引している。(下図)
<div id="attachment_12808" style="width: 514px" class="wp-caption aligncenter"><img aria-describedby="caption-attachment-12808" decoding="async" loading="lazy" class="size-full wp-image-12808" src="/uploads-archive/2017/05/1.png" alt="" width="504" height="209" srcset="/uploads-archive/2017/05/1.png 504w, /uploads-archive/2017/05/1-300x124.png 300w, /uploads-archive/2017/05/1-228x95.png 228w" sizes="(max-width: 504px) 100vw, 504px" />今年度の報告書</div>
&nbsp;
<div id="attachment_12809" style="width: 514px" class="wp-caption aligncenter"><img aria-describedby="caption-attachment-12809" decoding="async" loading="lazy" class="size-full wp-image-12809" src="/uploads-archive/2017/05/2.png" alt="" width="504" height="205" srcset="/uploads-archive/2017/05/2.png 504w, /uploads-archive/2017/05/2-300x122.png 300w, /uploads-archive/2017/05/2-228x93.png 228w" sizes="(max-width: 504px) 100vw, 504px" />昨年度の報告書</div>
&nbsp;
&nbsp;
物販での業種別市場規模の順位は以下の通りで昨年と同じだった。
1位：衣類・服装雑貨等 1兆5297億円 (+10.5%)
2位：食品、飲料、酒類 1兆4503億円 (+10.2%)
3位：生活家電、AV 機器、PC・周辺機器等 1兆4278億円 (+9.0%)
生活家電、AV 機器、PC・周辺機器等 は昨年度の伸び率が3.1%だったのでかなり伸びたようだ。
&nbsp;
<h2>越境EC</h2>
国別ランキング。5位までは昨年と変わらず。
新しくインドがランクインした。伸び率は56%と中国を抜いており、人口を考えても今後注目だ。
<div id="attachment_12811" style="width: 387px" class="wp-caption aligncenter"><img aria-describedby="caption-attachment-12811" decoding="async" loading="lazy" class="size-full wp-image-12811" src="/uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-17.58.18.png" alt="" width="377" height="300" srcset="/uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-17.58.18.png 377w, /uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-17.58.18-300x239.png 300w, /uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-17.58.18-228x181.png 228w" sizes="(max-width: 377px) 100vw, 377px" />今年度の報告書</div>
昨年以下のようにコメントしたのだが、今年は
米：3983.5+英：1060.8+日：774.1+独：576.5+韓：456.3+仏：385.5+加：266.2+豪：183.4+印：160.2 = 7846.5
と、2位空10位まで合計しても中国1国に追いつかない状況となった。
&nbsp;
&nbsp;
<blockquote>ランキング2位〜7位の6カ国の市場規模の合計は
米：3406.1 + 英：993.9 + 日：895.5 + 独：618.4 + 仏：426.0 + 韓：388.6 = 6728.5
で、中国 1国の市場規模6720.1とほぼ変わらない。
仮にこの6カ国向けのECをやるとすると、英語、ドイツ語、フランス語、韓国語の最低4カ国語でのサポート体制が必要になる。
そこにコストをかけるよりは、中国1国に絞って広告費を集中させたほうが成功率が高くなる</blockquote>
&nbsp;
次に、日米中間の越境ECの市場規模。
中国が日米からの購入額がそれぞれ1兆円を超えた。
日本からの購入額の伸び率は昨年度が31.2%と微減だった。
全体の伸び率40%に比べて未だ低いので、売り手側のやり方次第でもっと伸ばせるだろう。
<img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-12812" src="/uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-18.05.46.png" alt="" width="570" height="318" srcset="/uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-18.05.46.png 570w, /uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-18.05.46-300x167.png 300w, /uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-18.05.46-228x127.png 228w" sizes="(max-width: 570px) 100vw, 570px" />
&nbsp;
次は世界の越境EC市場規模について。
2016年の越境EC市場規模は4,000億US ドルだったとのこと。
今年度は更に伸びて5,000億USドルを超える予想とのことだ。
&nbsp;
<div id="attachment_12813" style="width: 495px" class="wp-caption aligncenter"><img aria-describedby="caption-attachment-12813" decoding="async" loading="lazy" class="size-full wp-image-12813" src="/uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-18.15.56.png" alt="" width="485" height="293" srcset="/uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-18.15.56.png 485w, /uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-18.15.56-300x181.png 300w, /uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-18.15.56-228x138.png 228w" sizes="(max-width: 485px) 100vw, 485px" />世界の越境EC市場規模</div>
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<h2></h2>
<h2>まとめ</h2>
以下の図を見ると、中国のネット利用者1人あたりの年間EC利用額が日本の倍近くまで成長している。しかも市場規模は12倍だ。
<img decoding="async" loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-12814" src="/uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-18.27.12.png" alt="" width="574" height="296" srcset="/uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-18.27.12.png 574w, /uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-18.27.12-300x155.png 300w, /uploads-archive/2017/05/スクリーンショット-2017-05-08-18.27.12-228x118.png 228w" sizes="(max-width: 574px) 100vw, 574px" />
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越境ECをとりまく環境は昨年度でかなり整備されたと思うので、今年度は拡大期になることを願う。
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経産省「電子商取引に関する市場調査の結果」2016年版を発表

ここのところ決済関連のニュースが多いと感じており、 
この1〜2ヶ月の動きを、ビットコイン、プラットフォーム派生型、SNS系の3つに分けてまとめてみた。
<h2>
ビットコイン</h2>
<h3>Airレジ</h3>
リクルートライフスタイルが展開する「Airレジ」でビットコインが使えるようになるという発表があった。
<a href="https://www.recruit-lifestyle.co.jp/news/pressrelease/business/nw23637_20170405" target="_blank">https://www.recruit-lifestyle.co.jp/news/pressrelease/business/nw23637_20170405</a>
時期は2017年の夏頃で、デジタルガレージグループのベリトランスとイーコンテクストが決済データ処理・収納代行業務を行うとのこと。
このニュースで注目すべきは、Airレジ利用店舗が現在26万店舗あり、全ての店舗でビットコイン決済が利用可能になるということだ。
もちろん店舗によって利用可否を設定できるのだろうが、一般人向けの決済手段としてのビットコインとしては今までで最もインパクトがあるニュースであり、リリース翌日の日経新聞の一面にもなっていた。
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<h3>ビックカメラ</h3>
4月7日に「ビックカメラ有楽町店」「ビックロ ビックカメラ新宿東口店」の2店舗でビットコインでの決済を開始、利用者数や取引額が良ければ他店舗でにも拡大するとのことだ。
システムはbitFlyerの仕組みを利用するとのこと。
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<h2>プラットフォーム派生型</h2>
<h3>大手系</h3>
2月22日に「Amazonログイン＆ペイメント」から「Amazon Pay」に名称が変更され、全世界での統一ブランドとなった。
具体的なニュースはないが、決済の手間が減りコンバージョンが上がった、不正利用の対策として活躍しているなど良い話を聞く機会が増えた。
楽天は、実店舗の楽天スマートペイ、楽天ペイ、ECサイト用の楽天ID決済を統合して「楽天ペイ」とこちらもブランド名を統一した。
楽天ペイのサービスサイトでは「街もネットも」という文言になっており、店舗とサイトでの決済が同階層で紹介されている。
<a href="https://pay.rakuten.co.jp/index_pc.html" target="_blank">https://pay.rakuten.co.jp/index_pc.html</a>
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<h3>中堅系</h3>
「BASE」は「PAY.JP」を運営しており、少し前だが15億円の資金調達を実施、金融領域の強化を図っている。
<a href="http://jp.techcrunch.com/2016/10/13/base-raised/" target="_blank">http://jp.techcrunch.com/2016/10/13/base-raised/</a>
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「Origami」はOrigami Payを運営しており、というかもはや決済の会社なのかと思うほど、今や決済を推しているようだ。
着実に導入社数を増やしているように全国数千箇所で使われているとのこと。
さらに、今年の1月に日本交通向けにAlipayとWechatPayでの決済を可能にしたバージョンの提供を開始したという発表は記憶に新しい。
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最後に、「STORES.jp」も3月16日に決済に参入「STORES.jp Payment」をリリースした。
<a href="https://stores.jp/payment_app" target="_blank">https://stores.jp/payment_app</a>
イメージ的にはSTORES.jpの拡張機能のような感じで、STORES.jpのアカウントがあれば、審査などは不要でアプリをダウンロードするだけで利用できるとのこと。
STORES.jpと連動することもできるし、逆にしないで集金だけすることもできるとのこと。
サービスサイトではイベント、レッスン、野外販売を利用シーンの例としてあげている。
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<h2>SNS系</h2>
「LINE Pay」あまりうまくいっている気配を感じないのだが、じわじわと利用店舗を拡大しているようで、1月にローソン全店舗で使えるようになっていたようだ。
<a href="http://official-blog.line.me/ja/archives/67770115.html" target="_blank">http://official-blog.line.me/ja/archives/67770115.html</a>
まだすごく使われているイメージはつかないのだが、paymoやKyashといった個人間送金系のサービスの利用が増え顧客が慣れれば自ずと利用が増えていくかもしれない。
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進化する決済手段

今年に入ってから更に越境ECという言葉が一般化したと思うことが多くなった。
中でも独身の日の数字やポスト爆買いとして中国向け越境ECに関する記事の割合が最も多いのではと個人的には体感している。
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一般化したとはいえ、まだまだEC事業者にとっては事例が乏しく進出に踏み切れていないサイトの方が多い。
そんな中、簡単に越境ECを始められるプラットフォーム型のサービスが増えてきているようだ。
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<h3>ANA Cargo Direct Mall（アナカーゴダイレクトモール）</h3>
日本企業の製品を中国向けに販売するためのBtoCのマーケットプレイスで、ANAが出資するACD社が3月から試験運用するとのこと。
公開時は300社、1,500〜2,000商品が販売される予定だという。
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ANAはこの発表で一時株価が上昇した。
<a href="http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20170228-10000050-dzh-stocks" target="_blank">http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20170228-10000050-dzh-stocks</a>
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<h3>Amazon海外購</h3>
2004年にKingsoftから書籍・音楽・ビデオ販売の「卓越網」を買収してから13年、 
ここにきて存在感が増してきた感のあるAmazon。
日本企業に対してもセミナーをしてまわっているい。
<a href="http://eiking.asia/article/2017/02/4954/" target="_blank">http://eiking.asia/article/2017/02/4954/</a>
進出のサポートや物流業社の紹介をしているとのこと。
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<h3>豌豆</h3>
昨年末に23億円を調達、合計50億円近くもの資金調達を行ったInagora社が提供する豌豆。
徐々に出店者数を増やしており、淘宝網とも連携して販売数の拡大を続けている。
半年前まではBolomeと2強の感があったが、今では豌豆が頭一つ抜けたイメージを個人的には持っている。
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上記3件が個人的に最近注目しているプラットフォームだ。
一報、逆の意味で注目なのが
<a href="https://netshop.impress.co.jp/node/4049" target="_blank">https://netshop.impress.co.jp/node/4049</a>
こちらで、NTTドコモがChina MobileのECサイト内に作った「日本館」をたったの5ヶ月で撤退した。
ただ出すだけでは売れないという良い例なのか、全く良い話を聞かないまま既に2月末で閉鎖されてしまっている。
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同じ意味で楽天も中国でうまくいっているのか微妙だ。
2015年にJD(<a href="http://rakuten.jd.hk/" target="_blank">http://rakuten.jd.hk/</a>)、2016年にKaola.com(<a href="http://rakuten.kaola.com/" target="_blank">http://rakuten.kaola.com/</a>)に出店しているが、 
(個人的には)売れているという話は全く聞かない。
海外店舗で売るというよりは日本企業が海外で売る方を強化した方が良いのではないかと個人的には思っており、 
今年の動きとしては、以下など出店者向けサービスを何かしら強化するかもしれない。
<a href="https://www.rakuten.co.jp/ec/environment/promo/kaigai/" target="_blank">https://www.rakuten.co.jp/ec/environment/promo/kaigai/</a>
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日本から中国への越境EC市場規模は2015年に約8,000億円、2019年には2兆円を超えると経済産業省が予想している。
そんな中、どのような販売手段が最も効果が出るか注目だ。

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