中国語では双十一、日本ではダブルイレブン(W11)、独身の日、シングルデイなどと呼ばれている、 11月11日に行われる世界最大のECの販促イベント。

アリババグループが2009年から行っている。

昨年は11月11日の1日で912億元（約1兆6,000億円）を売り上げたことで世界的なニュースになった。

楽天の2015年1年間の流通総額(トラベル含む)は約2兆7,000億円であり、1日で約60%を売り上げた計算になる。

 

年々規模が拡大しており、2016年は1000億元を超えることは間違いないだろうとされている。

アリババグループでは、淘宝網又は天猫に出店する店舗がエントリーする形をとっており、今年も前年以上の参加が予想されているようだ。

以下の図は売り上げの推移で単位は億元。

 

 

ちなみにこちらは2015年の双十一でのカテゴリ別売り上げ各5位。

http://img.socialbeta.com/upload/2-1447309522.jpg 日本企業だと、ユニクロ(优衣库)が女性・男性服で1位、マタニティで5位と最も目立った活躍をしている。

前回以降でイオンなど大型店舗が開店しているので期待したい。

全体の規模として、前回を上回るという予想の方が多いようだが、一方でいろいろな問題も指摘されてきているようだ。

全て聞いた話だが、以下のような問題があるそうだ。

– 予想以上に売れたため在庫が無くなり翌年忘れた頃に届いた

– 直前に価格を引き上げておいて値引率を実際よりも大きく見せる

– 配送業者が対応できず管理しきれない(紛失、遅延、倉庫不足等)

– トイレットペーパーを10年分買ってしまって置く場所が無い

 

あとちょうど1ヶ月となったので各社の動向に注目していきたい