
<h2>はじめに</h2>



<p>（公財）埼玉県産業振興公社は、シンガポールと台湾のECモール「shopee」に埼玉県内の物産品を集めた特設店舗「Saitama Japan Premium Shop」を開設しています。</p>



<p>（公財）埼玉県産業振興公社が、海外に販売したい県内の中小企業を募集し、支援業者と連携し、店舗開設・運営を行っています。販売期間は今年2月末までの5か月間限定です。</p>



<p>今回は、この店舗の特徴や売れ筋商品などについてまとめました。</p>



<h2>Saitama Japan Premium Shopシンガポールについて</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" width="1024" height="699" src="/uploads-archive/lc/2023/01/e6c30e42898c2b04125d498f2ebd492e-2-1024x699.jpg" alt="" class="wp-image-11462" srcset="/uploads-archive/lc/2023/01/e6c30e42898c2b04125d498f2ebd492e-2-1024x699.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2023/01/e6c30e42898c2b04125d498f2ebd492e-2-300x205.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2023/01/e6c30e42898c2b04125d498f2ebd492e-2-768x524.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2023/01/e6c30e42898c2b04125d498f2ebd492e-2-600x410.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2023/01/e6c30e42898c2b04125d498f2ebd492e-2-1536x1049.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2023/01/e6c30e42898c2b04125d498f2ebd492e-2.jpg 1974w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption><a href="https://shopee.sg/saitama.premium.sg" data-type="URL" data-id="https://shopee.sg/saitama.premium.sg">https://shopee.sg/saitama.premium.sg</a></figcaption></figure>



<p>まずは、シンガポールの店舗から見てみましょう。</p>



<p>トップページには埼玉県の紹介が英語で記載されています。After taking this time to enjoy Saitama from your own home、 please come visit Saitama in person in the future!との記載もあり、インバウンドにつなげる目的があることが分かりますね。</p>



<p>ではどんな商品が購入されているのでしょうか。shopeeではTopSalesでソートしたり過去30日の売上数や累計の売上数を見ることで、人気商品を調べることができます。</p>



<p>この店舗では「小松菜うどん」「日本風（japanese tasete）野菜スープ」「海苔」が人気のようです。</p>



<div class="wp-block-columns">
<div class="wp-block-column">
<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="318" height="514" src="/uploads-archive/lc/2023/01/5a17630f0790d89845aa132427f6b924-2.png" alt="" class="wp-image-11464" srcset="/uploads-archive/lc/2023/01/5a17630f0790d89845aa132427f6b924-2.png 318w, /uploads-archive/lc/2023/01/5a17630f0790d89845aa132427f6b924-2-186x300.png 186w" sizes="(max-width: 318px) 100vw, 318px" /></figure>
</div>



<div class="wp-block-column">
<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="324" height="520" src="/uploads-archive/lc/2023/01/fc39007d855c10ed0bc9d6034b5d56c6-2.png" alt="" class="wp-image-11465" srcset="/uploads-archive/lc/2023/01/fc39007d855c10ed0bc9d6034b5d56c6-2.png 324w, /uploads-archive/lc/2023/01/fc39007d855c10ed0bc9d6034b5d56c6-2-187x300.png 187w" sizes="(max-width: 324px) 100vw, 324px" /></figure>
</div>



<div class="wp-block-column">
<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="324" height="520" src="/uploads-archive/lc/2023/01/2b70dd7ab460f02ae73688155f8593b0-2.png" alt="" class="wp-image-11466" srcset="/uploads-archive/lc/2023/01/2b70dd7ab460f02ae73688155f8593b0-2.png 324w, /uploads-archive/lc/2023/01/2b70dd7ab460f02ae73688155f8593b0-2-187x300.png 187w" sizes="(max-width: 324px) 100vw, 324px" /></figure>
</div>
</div>



<p>とはいえシンガポールの店舗では、食品が人気であることがわかります。日本の店舗から購入する必然性が高い商品が売れるというのが越境ECのセオリーです。どうしても日本製の商品は、価格の面で現地や中国の商品に負けてしまうことが多いです。一方、うどんや海苔は日本製であることが強みになる商材であり、現地のものより多少価格が高くても購入してもらえる傾向にあります。</p>



<h2>Saitama Japan Premium Shop台湾について</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" width="1024" height="562" src="/uploads-archive/lc/2023/01/9f3b6a26fc63926bf1cd597c6791bddd-2-1024x562.jpg" alt="" class="wp-image-11463" srcset="/uploads-archive/lc/2023/01/9f3b6a26fc63926bf1cd597c6791bddd-2-1024x562.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2023/01/9f3b6a26fc63926bf1cd597c6791bddd-2-300x165.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2023/01/9f3b6a26fc63926bf1cd597c6791bddd-2-768x421.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2023/01/9f3b6a26fc63926bf1cd597c6791bddd-2-600x329.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2023/01/9f3b6a26fc63926bf1cd597c6791bddd-2-1536x842.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2023/01/9f3b6a26fc63926bf1cd597c6791bddd-2-2048x1123.jpg 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption><a href="https://shopee.tw/saitama.premium.tw" data-type="URL" data-id="https://shopee.tw/saitama.premium.tw">https://shopee.tw/saitama.premium.tw</a></figcaption></figure>



<p>台湾の店舗もシンガポールの店舗と同様のバナーや説明文を翻訳して使い、トップページを構成しています。販売している商品も基本的に同じです。</p>



<p>では台湾ではどのような商品が人気なのでしょうか。</p>



<p>売れていたのは、「蕎麦粉」「ようかん」「和服生地」「招き猫」でした。「日本らしいもの」が人気という傾向は変わらないようです。</p>



<div class="wp-block-columns">
<div class="wp-block-column">
<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="378" height="590" src="/uploads-archive/lc/2023/01/7c862dcd181fb143b139a4714181f04e-4.png" alt="" class="wp-image-11467" srcset="/uploads-archive/lc/2023/01/7c862dcd181fb143b139a4714181f04e-4.png 378w, /uploads-archive/lc/2023/01/7c862dcd181fb143b139a4714181f04e-4-192x300.png 192w" sizes="(max-width: 378px) 100vw, 378px" /></figure>
</div>



<div class="wp-block-column">
<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="380" height="598" src="/uploads-archive/lc/2023/01/4a65a10b9ef10e51cc6fcbd13d0297a9-2.png" alt="" class="wp-image-11468" srcset="/uploads-archive/lc/2023/01/4a65a10b9ef10e51cc6fcbd13d0297a9-2.png 380w, /uploads-archive/lc/2023/01/4a65a10b9ef10e51cc6fcbd13d0297a9-2-191x300.png 191w" sizes="(max-width: 380px) 100vw, 380px" /></figure>
</div>



<div class="wp-block-column">
<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" width="360" height="586" src="/uploads-archive/lc/2023/01/fa0abf490ae4309a4991cab75725f8b8-4.png" alt="" class="wp-image-11469" srcset="/uploads-archive/lc/2023/01/fa0abf490ae4309a4991cab75725f8b8-4.png 360w, /uploads-archive/lc/2023/01/fa0abf490ae4309a4991cab75725f8b8-4-184x300.png 184w" sizes="(max-width: 360px) 100vw, 360px" /></figure>
</div>
</div>



<h2>まとめ</h2>



<p>認知のない海外市場で販売していくのは簡単なことではありません。だからとといって、海外の大きな市場を逃してしまうのはもったいないです。</p>



<p>こういった自治体主導で海外で越境販売するチャンスを生かして、販売したい商材が海外で受け入れられるかテストマーケティングをするのも良いでしょう。</p>


<p><small><br />
《参考・画像出典》<br />
https://shopee.sg/saitama.premium.sg<br />
https://shopee.tw/saitama.premium.tw<br />
</small></p>

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地方特産品を越境ECで世界へ！埼玉県の取り組みをご紹介

<h2>はじめに</h2>
<p>アジア越境ECに取り組まれる方で、このワードを知らない人はいないのではないでしょうか！アジアECで最大のお祭り、「独身の日」「ダブルイレブン」「W11」が今年も多くのECプラットフォームにて開催されました！</p>
<p>今回は、2021年の独身の日セールについて国別にまとめてみました。<br />
ぜひアジアEC市場の「熱」を感じ取ってください！</p>
<h2>独身の日とは？</h2>
<p>カップルがお菓子やお花をあげる幸せな日、「バレンタインデー」に対抗して出来た、11月11日独身の日。</p>
<p>日本ではポッキーの日としての方が馴染みが深いですが、アジア各国では独身の日に合わせて、ECプラットフォームでセールを行うことが最近の慣習となっています。</p>
<p>ただのセールではなく、欧米のブラックフライデー・サイバーマンデーに匹敵（もはや超えている&#8230;）する、誰もが待ち望んでいるイベントです。多くのEC企業様も、年間の売り上げの山を11月11日に合わせて、プロモーション企画などを計画されているそう。</p>
<h2>様々なプラットフォームで行われるW11</h2>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-8878" src="/uploads-archive/lc/2021/11/0fec0ac57e1e908a91122d118b5ed5c3.jpg" alt="" width="527" height="296" srcset="/uploads-archive/lc/2021/11/0fec0ac57e1e908a91122d118b5ed5c3.jpg 527w, /uploads-archive/lc/2021/11/0fec0ac57e1e908a91122d118b5ed5c3-300x169.jpg 300w" sizes="(max-width: 527px) 100vw, 527px" /><br />
独身の日のセールイベントが始まったのは、中国のアリババグループ、天猫（Tmall）です。<br />
ですが、今ではアリババグループ系列のECプラットフォームのみならず、多くのプラットフォームでイベントが行われています。<br />
多くのメディアでは、中国の天猫の売上高のみを紹介するケースも多いのですが、本記事では他のプラットフォームの様子もできる限りお伝えします。<br />
※「W11セール」は、国やプラットフォーム、開催年によって期間やセール内容が異なります。過去のデータと比較しているものの中には、今年の方が期間が長いもの等も含まれます。ご了承ください。</p>
<h2>中国</h2>
<p>中国のメインのECプラットフォームは、天猫（Tmall）と京東（JD）です。<br />
下記、各プラットフォームごとの売り上げや今年の傾向です。</p>
<h3>天猫（Tmall）※アリババグループ</h3>
<blockquote class="twitter-tweet">
<p dir="ltr" lang="ja">1年に1度の中国のメガセール「天猫ダブルイレブン」の期間中、アリババグループ本社所在地の中国·杭州「アリババ西渓キャンパス」に装飾が施されています。</p>
<p>色とりどりのデコレーション、可愛らしいゆるキャラなどにより、キャンパス内はお祭りのような雰囲気です！ <a href="https://t.co/7r09ovIcRe">pic.twitter.com/7r09ovIcRe</a></p>
<p>— アリババグループ Alibaba Group &#8211; Japan (@AlibabaJapanPR) <a href="https://twitter.com/AlibabaJapanPR/status/1458386983748014080?ref_src=twsrc%5Etfw">November 10, 2021</a></p></blockquote>
<p><script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></p>
<p>アリババグループの独身の日のセールス全体の流通額は、5403億元（約9兆6173億円）。29万ブランドが参加し、そのうち65%を中小企業や工業地帯にある製品メーカー、新ブランドだったそうです。<br />
※本記事内でご紹介するLazadaやその他アリババグループのECサイトも含みます。<br />
越境ECの観点では、中国国外から2万9000 以上のブランドが参加し、天猫国際（Tモール・グローバル）で130 万以上の新商品を発売されていたようです。</p>
<p>また、今年アリババグループでは、COP26の開催と環境への関心の高まりから、W11とSDGs（持続可能な開発目標）とキャンペーンも多くみられたのが特徴的でした。</p>
<h3>京東（JD）</h3>
<p>京東も、天猫に負けず劣らず、全体で3,491億元（約6兆2,349億円）の流通額を記録しました。</p>
<p>また、31ブランドが10億元を、Appleは100億元を超えたとの報道も。今年の特徴は、ファッションジャンルの販売者が最多なり、6000を超える新しいアパレルブランドが参加したそうです。</p>
<p>e-CNY（デジタル人民元）の紅袋（ラッキーマネー）を配布したとのニュースも目にし、EC企業がこのような試みを行うことによって中国のキャッシュレス化がますます加速しそうな雰囲気を感じました。</p>
<h2>東南アジア</h2>
<p>東南アジアのメインのECプラットフォームは、ShopeeとLazadaです。</p>
<h3>Shopee</h3>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-full wp-image-8879" src="/uploads-archive/lc/2021/11/6172750ab2f8f.jpeg" alt="" width="820" height="360" srcset="/uploads-archive/lc/2021/11/6172750ab2f8f.jpeg 820w, /uploads-archive/lc/2021/11/6172750ab2f8f-300x132.jpeg 300w, /uploads-archive/lc/2021/11/6172750ab2f8f-768x337.jpeg 768w, /uploads-archive/lc/2021/11/6172750ab2f8f-600x263.jpeg 600w" sizes="(max-width: 820px) 100vw, 820px" /></p>
<p>Shopeeでは、11月11日だけでなく、9月9日の9.9から始まり、12月12日の12.12まで、毎月ゾロ目の日に大規模なセールが行われることが特徴です。</p>
<p>今年は、11.11セール期間中のアンバサダーにジャッキーチェンを起用し、セールの広告塔となっていました。これまでは各国ごとに少しずつセールスの雰囲気が異なっていた印象ですが、今年は複数国に渡りジャッキーチェン一本でプロモーションをしていたことが印象的でした。</p>
<p>報道では、11.11のセール期間中に20億アイテムが販売されたとあり、セールを心待ちにしていた消費者がいかに多かったかが分かります。また、Shopeeではアプリ内での顧客とのコミュニケーションに力を入れていることから、セール期間中のメッセージの送信数35億件、ライブ配信の総視聴時間が30万時間超の記録を達成。</p>
<p>また、日本商品で最も人気だったカテゴリーが、「ヘルスケア・化粧品」だったそうです。</p>
<h3>Lazada　※アリババグループ</h3>
<blockquote class="twitter-tweet">
<p dir="ltr" lang="ja"><a href="https://twitter.com/hashtag/Lazada1111?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Lazada1111</a> キャンペーンのハイライトにご注目<br />
これらの数字はどれも日本ブランド・ <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%B6%8A%E5%A2%83?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#日本越境</a> セラーさんが支えてくれたおかげです 当初東南アジアでゼロから1111キャンペーンを作り上げ、今は <a href="https://twitter.com/hashtag/Lazada?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Lazada</a> のワンストップサポートを通じて沢山の日本越境セラーさんが東南アジアデビューに成功しています <a href="https://t.co/KDCWL5iTz9">pic.twitter.com/KDCWL5iTz9</a></p>
<p>— Lazada Japan (@lazadajapan) <a href="https://twitter.com/lazadajapan/status/1459340242859737088?ref_src=twsrc%5Etfw">November 13, 2021</a></p></blockquote>
<p><script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script><br />
LazadaもShopeeと同じようにゾロ目の日にセールを行っていますが、特に11.11のセールでは売上が好調だったようです。<br />
各国ごとや商品ジャンルごとの売上のデータがなかなか見つからなかったのですが、マレーシアの中小企業がセール期間中に100万RMの流通額を記録したなどのニュースもあり、11.11セールが消費者にとっても、販売者にとっても重要なイベントであることが伺えました。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回は、アジア越境ECでも注目度の高いトピック、独身の日のセールについて2021年の様子をご紹介しました。1年の売り上げの山場となるイベント、ものすごい盛り上がり様でしたね。</p>
<p>独身の日は、一般的にECモールで行われるイベントとの認識が強いですが、実は自社サイトで運営されている企業様もECモールと同じようにお得なオファーを出しています。（日本でも、BlackFridayのセールはAmazonや楽天だけでなく、他の自社サイトや店舗でも行われているのと同じですね。）</p>
<p>まだ越境ECには挑戦していない企業様であっても、競合の独身の日のプロモーション手法だったり、ブランドコンセプトが似ているサイトのセールの打ち方などを調べてみると、いざ越境EC始める際に役立つかもしれません。ぜひ探してみてくださいね。</p>
<p><small><br />
《参考・画像出典》<br />
<a href="https://netshop.impress.co.jp/node/9245" rel="noopener" target="_blank">ネットショップ担当フォーラム</a>, <a href="https://www.wwdjapan.com/articles/1286632" rel="noopener" target="_blank">WWDJapan</a>, <a href="https://ecnomikata.com/ecnews/32625/" rel="noopener" target="_blank">ECのミカタ</a>,<a href="https://eczine.jp/news/detail/10370" rel="noopener" target="_blank">ECZine</a>, <a href="https://www.tsuhannews.jp/shopblogs/detail/67893" rel="noopener" target="_blank">通販通信</a>,<a href="https://jp.alibabanews.com/tmall_2021-11-11-final/" rel="noopener" target="_blank">AlibabaNews</a>, <a href="https://themalaysianreserve.com/2021/11/25/msmes-local-brands-exceed-rm1m-on-lazada-11-11-sale/?__cf_chl_jschl_tk__=ifaHurA8bHpud38WEzpTfBsjbSRIv0ohnl2x8.gftjg-1638151865-0-gaNycGzNCOU" rel="noopener" target="_blank">Malaysian Reverse</a><br />
</small>

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【過去最高流通額】2021年独身の日セール（W11）がやっぱりすごかった。

<h2>はじめに</h2>
<p>台湾では、10月8日から新型コロナウイルスで落ち込んだ消費の刺激策である振興券「五倍券」の利用が始まりました。この記事では、「五倍券」の受け取り方法やECサイトでの利用可否について紹介します。</p>
<h2>五倍券とは</h2>
<p><div id="attachment_960" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img aria-describedby="caption-attachment-960" loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-10-1024x469.png" alt="" width="1024" height="469" class="size-large wp-image-8505" srcset="/uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-10-1024x469.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-10-300x137.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-10-768x352.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-10-600x275.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-10-1536x703.png 1536w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-10.png 1920w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><p id="caption-attachment-960" class="wp-caption-text">【出典】行政院振興五倍券</p></div></p>
<p>「五倍券」は、台湾当局が8月に発表した消費刺激策で、台湾全国民(永久居留権（永住権）を有する外国人や外国人配偶者らも含む)を対象に、5000台湾ドル(約2万円)分の振興券を配布するものです。振興券は現金の代わりとして飲食店や小売店、ホテルなどで利用できますが、公共料金や保険料など一部対象外のものもあります。ECサイトでの扱いについては、後半で解説します。</p>
<p>昨年配布された「三倍券」は1000台湾元を支払うと3000台湾元の消費ができるというものでしたが、今回は自己負担なしで利用できます。当初、前回のように1000台湾ドルの自己負担が検討されていたこともあって、「五倍券」という名称になっています。</p>
<p>日本で2020年4月に実施された「特別定額給付金」は現金10万円が配られました。一方、台湾では振興券となっています。振興券は現金の代わりとして使うことができますが、2022年4月30日までという使用期限があります。振興券自体にもその期限は印刷されています。定額給付金は現金での給付でしたので、その多くが貯蓄にまわったという話もありますが、振興券ではその心配がないというわけです。経済効果として2000億台湾元(8000億)を見込んでいるそうです。</p>
<h2>受け取り方法</h2>
<p><div id="attachment_960" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img aria-describedby="caption-attachment-960" loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-9-1024x577.png" alt="" width="1024" height="577" class="size-large wp-image-8506" srcset="/uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-9-1024x577.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-9-300x169.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-9-768x432.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-9-600x338.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-9-1536x865.png 1536w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-9.png 1854w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><p id="caption-attachment-960" class="wp-caption-text">【出典】行政院振興五倍券</p></div></p>
<p>「五倍券」の受け取りは実態のある紙幣として受け取る方法とクレジットカードや電子マネーなどのデジタル上で受けとる方法の2種類があります。</p>
<p>デジタル上で受け取る場合は、「五倍券」の<a href="https://hpm.5000.gov.tw/cp.aspx?n=299" target="_blank" rel="noopener">公式サイト</a>から、クレジットカードや電子マネーなどとの紐づけを行います。</p>
<p>紙幣として受け取る場合は、3つの方法があります。</p>
<ul>
<li>公式サイトで予約する方法。カードリーダーで健康保険カードを読み取るか「健保快易通」アプリによる認証コードの入力をします。</li>
</ul>
<ul>
<li>コンビニなどのマルチメディア機で予約をする方法。</li>
</ul>
<p>この2つの方法では、コンビニ店舗、スーパーマーケット、ドラッグストアでの受け取りが可能です。</p>
<ul>
<li>中華郵政（郵便局）で予約する方法。中国郵政のホームページや窓口で予約をし、郵便局で受け取ることができます。</li>
</ul>
<p>このようにデジタルを活用した受け取り方法が充実しているのは、台湾ならではでしょう。</p>
<p>政府は、デジタル方式での受け取り方法を推進したいようで、デジタル上で紐づけを行った先着400万人に外食で使える500台湾元（約2,000日本円）分の「好食券」を配布するそうです。また、銀行各社は自社のクレジットカードの利用に繫げようと、様々なキャンペーンを実施しています。</p>
<h2>ECで使える？</h2>
<p><div id="attachment_960" style="width: 510px" class="wp-caption alignnone"><img aria-describedby="caption-attachment-960" loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-12-1024x491.png" alt="" width="1024" height="491" class="size-large wp-image-8507" srcset="/uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-12-1024x491.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-12-300x144.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-12-768x368.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-12-600x288.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-12-1536x736.png 1536w, /uploads-archive/lc/2021/10/2021-10-08-12.png 1878w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><p id="caption-attachment-960" class="wp-caption-text">【出典】MOMOwebページ<br /></p></div></p>
<p>では、「五倍券」はECサイトで使えるのでしょうか。結論からいうと、使うことができます。ただし、海外のECサイトでは利用できません。つまり、日本で運営されているモールや自社サイトでは残念ながら利用することができません。台湾向けの越境ECのサイトも運営が日本などになっている場合利用できないと思われます。</p>
<p>2020年に配布された「三倍券」は、大きく落ち込んだ実店舗での消費を刺激することが優先されたため、台湾国内のECサイトでも使うことはできませんでした。今回も当初、売り上げが一定以上の大手ECサイトでの利用は認めない方針でした。しかし、EC業者が振興券用の専用ページを設け、台湾の店や小規模農家などに販売の場を提供することを条件に利用を認めることとなりました。</p>
<p>各モール型ECサイトでは、「五倍券」にあわせたキャンペーンを打ち出しています。例えば、台湾の大手ECサイトMOMOでは対象商品を「五倍券」で購入すると2%バックするキャンペーンを実施しています。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回は、2021年10月8日から利用が開始された「五倍券」について紹介しました。「五倍券」はECサイトでも利用できるとあって、さらなる国内消費の盛り上がりが期待できそうです。越境ECでは利用できないですが、この消費の盛り上がりに便乗して、売り上げを伸ばす施策を考えてみても良いかもしれませんね。</p>
<p><small><br />
《参考・画像出典》<a href="https://5000.gov.tw/" rel="noopener" target="_blank">行政院振興五倍券</a>、<a href="https://www.momoshop.com.tw/edm/cmmedm.jsp?npn=1vEHmBSWVgLj&#038;n=1" rel="noopener" target="_blank">MOMO</a>、<a href="https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=150&#038;post=207833&#038;unitname=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9-%E6%94%BF%E6%B2%BB&#038;postname=%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E7%A6%8D%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%B5%8C%E6%B8%88%E7%AB%8B%E3%81%A6%E7%9B%B4%E3%81%97%E3%81%B8%E3%80%815%2C000%E5%85%83%E6%8C%AF%E8%88%88%E5%88%B8%E3%81%AE%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%8C%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3" rel="noopener" target="_blank">TAIWAN TODAY</a><br />
</small></p>

台湾で利用開始「五倍券」って？

<h2>はじめに</h2>
<p>　</p>
<p>日本からの越境ECで、特に販売を開始しやすい、と成功事例が多いのが台湾。多くの企業様が挑戦され、売り上げをコンスタントに伸ばされている企業様も多くいらっしゃいます。</p>
<p>そんな台湾越境ECですが、成功される企業様が多い反面、撤退を余儀なくされてしまった企業様も多くいらっしゃいます。失敗しやすい企業様の特徴は何か、どのように改善するべきなのか、台湾越境ECの最新情報と併せてご紹介します。</p>
<h3>1. 信頼度＆認知の欠如が購入の妨げになっている</h3>
<p>「見たことのないブランド・商品を普通買わない」というのは、一般的に誰もが思っている事でしょう。そのため、<strong>安心してもらえるアプローチ</strong>を行う必要があります。例えば、広告で「なんか知ってる」という状況を作っていくことが大切です。</p>
<p>アウトドアブランドのスノーピークという会社は、10年くらい前から越境ECを続けています。その間ほぼ赤字運用をしていたそうですが、近年世界的にかなり売れるようになってきたようです。</p>
<p>つまり、長い目で越境ECを行い、認知を高めブランドを信頼＆安心してもらうことで購入してもらいやすくなるということです。会社としての体力が十分にある方が、長期的な越境ECでの成功はしやすいと言うことができるでしょう。</p>
<h3>2. スモールスタート(プロモーションの予算が100万円以下)である</h3>
<p>小さく始めて様子見してから、軌道に乗ったら大きくしていくという方針の、よくある失敗例についてお伝えします。</p>
<p>この場合、<strong>効率が重要になる</strong>ため「コンバージョンしてください！」というアプローチになってしまいます。それがブランドとしての信頼や安心感を欠如させる原因にもなっていることがあります。このアプローチだとずっと<strong>レスポンスを求めるための広告活動</strong>になり、上がるきっかけを持てないまま撤退するケースが多々あります。</p>
<p>スモールスタートは良いことですが、しっかりと戦略を立てたり、事前に現地調査を行うことが重要になってきます。</p>
<h3>3. 後払い決済に対応しないといけない</h3>
<p>ECサイトといえば、基本はクレカ購入ですが、本当に届くのかわからない商品を先払いするのはリスクになります。特に、初めて越境ECで、初めてのお店で買い物をする際には、誰もが「ちゃんとした商品が届くのかな、」と心配になりますよね。</p>
<p>そのため、<strong>商品がちゃんと届いてから払いたい</strong>という心理が働き、特に台湾ECでは<strong>コンビニ受け取り</strong>・<strong>後払い</strong>の比率が高い傾向にあります。</p>
<p>日本と異なり、台湾のECではコンビニ決済が当たり前に利用できる環境なため、後払い決済を対応していない通販サイトは、CVRがかなり下がっていると言っても過言ではありません。</p>
<p>コンビニ支払い・受け取りについては別記事でも詳しくご説明しています。</p>
<p>  <div class="lcLink">
    <a href="https://launchcart.jp/contents/ekkyo-ec_taiwan_convenience-store-pickup/">
      <figure class="lcLink__figure"><img src="/uploads-archive/lc/2021/02/jisun-han-S1IYmzbIi7w-unsplash-300x199.jpg" alt="台湾ECのコンビニ支払い＆受け取り（超商取貨）って何？！台湾向け越境EC最大のポイントをおさらいします。"></figure>
      <div class="lcLink__text">
        <h3 class="lcLink__title">台湾ECのコンビニ支払い＆受け取り（超商取貨）って何？！台湾向け越境EC最大のポイントをおさらいします。</h3>
        <div class="lcLink__info">
          <p class="lcLink__category">決済</p>
          <p class="lcLink__date">2021.3.5</p>
        </div>
      </div>
    </a>
  </div></p>
<h3>4. 越境ECに関する台湾の新ルール(EZ WAYについて)</h3>
<p>2020年5月16日から施行されたルールについてもしっかりと把握しておく必要があります。</p>
<ul>
<li>越境ECで買ったものをアプリ/紙で<strong>申請しないといけない</strong></li>
<li><strong>2000TWD以上</strong>の購入は、関税がかかる</li>
<li>半年で2000TWD以下の購入は<strong>6回まで免税</strong>(7回目以降は関税がかかる)</li>
</ul>
<p>この影響で以下のことが起こっています。</p>
<ul>
<li>購入を躊躇する人が現れる(CVRの低下)</li>
<li>2000TWD以上の購入を避けるようになり、購入単価が下がる</li>
<li>広告に対する費用対効果が著しく悪化する</li>
<li>越境ECをやめて、現地ECとして販売するケースが増える</li>
</ul>
<p>EZ WAYについては、別記事でも詳しくご説明しています。</p>
<p>  <div class="lcLink">
    <a href="https://launchcart.jp/contents/ekkyo-ec_rule_taiwan_ezway/">
      <figure class="lcLink__figure"><img src="/uploads-archive/lc/2021/06/1200x630wa-e1623896564889-300x169.png" alt="台湾越境ECの新通関ルール！EZ WAY易利委って何？"></figure>
      <div class="lcLink__text">
        <h3 class="lcLink__title">台湾越境ECの新通関ルール！EZ WAY易利委って何？</h3>
        <div class="lcLink__info">
          <p class="lcLink__category">物流</p>
          <p class="lcLink__date">2021.7.2</p>
        </div>
      </div>
    </a>
  </div></p>
<h2>では、どうしたらいいか</h2>
<h3>1. 安心感のあるコミュニケーションを行う</h3>
<p>日本ではテレビCMを活用して認知を上げる施策を取られる企業様もいらっしゃいますが、台湾のテレビはチャンネルが多く、テレビCMが必ずしも良いとは限らない(ターゲットを絞るのが難しい)ようです。</p>
<p>代替案としては、<strong>KOL/インフルエンサーの起用</strong>です。ただただ有名なインフルエンサーを起用するのではなく、<strong>嘘をつかない</strong>・<strong>効果を盛りすぎない</strong>・<strong>発言に信頼できる</strong>インフルエンサーが、マーケットからも信頼されていて、CVに繋げやすいでしょう。</p>
<h3>2. 現地ECを検討する</h3>
<p>EZWay対策をするには、現地EC（台湾在庫、台湾ドル建てでの販売）を検討される方が望ましいかもしれません。また、配送費がかかる商材も同様です。一般的に、台湾での価格が日本の価格の1.3倍を超えると購入されなくなると言われています。輸送コストも含め、いくらで台湾消費者に買っていただけるのか、しっかり検討をした上で、どういった形態での越境ECが適切か判断した方が良いでしょう。</p>
<h3>3. 広告のインハウス化</h3>
<p>広告手数料をできるだけ削って、<strong>自社で広告</strong>を頑張るのが利益を残すためには、広告のインハウス化を検討しても良いかもしれません。台湾のSNSの利用が高いのは、<strong>LINE</strong>や<strong>FaceBook</strong>です。日本と同じSNSや検索エンジンを利用しているので、日本で広告運営をしたことがある方であれば、ある程度知識や技術を横展開することができる点は、台湾越境ECの魅力です。</p>
<p><small><br />
《参考・画像出典》<br />
<a href="https://www.youtube.com/watch?v=LWdMRYTgGYU" data-rel="lightbox-video-0" rel="noopener" target="_blank">【誰も教えてくれない】台湾向け越境ECの苦戦とこれから (前編)</a>・<a href="https://www.youtube.com/watch?v=q2P9-R2XeyA" data-rel="lightbox-video-1" rel="noopener" target="_blank">（後編）</a><br />
</small></p>

【台湾越境EC】成功企業と失敗企業の特徴

<h2>はじめに</h2>
<p>海外向けECでの展開を成功させるために、ローカライズすべきポイントは色々あります。その中で見落としがちなのは「ローカルルール」です。<br />
今回は台湾向け越境ECサイトで気を付けるべきルールを簡単に紹介します。</p>
<h2>台湾向け越境ECで注意するべき点は？</h2>
<p>親日国であることで有名な台湾ですから、日本の商品に興味を持っている人はたくさんいます。しかし、日本国内ECサイトをただ翻訳しただけで台湾のお客さんが買ってくれるかというと、話は別です。</p>
<p>特に顔の見えないECサイトですから、安心して買い物ができるかどうか≒不審な点はないか、というのは大きなポイントです。日本のECではあまり重要視されないけれど、台湾の購入者が気にする点として以下のようなことが考えられます。</p>
<h3>返品ルールの明示</h3>
<p>自分がよく見なかったせいだとか、手続きが面倒だとか考えてしまいがちな返品下手な日本人にとって、返品ルールの記載はそれほど重要ではないかもしれませんが、台湾では違います。</p>
<p>台湾の消費者保護法第19条にはクーリングオフ制度に関する規定があり、到着から7日間以内に申し出があれば、返品対応しなければなりません。これは通信販売や電子販売にも適用されます。ですから、仮にサイト上に「返品不可」と記載していても、その条項は無効とされるのです。</p>
<p>台湾向け越境ECの場合、販売国の販売規制が適用されることは基本的にはありません。しかし、「返品可能」が当たり前の台湾消費者にとって、返品できなかったり、返品可能期間が極端に短かったりすることは、不信感を持つには十分な要因となってしまいます。</p>
<p>また、それを分かりづらく表示するのもNGです。きちんとした販売会社であることを示すために、返品対応できることをはっきり、わかりやすく記載しましょう。購買率を上げるには、越境ECであっても、この点を無視するべきではないでしょう。</p>
<h3>販売者や問い合わせ窓口の明示</h3>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/09/annie-spratt-goholCAVTRs-unsplash-scaled.jpg" alt="" width="2560" height="1440" class="aligncenter size-full wp-image-8329" srcset="/uploads-archive/lc/2021/09/annie-spratt-goholCAVTRs-unsplash-scaled.jpg 2560w, /uploads-archive/lc/2021/09/annie-spratt-goholCAVTRs-unsplash-300x169.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/09/annie-spratt-goholCAVTRs-unsplash-1024x576.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/09/annie-spratt-goholCAVTRs-unsplash-768x432.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/09/annie-spratt-goholCAVTRs-unsplash-600x338.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/09/annie-spratt-goholCAVTRs-unsplash-1536x864.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/09/annie-spratt-goholCAVTRs-unsplash-2048x1152.jpg 2048w" sizes="(max-width: 2560px) 100vw, 2560px" /></p>
<p>返品ルールと同様に、販売者の情報をはっきりと明記することも大切です。親日国であるならなおさら、販売者が日本の企業であることは強みにもなります。</p>
<p>返品窓口とは別に、お問い合わせ用の窓口となるメールアドレスや電話番号も合わせて掲載し、オープンでクリーンなサイトであることを見せましょう。</p>
<h3>言語表記や文章表現</h3>
<p>台湾で使われる表現や字体（繁体字）などの言語表記が自然かどうかという点です。中国本土とは異なり、台湾や香港では繁体字を使用しています。</p>
<p>文字だけでなく、言い回しやよく使われる言葉にも違いがあるため、台湾の購入者が違和感を感じないよう翻訳には注意が必要です。日本人も、ECサイトに見慣れない漢字や言葉が混じっていたら、かなり警戒しますよね。</p>
<p>また、台湾の薬事法と日本の薬事法は異なるため、特にサプリメントや美容食品、健康器具を扱う場合は、法律にふれないかどうか、慎重に確認することをお勧めします。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回は台湾向け越境ECサイトで気を付けるべき点を紹介しました。「日本風」が喜ばれる点とそうでない点はしっかり押さえておく必要がります。また現地ECを考えている方は、より現地の販売規制を把握しておかなければなりません。</p>
<p>とはいえ、言語等の壁は高く、自社での返品・問い合わせ対応や翻訳は難しいという方も多いでしょう。そういった人のために、返品などを現地でサポートしてくれる会社もありますので、問い合わせてみてはいかがでしょうか。<br />
あわせて読む：<br />
  <div class="lcLink">
    <a href="https://launchcart.jp/case/partner-tri-link_asia/">
      <figure class="lcLink__figure"><img src="/uploads-archive/lc/2020/09/trilinkasia-logo-300x157.jpg" alt="株式会社トライリンクアジア様"></figure>
      <div class="lcLink__text">
        <h3 class="lcLink__title">株式会社トライリンクアジア様</h3>
        <div class="lcLink__info">
          <p class="lcLink__category"></p>
          <p class="lcLink__date">2020.10.1</p>
        </div>
      </div>
    </a>
  </div><br />
  <div class="lcLink">
    <a href="https://launchcart.jp/case/partner-asianbridge/">
      <figure class="lcLink__figure"><img src="/uploads-archive/lc/2020/09/asianbridge-logo-300x157.jpg" alt="アジアンブリッジ株式会社様"></figure>
      <div class="lcLink__text">
        <h3 class="lcLink__title">アジアンブリッジ株式会社様</h3>
        <div class="lcLink__info">
          <p class="lcLink__category"></p>
          <p class="lcLink__date">2020.9.23</p>
        </div>
      </div>
    </a>
  </div></p>
<p><small><br />
《参考・画像出典》<a href="https://www.jetro.go.jp/world/qa/W-151101.html" rel="noopener" target="_blank">独立行政法人日本貿易振興機構</a><br />
</small></p>

3506754_s.jpg

台湾越境EC運用時の注意点・見落としがちなルールとは？

<h2>はじめに</h2>
<p>日本から台湾への越境ECは、①親日国家であること　②プロモーションや配送等支援会社も多く、日本式をそのまま横展開しやすいこと　③他のアジア諸国に比べて所得も高く、EC市場も成熟していること　等の理由から、多くの企業様が挑戦されています。</p>
<p>弊社のLaunchCartをご利用いただいている企業様の多くも、台湾から越境ECを始め、その後他の国へと展開されているケースも多くございます。</p>
<p>そんな台湾越境ECに、2020年5月より新たなルールが加わったことをご存じでしょうか？今回は、台湾越境ECの新ルール「EZ WAY易利委」についてご紹介します。</p>
<h2>EZ WAY易利委とは？</h2>
<p><a href="https://web.customs.gov.tw/singlehtml/3150?cntId=cus1_3150_3150_1471&amp;fbclid=IwAR2kNKJ24HqZ6z_LqT6juePwfCJAGj0emgYjP46bycJnu1bD0BlYD0qqnI0" target="_blank" rel="noopener">EZ WAY易利委</a>とは、台湾政府が管理・運営をするアプリのことです。このアプリに氏名・電話番号・個人番号（日本のマイナンバーのようなもの）を登録することで、台湾税関は越境ECで購入した国外の商品と購入者を紐づけ、適切に課税する仕組みになっています。</p>
<p>この気になる「課税」の部分ですが、2000元以下の商品を半年に6回（年12回）までは免税で購入することができます。逆を言えば、2000元以上の商品や、越境ECヘビーユーザーで半年6回以上購入する場合は、免税が適応されず、しっかりと税金を払って購入しなければいけなくなります。</p>
<p>2021年6月現在、EMSはこのEZWay対象外となっているようですが、その他の配送業者様をご利用されている場合、購入者がEZwayに登録していないと、商品は購入者に届くことなく、破棄されたり日本に戻されたりしてしまいます。※EMSが半永久的にEZWayの対象にならない訳ではなく、今後EZWayの対象になる可能性もございます。</p>
<p>もう一度、重要な点を以下に箇条書きにします。</p>
<ul>
<li>免税枠は2000元以下の商品</li>
<li>免税枠で購入できるのは、1人当たり半年6回（年12回）まで</li>
<li>EZWay未登録の購入者には商品が届かない</li>
</ul>
<h2>EZ WAY対策法</h2>
<p>越境EC事業者様にとっては、なかなか厄介だなと感じられた方も多いかと思います。スムーズに台湾の消費者様に商品を届けるために、今からできる対策法をご紹介します。</p>
<h3>購入フォームでEZWayへの登録を呼びかける</h3>
<p>まず1つ目は、購入時点で購入者にEZWayへの登録を呼びかけることです。</p>
<p>スムーズに配送を行うために、様々な物流業者様も呼びかけられています。（以下、ECMS社の例）</p>
<p>まだ開始して間もない制度なため、未登録者へ積極的なアプローチをする必要がありますが、今後EZWayの利用が浸透し、登録者数が増えれば、徐々に作業量も減るかと思われます。</p>
<p>しかし、先述の越境ECヘビーユーザーにとっては、EZWayに登録をしてしまうと、年間の購入回数が税関に管理され、課税対象になってしまう危険性があり、EZWayへの登録を渋るケースがあるそうです。そのような方たちへの対策を別途考える必要がございます。</p>
<p><iframe loading="lazy" width="500" height="764" style="border: none; overflow: hidden;" src="https://www.facebook.com/plugins/post.php?href=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Fpermalink.php%3Fstory_fbid%3D130345242263566%26id%3D100765165221574&amp;show_text=true&amp;width=500" scrolling="no" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; picture-in-picture; web-share"></iframe></p>
<h3>台湾現地に在庫を置くスキームを検討する</h3>
<p>もう1つは、台湾現地に在庫を置いた現地ECとして運営をするという方法です。</p>
<p>一般貿易で台湾へ在庫を輸出し、台湾国内でEC展開を行うというものです。日本からの越境ECに比べ、商品1つあたりの配送料が安くなったり、受注から商品到着までのリードタイムを短縮することができる等のメリットがございます。</p>
<p>実質的には、日本からの「越境EC」ではなくなってしまいますが、EZWayの対策や、今後台湾EC事業に注力される場合は非常に有効的な手段だと思われます。弊社のLaunchCartは、日本からの越境ECも台湾現地在庫の現地ECにも対応していますし、現地ECモデルでの総合支援を提供している企業様をご紹介することも可能です。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回は、台湾越境ECの新ルールEZ WAY易利委についてご紹介いたしました。 今後新しい情報等が出てきたら、その都度本サイトにて更新いたします。</p>
<p><small>《参考》 <a href="https://www.applemint.tech/blog/taiwan-ezway/" target="_blank" rel="noopener">applemint</a></small></p>

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台湾越境ECの新通関ルール！<br>EZ WAY易利委って何？

> 女性向けのコスメを6商品、日本と台湾において通信販売を行われている株式会社ビズキ様。そして、株式会社ビズキ様と共に、二人三脚で越境ECを運営されているのが、台湾・東南アジア含めた、世界を網羅したパフォーマンステクノロジーネットワークを提供する、株式会社フォーイット様です。今回は、「メーカー」と「広告代理店」が、どのような座組で台湾向け越境ECを行われているのか、株式会社ビズキの安藤様と、株式会社フォーイットの高橋様にお話を伺いました。

## お互いに高めあいながら運営をする台湾越境EC
### 各社様の事業内容について教えてください。
<p><img loading="lazy" class="alignright size-medium wp-image-7784" src="/uploads-archive/lc/2021/06/bizki_product-300x169.jpg" alt="" width="300" height="169" srcset="/uploads-archive/lc/2021/06/bizki_product-300x169.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/06/bizki_product-1024x576.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/06/bizki_product-768x432.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/06/bizki_product-600x338.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/06/bizki_product-1536x864.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/06/bizki_product-2048x1152.jpg 2048w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #ff9900;">安藤様</span>：<a href="https://bizki.jp/" rel="noopener" target="_blank"><span style="text-decoration: underline;">株式会社ビズキ</span></a>は、『綺麗になりたい全ての女性のために』をコンセプトに、女性の悩みに寄り添ったコスメの販売を行っている会社です。現在、全部で6商品取り扱っており、全て日本国内と台湾どちらでも販売をしております。最も長くご愛顧いただいており、当社の主力商品とも言えるのが、『<a href="https://bizki.tw/shopping_herbalrabbit" rel="noopener" target="_blank"><span style="text-decoration: underline;">ハーバルラビットナチュラルゲルクリーム</span></a>』というデリケートゾーンの黒ずみをケアする商品です。それに次いで人気を博しているのが、デリケートゾーンのにおいケアができる「<a href="https://bizki.tw/shopping_herbalraccoon" rel="noopener" target="_blank"><span style="text-decoration: underline;">ハーバルラクーンナチュラルミスト</span></a>」という商品で、既に日本国内ではハーバルラビットをも超える勢いでオーダーが入っています。最近リリースした商品では、タレントのぺえさんがプロデュースした、『Asettenai?（アセッテナイ）』という全身に使える制汗剤がございます。2020年の9月に発売開始したばかりなので、今後日本でも台湾でも力を入れていきたい商品です。</p>
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2021/06/business_webridge-300x300.png" alt="" width="200" height="200" class="alignright size-medium wp-image-7786" srcset="/uploads-archive/lc/2021/06/business_webridge-300x300.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/06/business_webridge-150x150.png 150w, /uploads-archive/lc/2021/06/business_webridge.png 400w" sizes="(max-width: 200px) 100vw, 200px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">高橋様</span>：<a href="https://www.for-it.co.jp/" rel="noopener" target="_blank"><span style="text-decoration: underline;">株式会社フォーイット</span></a>は、2019年から海外向けのパフォーマンステクノロジーネットワーク「<a href="https://webridge.net/ja_jp" rel="noopener" target="_blank"><span style="text-decoration: underline;">Webridge</span></a>」をサービス提供しています。台湾からサービスをスタートとして、香港、シンガポール、マレーシア、タイ等の東南アジア圏で、アフィリエイトのサービス拡大をしております。おかげさまで、現地のアフィリエイター様の登録者数も増え、各国でも順調な推移を見せております。</p>
<p>越境EC支援サービスにおいては、広告だけでなく、ECモールへの出店や、LP作成、決済、配送まで幅広くご支援させていただいています。サービスについては、クライアント様が越境ECで販売開始するにあたり、足りない部分を当社で補うというところを意識して、海外に商品販売していくはどうすれば良いか、クライアント様と一緒に考えて支援させていただく体制づくりを心がけています。</p>

### 越境ECの運営には、日々様々な業務が発生しますが、どのようにして分担されているのですか？
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">高橋様</span>：主に当社側で広告面の部分や、カスタマーサポートのお客様対応といった所を担当し、販売価格の設定から、物流、決済の部分に関して、安藤様に担当していただいています。</p>
<p><span class="speaker" style="color: #ff9900;">安藤様</span>：役割分担を明確にしているというより、お互いに意見を出し合いながら作業も協力し合って行っていると言った方が正しいかもしれません。例えば、広告まわりは基本フォーイットさんにお願いしていますが、フォーイットさんがクリエイティブに困ったときには、国内通販の方で効果の出ているクリエイティブを都度共有するようにしています。一方、フォーイットさんは台湾での実績が豊富なので、現地ではこういった訴求の方が良い、といったアドバイスなどをたくさんいただけます。このようにお互いの経験とノウハウを凝縮させてひとつのものを作り上げられるのは我々ならではかもしれませんね。</p>

## 戦略的なまとめ売りで、台湾での認知度up
### LPの訴求に関して、どういった部分が日本と異なりますか？
<p><img loading="lazy" class="alignleft size-medium wp-image-7781" src="/uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando-300x169.jpg" alt="" width="400" height="225" srcset="/uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando-300x169.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando-1024x576.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando-768x432.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando-600x338.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando-1536x864.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando-2048x1152.jpg 2048w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">高橋様</span>：LPの訴求に関しては、日本とあまり変わらない印象があります。もちろん国によって異なる部分ではあるのですが、海外進出されるクライアント様の中には、日本のLPをそのまま活用し、現地の言葉に変えて展開しているケースも御座います。そのため言語面の翻訳にこだわっていただいたほうが良いかと思います。例えば、台湾向けのLPであれば、台湾人に翻訳してもらうようにした方が良いです。クライアント様によっては、コストを抑えたいということで、台湾以外のご出身の方に翻訳してもらうケースがございますが、現地の方の言語でないとCVRが下がるケース見てきました。そのため弊社では、現地スタッフにLP翻訳はもちろん、海外からのお問い合わせ対応など、言語面のサポートもさせていただいています。</p>
<p><span class="speaker" style="color: #ff9900;">安藤様</span>：LPの訴求内容やクリエイティブはあまり日本と大きく変わらないのですが、消費傾向が日本と大きく異なる点については想定外でした。日本では定期通販が定着していて、定期でお得に購入するというのが一般的ですが、台湾だと「まとめ買い」の傾向が強いというのは意外な結果でした。最小で3本から多いものでは10本セットまでを販売しているのですが、中でも5本はよく出るイメージです。LaunchCartのほかに、ECモールにも出店しているのですが、そこでは10本セットもよく売れています。それを購入者本人だけで消費するのではなく、友達や家族とシェアをする文化が根付いてることも実際にやってみて初めて知りました。まとめ買いをした方が、当社の代わりに知人へ宣伝をしてくれるわけですから、ありがたい限りです（笑）</p>

### 実際、定期販売とまとめ売りは、どちらが人気なのですか？
<p><span class="speaker" style="color: #ff9900;">安藤様</span>：割合としては、定期が6割、まとめ買いが4割といったところでしょうか。初回の金額を安くしているということもあり、お試し感覚でご購入いただくケースも多いです。定期の継続率に関しては、日本とそこまで大きく異なる訳ではありませんが、台湾の方が気持ち低いかな、といった印象です。</p>
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">高橋様</span>：単品まとめ売りを推すクライアント様と、定期を推されるクライアント様が半々くらいでいらっしゃいます。しかし、定期販売されているクライアント様も、定期とセットでまとめ売りを推されているケースも多いので、まとめ売りは、欠かせないものになっていると思います。</p>

## 「離脱が少ない」「売りたいものをスポットで紹介する」ことが得意な独自サイト
### LaunchCartでの独自サイトとECモールを併用していただいていますが、スタート当初から併用をされているのですか？

<p><img loading="lazy" class="alignright size-medium wp-image-7783" src="/uploads-archive/lc/2021/06/bizki_ando-scaled-e1623137514608-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="/uploads-archive/lc/2021/06/bizki_ando-scaled-e1623137514608-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/06/bizki_ando-scaled-e1623137514608-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/06/bizki_ando-scaled-e1623137514608-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/06/bizki_ando-scaled-e1623137514608-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/06/bizki_ando-scaled-e1623137514608-1536x1152.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/06/bizki_ando-scaled-e1623137514608.jpg 1920w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #ff9900;">安藤様</span>：フォーイットさんは独自サイトでのプロモーションノウハウを豊富にお持ちでしたし、国内同様、定期モデルで越境ECを行いたかったので、スタート時は独自サイト一択でした。しばらくして独自サイトがある程度軌道に乗り、さらに販路を広げていこうということで、ECモールへの出店に踏み切りました。これにより、独自サイトを見て当社の商品を知ってくれた方が、ECモールで購入してくださるということも多々あるので、顧客を食い合うのではなく、より良い相乗効果が生まれてくれたらなと思っています。</p>

### 独自サイトの良さ、ECモールの良さ、についてどのようにお考えですか？
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">高橋様</span>：あくまでも個人的な見解ですが、独自サイトLPの場合はユーザーの離脱が少ないメリットがあると思います。ECモールの場合、商品ページに飛んだ後、別ページに回避してしまう可能性がありますが、その可能性が独自サイトにはありません。加えて、独自サイトは売りたい商品にスポットライトを当てた紹介が強みだと感じています。もちろん、ECモールにも定期やまとめ売りといった様々な売り方ができますが、手広く載せてしまうとその分新規顧客客様がどれを購入するか迷ってしまい、離脱に繋がるという可能性があるためです。</p>
<p>一方、台湾の新規顧客が独自サイトで商品を見たとしても、知らないブランドの商品だと、不安に思われることもあるかもしれません。そういった面で、独自サイトは新規顧客から信頼を築き上げることに最初は苦労すると思います。それに比べて、ECモールは、ユーザーにとって、モールブランドへの安心感があるので、ユーザーの信頼の獲得しやすいという面においては、ECモールの良い点だと思います。</p>

## LaunchCartの良さは、「分かりやすい・離脱しづらい決済エントリーフォーム」
### LaunchCartを選んでいただいた理由は何ですか？
<p><img loading="lazy" class="alignleft size-medium wp-image-7782" src="/uploads-archive/lc/2021/06/fotit_takahashi-scaled-e1623137606863-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" srcset="/uploads-archive/lc/2021/06/fotit_takahashi-scaled-e1623137606863-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/06/fotit_takahashi-scaled-e1623137606863-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/06/fotit_takahashi-scaled-e1623137606863-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/06/fotit_takahashi-scaled-e1623137606863-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/06/fotit_takahashi-scaled-e1623137606863-1536x1152.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/06/fotit_takahashi-scaled-e1623137606863.jpg 1920w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">高橋様</span>：決済フォームでお客様が離脱しづらい仕様になっているという点です。確認ページを1度挟んだり、購入フォームが煩雑な場合があります。LaunchCartは入力から、購入ボタンまでの導線がスムーズに購入できますので、訪れたユーザーは決済しやすいと思います。そして、クーポンコードを設置できるようにしてくれたり、クライアント様の要望にも、個別でご調整いただけるので、プロモーション運用を行う側としては非常にありがたいです。</p>
<p><span class="speaker" style="color: #ff9900;">安藤様</span>：一番はやはりコストパフォーマンスですね！これは弊社に限らず、他の会社様も同様の意見をお持ちだと思います。さらに、LaunchCartを日々運用する中で不明点が出てきたときに、すぐにスターフィールド様のカスタマーサクセスの方にチャットで質問できるのにはとても助かっています。サポートセンターに問い合わせて毎回毎回別の方に経緯を説明するのではなく、弊社のことをわかってくださっている専属のご担当者様から直接お返事をいただけるというのも、安心して続けられる要因のひとつですね。</p>

## 販路拡大と台湾越境ECのより一層の質の向上を目指す
### 今後の展望についても教えてください。
<p><span class="speaker" style="color: #ff9900;">安藤様</span>：月並みですが、台湾だけにとどまらず、他のいろいろな国へビズキの商品を販売していきたいです。せっかくLaunchCartが多国籍に対応しているので使わない手はありません。また、今フォーイットさんにお手伝いいただいているカスタマーサポート業務に関しても、国内通販に比べてまだまだ改善や拡充の余地があるので、CRMをもっと強化し、サービスだけでなく、顧客の質も上げていきたいと考えています。</p>
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">高橋様</span>：アジアNo1のマーケティング会社を目指していきます。実際に、東南アジア圏で、日本企業様とお仕事をご一緒させていただいている中で思うのは、アフィリエイト以外の部分でもクライアント様を包括的にサポートしていく必要があるということです。具体的には、商品の購入導線に紐づく、離脱防止ツールの導入や、継続率アップの施策です。アジア各国のクライアント様それぞれの課題解決ができるサービスとして、ご利用いただけるように、サービスを拡充していきたいと考えています。</p>

### では最後に、越境ECを検討中の方にアドバイスをお願いします！
<p><span class="speaker" style="color: #ff9900;">安藤様</span>：競合が増えてしまうので、やってほしくありません（笑）というのは半分冗談で、もし今海外進出を迷っていらっしゃるようであれば、とにかく一度やってみるべきだと思います。台湾は特に親日の方が多いので、自分たちの商品に自信を持って販売をしていけばきっと気に入ってくれる方がいらっしゃると思います。</p>
<p><img loading="lazy" class="alignleft size-medium wp-image-7785" src="/uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando2-scaled-e1623137995857-300x182.jpg" alt="" width="330" height="200" srcset="/uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando2-scaled-e1623137995857-300x182.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando2-scaled-e1623137995857-1024x623.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando2-scaled-e1623137995857-768x467.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando2-scaled-e1623137995857-600x365.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando2-scaled-e1623137995857-1536x934.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/06/forit_takahashi_bizki_ando2-scaled-e1623137995857-2048x1245.jpg 2048w" sizes="(max-width: 330px) 100vw, 330px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">高橋様</span>：ぜひ多くの企業様に越境ECを始めていただきたいです。しかし、海外販売をされるご担当者様はしっかりと権限をもって、海外進出にチャレンジしていただく事をおすすめします。海外販売を開始して上手くいっている企業様は、スピード感を持って、柔軟に対応されている傾向があります。改善すれば売れそうな商品であっても、会社の意向で、撤退を余儀なくされるケースもあります。実際に、担当者様が越境EC事業を全て統括している企業様では、施策のスピードが早く、継続的に販売数を維持されていらっしゃいます。</p>


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株式会社ビズキ様×株式会社フォーイット様

<h2>はじめに</h2>
<p>越境ECを始めるにあたり、販売先の選択肢として台湾はすごく魅力的です。親日国家であり、台湾現地のEC市場・EC文化がかなり整備されていて、日本からも近い。初めて海外進出される事業者様も、おそらく大きな文化の違いを感じることなく、越境EC事業に取り組むことができるかと思います。</p>
<p>しかし、日本と大きく異なることはないと申し上げておきながら、台湾では当たり前の文化や習慣があります。そのうちの１つがECでのお買い物の支払いや受け取りをコンビニで行うという習慣です。</p>
<p>今回は、台湾向け越境ECを始める際にぜひ知っておきたい台湾のコンビニ支払い＆受け取りについてご説明します。</p>
<h2>台湾ECのコンビニ支払い＆受け取りとは？</h2>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-large wp-image-6503" src="/uploads-archive/lc/2021/02/12068858_418304151701795_831632195593185805_o-1024x1024.jpg" alt="" width="1024" height="1024" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/12068858_418304151701795_831632195593185805_o-1024x1024.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/12068858_418304151701795_831632195593185805_o-300x300.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/12068858_418304151701795_831632195593185805_o-150x150.jpg 150w, /uploads-archive/lc/2021/02/12068858_418304151701795_831632195593185805_o-768x768.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/12068858_418304151701795_831632195593185805_o-600x600.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/12068858_418304151701795_831632195593185805_o.jpg 1181w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>知る人ぞ知る事実ですが、台湾は国土に対するコンビニの数＝コンビニ密度が世界でも最も高い国の１つです。台湾のコンビニは、本当に様々な機能を備えているらしく、そのうちの1つがECでのお買い物をした商品代金の支払いや、商品の受け取りをする機能です。</p>
<p>これは、ただ機能として存在している、というわけではなく、あるアンケート調査によると、回答者のうち63%もの人がコンビニでの支払い＆受け取りを好むと回答しており、頻繁に利用されているサービスだということが分かります。</p>
<p>台湾でコンビニ支払い＆受け取りが定着している理由は様々だとは思います。1つ考えられる理由としては、台湾では、クレジットカードやデビットカードは一般的には普及しているものの、現金で払った方が安心、商品が届いてから支払った方が安心、という感覚が根強いため、商品を受け取った後にお支払いする「コンビニ払い」や「代金引換」に人気があるということです。</p>
<p>また、台湾人が自宅ではなく、コンビニを配送先として選択する理由の１つとして、台湾には共働き世帯が多いことが挙げられます。92%の台湾の女性は、産休後に仕事に復帰するとのニュース記事もあり、24時間営業で、都合の良い時間帯に商品を受け取りに行くことができるコンビニでの受け取りは非常に便利なのだと考えられます。</p>
<h2>コンビニ支払い&amp;受け取りの使い方</h2>
<p>このコンビニ支払い&amp;受け取りのサービスですが、自宅或いはコンビニに届けてもらった商品の代金を支払う「決済」としての機能と、配送先として最寄りのコンビニを指定して届けてもらう「配送」の機能の2つに分かれます。どちらの機能も揃えなくてはいけないという訳ではなく、各ECサイトによって、配送先にコンビニを選ぶことはできるが、決済はクレジットカードのみ対応や、配送先にコンビニは指定できないが、コンビニでの後払いを対応している等、異なります。</p>
<p>まずは、購入者様がどのような画面を見ながら配送先として最寄りのコンビニを選択しているのか、ご説明します。</p>
<p>コンビニ受け取りの選択方法はとても簡単です。今回はセブンイレブンでの受け取りを例にご説明します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>配送方法（送貨方式）の部分で、「超商取貨」を選択します。</p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-large wp-image-6506" src="/uploads-archive/lc/2021/02/c70ed2e4dd2af806b9cc45f8e8d4f18f-1024x243.png" alt="" width="1024" height="243" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/c70ed2e4dd2af806b9cc45f8e8d4f18f-1024x243.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/c70ed2e4dd2af806b9cc45f8e8d4f18f-300x71.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/c70ed2e4dd2af806b9cc45f8e8d4f18f-768x182.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/c70ed2e4dd2af806b9cc45f8e8d4f18f-600x142.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/c70ed2e4dd2af806b9cc45f8e8d4f18f-1536x364.png 1536w, /uploads-archive/lc/2021/02/c70ed2e4dd2af806b9cc45f8e8d4f18f.png 1971w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「超商取貨」を選択後、セブンイレブンのマークをクリックすると、このような画面が出てきます。そこで、届けて欲しい地域の群・市・通りを選択すると、右側にその付近のコンビニの一覧が表示されます。</p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-large wp-image-6507" src="/uploads-archive/lc/2021/02/2ba44646b46e48592ee38dbefa17cb86-1024x498.png" alt="" width="1024" height="498" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/2ba44646b46e48592ee38dbefa17cb86-1024x498.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/2ba44646b46e48592ee38dbefa17cb86-300x146.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/2ba44646b46e48592ee38dbefa17cb86-768x373.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/2ba44646b46e48592ee38dbefa17cb86-600x292.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/2ba44646b46e48592ee38dbefa17cb86.png 1463w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>最後に地図上でコンビニの位置を再確認し、その他注意事項に同意すれば、</p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-large wp-image-6508" src="/uploads-archive/lc/2021/02/995568a248eb60cc07a69b4870677118-1024x703.png" alt="" width="1024" height="703" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/995568a248eb60cc07a69b4870677118-1024x703.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/995568a248eb60cc07a69b4870677118-300x206.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/995568a248eb60cc07a69b4870677118-768x527.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/995568a248eb60cc07a69b4870677118-600x412.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/995568a248eb60cc07a69b4870677118.png 1463w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>以下のように、買い物カゴに戻り、配送先として選択したコンビニが表示されています。</p>
<p><img loading="lazy" class="alignnone size-large wp-image-6505" src="/uploads-archive/lc/2021/02/6c3dbf55f0dc3d8b24356459e01e09aa-1024x317.png" alt="" width="1024" height="317" srcset="/uploads-archive/lc/2021/02/6c3dbf55f0dc3d8b24356459e01e09aa-1024x317.png 1024w, /uploads-archive/lc/2021/02/6c3dbf55f0dc3d8b24356459e01e09aa-300x93.png 300w, /uploads-archive/lc/2021/02/6c3dbf55f0dc3d8b24356459e01e09aa-768x238.png 768w, /uploads-archive/lc/2021/02/6c3dbf55f0dc3d8b24356459e01e09aa-600x186.png 600w, /uploads-archive/lc/2021/02/6c3dbf55f0dc3d8b24356459e01e09aa-1536x475.png 1536w, /uploads-archive/lc/2021/02/6c3dbf55f0dc3d8b24356459e01e09aa-2048x633.png 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その後、コンビニに商品が配送されたら、購入者に「〇日以内にお受け取りください」といった通達がされ、購入者は期日内の都合の良い日時に受け取りに行くことができます。</p>
<h2>台湾向けのEC事業でコンビニ受け取り＆支払いを導入するためには</h2>
<p>台湾向けのEC事業でこのコンビニ受け取り＆支払いを導入する方法は、台湾EC事業が日本に在庫を置き、注文ごとに台湾消費者へ配送をする「越境EC」の形態か、台湾現地に在庫を置く「現地EC」のどちらなのかによって異なります。また、前述の通り、配送と決済のどちらの機能もコンビニ対応できる、どちらかしかコンビニ対応できない、といった制約もございます。</p>
<h3>台湾向け越境ECの場合</h3>
<p><img loading="lazy" class="alignright size-full wp-image-6516" src="/uploads-archive/lc/2021/03/unnamed.png" alt="" width="512" height="250" srcset="/uploads-archive/lc/2021/03/unnamed.png 512w, /uploads-archive/lc/2021/03/unnamed-300x146.png 300w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></p>
<p>日本に在庫を置き、注文ごとに台湾へ向けて配送する場合、多くのケースではコンビニを配送先に指定することはできません。しかし、決済をコンビニ対応することが可能です。</p>
<p>台湾向けの越境EC事業には、「後払い決済サービス」がかなり浸透しています。EMS等の国際郵便を利用するため代引き決済を用意できない事業者様にとっても、商品が国境を越えて届くかしっかりと確認してから支払いたい購入者様にとってもwin-winなサービスです。LaunchCartは、台湾向けの後払い決済サービスとして展開されている、AFTEEに接続しています。</p>
<h3>台湾現地在庫の現地ECの場合</h3>
<p>台湾現地在庫の現地ECの場合は、上記の越境ECに比べ、比較的自由度高くコンビニ対応を選択することができます。</p>
<p>例としては、「クレジットカード決済&amp;コンビニ受け取り」、「後払い決済&amp;コンビニ受け取り｝、「後払い決済&amp;自宅配送｝などです。台湾現地のどの配送業者を利用するのかにより、どのコンビニが対応できるといった事情がございますので、情報収集をしながら検討されるのをお勧めします。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回は、台湾のECで日常的に使われるコンビニ支払い＆受け取りについてご説明いたしました。</p>
<p>台湾在住経験がある方複数人にお話しを聞いても、「そういえば、自分もコンビニで受け取りました！」や、「確かに、レジ後ろに箱が積み重なってますね」とお話してくださり、息をするのと同じくらい自然にコンビニで支払い、コンビニを配送先として指定する文化があるのだと感じました。台湾向けに越境ECをご検討中の方は、ぜひコンビニへの配送やお支払いの導入も併せてご検討ください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>《参考》 <a href="https://www.likeitformosa.com/single-post/2015/09/30/10-things-you-didn-t-know-about-taiwan" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Like it for mosa</a> , <a href="https://www.trade.gov/knowledge-product/taiwan-ecommerce" target="_blank" rel="noopener noreferrer">International Trade Administration</a> , <a href="https://www.taiwannews.com.tw/en/news/3929304" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Taiwan News</a></p>

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台湾ECのコンビニ支払い＆受け取り（超商取貨）って何？！台湾向け越境EC最大のポイントをおさらいします。

<h2>はじめに</h2>
<p>台湾は、その物理的、文化的な近さだけでなく、非常に親日的な人が多いということもあり、日本人にとっては最も身近に感じられる場所の一つでしょう。 コロナ対策の陣頭指揮を執った大臣の姿から、そのIT技術の発展・普及スピードの速さを実感した人も多いのではないでしょうか。今回はそんな台湾で行われているECイベントをご紹介します。</p>
<h2>台湾のECセールスイベント</h2>
<h3>「独身の日」</h3>
<p>中国の最大のECイベント、11月11日の「独身の日」。 シングルスデーあるいはダブル11と呼ばれるこのショッピングの祭典は、日の中華圏ではかなり浸透してきており、台湾でも同様に、ECイベントとしては最大規模の盛り上がりを見せます。</p>
<p>台湾最大のECショッピングサイトであるPChomeでは、ここ数年毎年シングルスデーの売り上げ記録を更新しているそうです。 PChomeを始め、momoなど他のECサイトでも、シングルスデーのトラフィックは他の月より約3倍も高くなります。 ECを利用した台湾進出を検討しているのなら、この日に注目しないわけにはいきません。</p>
<h3>２つの「バレンタインデー」</h3>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-large wp-image-6094" src="/uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-1024x683.jpg" alt="" width="1024" height="683" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-1024x683.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-300x200.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-768x513.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-600x400.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-1536x1025.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/01/han-hsing-tu-u535hc1fR8w-unsplash-2048x1367.jpg 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>日本人、そして西洋人にとってのバレンタインデーはもちろん2月14日です。この日は台湾では「西洋情人節」と呼ばれ、他国同様、恋人同士がプレゼントを贈り合う日です。 しかし、台湾には旧暦7月7日にも「七夕情人節」と呼ばれるバレンタインデーがあるのです。</p>
<p>いずれも恋人たちが一緒に食事をしたり、旅行に行ったり、プレゼントを贈ったりする日なのですが、それに合わせてオフライン・オンラインともにセールが行われます。 プレゼントは男性から女性に送られる場合が多いため、特に女性向けアパレル商材やアクセサリー、コスメを扱う企業は要チェックです。 年中行事として最も重要な春節に近い2月のバレンタインデーより、この「七夕情人節」のほうがプレゼント需要は高いとも言われています。</p>
<p>ちなみに、日本でおなじみのホワイトデーは、デートをする人は多いらしいですが、プレゼントを贈る習慣はほとんどないそうです。また、ホワイトデーよりブラックデーと呼ばれる、恋人のいない人が集まる日のほうが行事として根付いているようです。</p>
<h3>母の日</h3>
<p><img loading="lazy" class="aligncenter size-large wp-image-6095" src="/uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-1024x682.jpg" alt="" width="1024" height="682" srcset="/uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-1024x682.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-300x200.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-768x511.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-600x399.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-1536x1023.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2021/01/tanaphong-toochinda-9x3jGcu3qQ0-unsplash-2048x1363.jpg 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></p>
<p>台湾の母の日は日本と同じ5月の第2日曜日です。日本で母の日と言えば、カーネーションなどの花を送るのが習慣ですが、台湾では家族そろって食事に行ってお祝いしたり、プレゼントを贈ったりするのが一般的だそう。</p>
<p>父の日や先にあげたバレンタインデーよりも経済効果があるため、百貨店や小売店などのオフラインショップも各種ECサイトも、母の日をかなり意識して、セールイベントを開催しているようです。11月の独身の日ほどではありませんが、1年の上半期の売り上げを左右する重要な日とされています。プレゼントの予算も、父の日より母の日のほうがかなり高いというデータもあり、母親やパートナーへ高めのプレゼントを贈る人も少なくないようです。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回は日本にとって一番身近なEC市場、台湾で行われているECイベントを紹介しました。 ここで取り上げたイベント以外でも、年中行事や記念日に合わせて様々なECイベントが行われているそうなので、台湾進出を考えているなら、いつ・どんな需要が高まるか、常にチェックする必要がありますね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><small></p>
<p>《参考》<a href="https://taiwanlabo.com/">TAIWAN LABO</a></p>
<p></small></p>

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各国のECイベントシリーズ</br>「台湾のECイベント特集」

> 「ともに豊かに」をコンセプトに、心と身体を健やかにサポートする商品を提供されているさくらフォレスト株式会社。実はアジアの国々向けにも越境EC事業を行われており、日本のアジア向け越境EC事業のパイオニア的な存在です。今回は、さくらフォレスト社取締役、西尾和剛様と海外事業部の茂木龍二様に越境EC事業の面白さや、LaunchCartについてお話を伺いました。

### はじめに
<p>多くのアジア諸国に展開されているさくらフォレスト株式会社様。<br />
まずその全貌を解き明かすために、2020年11月時点で展開されている国を以下の表にまとめました。</p>
<div id="attachment_5689" style="width: 710px" class="wp-caption aligncenter"><img aria-describedby="caption-attachment-5689" loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/sakura-forest-map.png" alt="" width="898" height="940" class="size-full wp-image-5689" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/sakura-forest-map.png 898w, /uploads-archive/lc/2020/11/sakura-forest-map-287x300.png 287w, /uploads-archive/lc/2020/11/sakura-forest-map-768x804.png 768w, /uploads-archive/lc/2020/11/sakura-forest-map-600x628.png 600w" sizes="(max-width: 898px) 100vw, 898px" /><p id="caption-attachment-5689" class="wp-caption-text">※越境EC：在庫を日本など、配送先国以外の国に保管している<br />
※現地EC：在庫を配送先国に保管している<br /></p></div>

## 最初の商材は石鹸１つだけ。
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8968-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-5700" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8968-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8968-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8968-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8968-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8968.jpg 1200w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>

### まずはどちらの国から始めたのですか？
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">西尾氏：</span>最初は、2015年に台湾から始めました。最初の商材は、石鹸１つだけでなかなか利益が出せずに苦労しました。2年ほど経ち、だんだんと台湾で認知度が高まってくると、Facebook広告を見た香港のお客様から「購入したい」というお問い合わせをいただいて、台湾から越境で商品を送り始めたのが香港を始めたきっかけです。当初は、台湾から香港へ越境で送るなんて誰もしていなかったので、香港の知り合いを頼って送付を手伝ってもらっていました。そのあと、ベトナム、シンガポール、韓国に進出して、現在はフィリピン、中国、インドネシアでテスト販売を行っている最中です。</p>

## 「広告」と「決済」と「配送」さえ揃えば通販できない国はない。
### こんなにも多くの国々に挑戦されるということは、リスクも考えられると思うのですが、そのチャレンジ精神はどこからくるのですか？
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">西尾氏：</span>今から8年前くらいから海外展開を始めようと思って、東南アジアの国にまず行ってみました。そこで、当時の東南アジアの国々が、通販事業が成立するには配送の面でかなり難しいという事が分かりました。ですが、あらためて通販事業について試行錯誤する中で、一つ気付いたことがあります。通販の土台は、「広告」と「決済」と「配送」だと。この３つが揃えば通販ができるんだなと思いました。今では、アジアのどの国もこの3つは揃っています。なので、通販できない国はないため、チャレンジしやすいです。</p>
<p>　それと、僕は通販は市場だと思っています。つまり、人口何人に対して販売するのか、ということです。日本は1億人の市場ですが、東南アジアと中国を合わせると20億人以上の市場になります。20倍の場所で販売できると思ったら、ワクワクしませんか？それに、リスクといっても、通販の場合そこまで大きくありません。私が台湾で全く売れずに奮闘していた時期は赤字続きだったのですが、その後1年間で黒字化しました。何十万の赤字が、たった1年間で何千万の売り上げになるなんて、通販には夢がありますよね。</p>

### それぞれの国の商習慣や特徴への適応はどのようにされているのですか？
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8977-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-5702" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8977-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8977-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8977-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8977-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8977.jpg 1200w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #339966;">茂木氏：</span>ベトナムと台湾は、事務所を借りてローカルの人を採用しているので、現地メンバーが中心となって考えてもらっています。日本の会社にも5か国（台湾・中国・インドネシア・ベトナム・韓国）のメンバーがいて、この海外メンバーが中心になって越境EC事業をやっているので、自然と現地向けに何が適切なのか分かるのだと思います。</p>
<p>　価格設定も、大体日本と同じ価格でというのは基本としてありますが、現地のメンバーが適正だと思う価格で販売しています。他にも、ベトナムでは定期でリピートをするという文化がまずない上、他の国に比べるとSMSの応答率も悪いので、現地のスタッフに電話してもらって受注するなど、かなり泥臭く頑張ってもらっています。シンガポールや台湾ではメールやSMSで対応できています。</p>

## 通販は、お客様との繋がりをどう作るかというところが肝。
### あえて越境ECではなく、現地ECにこだわる理由は何ですか？
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8975-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-5701" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8975-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8975-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8975-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8975-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8975.jpg 1200w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">西尾氏：</span>日本から送っていても、海外の通販で日本人ができることなんてほんのわずかです。言葉もよく分からなければ、文化もよく知らない。現地ECにすると、現地の人を活かせるビジネスになります。それに、通販自体がお客様との繋がりをどう作るかというところが肝なので、そこはやはり現地の人の方が得意ですよね。現地に事務所があると、海外にたくさん知り合いが増えて、遊びに行けますし、良いことづくしなんですよ（笑）</p>

### LaunchCartのどのような点を気に入っていただけていますか？
<p><span class="speaker" style="color: #339966;">茂木氏：</span>LaunchCartはテスト販売をする際に常に使わせていただいています。どの国でも決済ができて、コーディングも簡単、顧客データも貯めることができて、ECを始める際にに必要なことがLaunchCartだけで全て完結することができる点が魅力的です。すぐに準備出来て、開始できるという部分も我々のマインドに合っていると思います。</p>

### モール展開の方が手軽だと思う方も多い中、なぜ、独自サイトでの展開を中心にされているのですか？
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">西尾氏：</span>顧客が見えて、ちゃんと繋がりを持てるのが独自サイトですよね。その繋がりをどう活かしていくのかというのを考えていくのも、通販の醍醐味だと思っています。利益云々だけではなく、こういった通販の面白みを得られるのが独自サイトなので、モールでの展開はあまりしていません。</p>

## 目指せ10か国制覇！
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8979-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-5703" srcset="/uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8979-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8979-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8979-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8979-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/11/IMG_8979.jpg 1200w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>
### 今後の展望を教えてください。
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">西尾氏：</span>マレーシアに行って、10か国制覇してみたいですね。夢がありますね（笑）</p>
<p></br><br />
</br></p>

### アジア諸国への越境ECを考えている人にアドバイスをお願いします。

<p><span class="speaker" style="color: #339966;">茂木氏：</span>「気合と根性」だけですね。。（笑）</p>
<p><span class="speaker" style="color: #3366ff;">西尾氏：</span>目先の儲かる儲からないという話ではなくて、「なんで海外に行きたいの？」という原点をしっかりと自分の中に持っていた方が良いのではないですかね。僕が海外に楽しみを感じるのは、海外に遊びに行けたらとか、現地に仲間がいたらとか、市場が広がるからとか、自分の中にワクワクするものがあるから、それが原動力になっていると思います。</p>
<p>　それと、注文してくれたお客様の住所をGoogleMapで調べてみると、こんな人が買ってくれているんだ！というのが分かって、感謝の気持ちも持てるし、どんどん楽しくなると思いますよ。</p>


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さくらフォレスト株式会社様

> 台湾へのビジネス進出や現地マーケティング、台湾から日本への観光インバウンド促進などあらゆるプロモーション活動を、企画から実行まで手掛けていらっしゃるベクトル台湾社。実は、PR事業で培われたノウハウをEC事業に活かして、台湾での自社EC事業も行われています。今回は、そんなPR事業者とEC事業者の二つの顔を持つ、ベクトル台湾総経理の木下研生様に、台湾のEC市場や、LaunchCartについてお話を伺いました。

## 事前のマーケティング調査で「リアル顧客」を想定する

<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/12/S__29302879-300x273.jpg" alt="" width="300" height="273" class="alignright size-medium wp-image-5982" srcset="/uploads-archive/lc/2020/12/S__29302879-300x273.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/12/S__29302879-1024x932.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/12/S__29302879-768x699.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/12/S__29302879-600x546.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/12/S__29302879-1536x1398.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2020/12/S__29302879-2048x1864.jpg 2048w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>

### PR事業を中心に行われている中で、台湾でEC事業を始められた理由を教えてください。
<p>　ベクトルグループは、PR事業を主力としつつ様々な事業を手がける会社で、日本国内のグループ子会社でもEC事業を行っています。そこと共に、台湾での販売を2020年の7月に開始しました。日本や台湾でEC事業を始めた理由は、全ての産業がEC化していくのではないかと思っているためです。EC分野における組織全体の能力を磨いていくことで、PR事業とシナジーを利かせていきたいと思っています。</p>

### 実際に台湾でのEC事業でPR事業でのノウハウが活かせた部分はありますか？
<p>　マーケティング調査の部分ではかなりPR事業とのシナジーがあったと思います。販売前に、想定ターゲット層、10名以上と1対1のインタビューをして、どのような部分がマーケティング上のポイントになるのかを聞き出したりしました。使っていただいた感想を伺ったりもして、実際にご購入いただくであろう「リアル顧客」を想定することができました。こういった人たちに届くようなマーケティングは何か、ということで、メディアを選定したり、メッセージやクリエイティブを作成出来た部分は、かなり良かったと思います。</p>
<p>　今後、香港やシンガポールといった中華圏への多国展開も視野には入れているのですが、その際も現地でのインタビューは丁寧にやりたいと思っています。顧客像も日本、台湾、と異なるように、各国ごとに特徴があると思うので、クリエイティブやキャッチコピーのローカライズに活かせる情報収集は事前に行いたいですね。</p>

## 商品選定から台湾でのローカライズを意識
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/12/95910462_135868901382219_509740703102795776_o-300x300.jpg" alt="" width="300" height="300" class="alignleft size-medium wp-image-5985" srcset="/uploads-archive/lc/2020/12/95910462_135868901382219_509740703102795776_o-300x300.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/12/95910462_135868901382219_509740703102795776_o-1024x1024.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/12/95910462_135868901382219_509740703102795776_o-150x150.jpg 150w, /uploads-archive/lc/2020/12/95910462_135868901382219_509740703102795776_o-768x768.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/12/95910462_135868901382219_509740703102795776_o-600x600.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/12/95910462_135868901382219_509740703102795776_o-1536x1536.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2020/12/95910462_135868901382219_509740703102795776_o.jpg 1680w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>

### まつげ美容液を選定されたのには理由はありますか？
<p>　<strong>台湾現地での競争が少なく、台湾に合いそうなプロダクトを選びました。</strong>全てスキンケアやビューティー系の商材で、10商材ほどあったのですが、口紅やリップ、コンシーラーなどの商材は厚塗り感があって、湿度の高い台湾では爆発的に人気になることはないだろう、と判断しました。まつげ美容液の台湾国内の競争に関しては、通販専門の会社さんは1社しか台湾で展開していませんでした。また、ドラッグストアで販売されている会社さんの場合は、価格帯が異なったため、私たちの方がより高級ラインで訴求できると考え、まつ毛美容液から始めようということになりました。</p>

### 日本と台湾での客層に違いはありましたか？
<p>　少し違うなという実感はあります。日本の方は、ノーメイクで外出されることは、あまりないと思うのですが、台湾の方の場合、ノーメイクで外出される方もよくいらっしゃいます。まつ毛美容液という商品の特性上、メイクをされる人に買っていただけるという傾向があり、メイクをされる人はどのような人なんだ、と色々調べてみると、やはり営業だとか店舗販売など、対面でお仕事されている方にご購入いただいているということが分かりました。なので、そこは広告やキャッチコピーなどで意識しながらアピールしています。</p>

## 価格の部分で優位性があり、定期販売にも対応しているLaunchCar
### LaunchCartを選んでいただいた理由は何ですか？
<p>　台湾のローカルのカートシステムなど、他社さんのサービスと比べさせていただき、最終的に<strong>価格の部分で優位性があり、かつ定期販売にも対応していらっしゃる</strong>ということから、LaunchCartを選ばせていただきました。また、日本の通販企業様とのお取引もかなり多いことから、その辺りのノウハウもお伺い出来たらとも思いました。</p>
<p>　特に台湾のカートシステムの場合、定期販売の文化がまだ定着していないことから、そもそも定期販売に対応していないカートがほとんどです。また、月額費が売り上げに応じてアップする従量課金モデルのカートもあり、売れば売れるほど比率が高くなるのはコスト構造上厳しいと判断しました。</p>

## 中長期的な成功には、現地理解、市場理解を深めてローカライズを
<p><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/12/S__29302882-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-5984" srcset="/uploads-archive/lc/2020/12/S__29302882-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/12/S__29302882-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/12/S__29302882-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/12/S__29302882-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/12/S__29302882-1536x1152.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2020/12/S__29302882-2048x1536.jpg 2048w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>

### 今後の事業展望について教えてください。
<p>　今はまつ毛美容液を販売させていただいていますが、今後台湾独自で新たなプロダクトを作って販売していきたいと考えています。そして、前述しましたが、香港やシンガポールといった中華圏へ台湾から販売をしていきたいです。</p>

### 台湾でのEC事業を検討中の方に、一言アドバイスをお願いします！
<p>　越境ECは、海外進出の一歩目としてとても良い方法だと思っています。ただ、事業を中長期的に続けていくためには、売り続けないといけません。その場合、やはり現地理解、市場理解を深めていかないと勝てないと思うので、現地に進出されて現地ECに切り替えられるというのは1つの方法だと思っています。</p>
<p>　<strong>成功されている企業様は、皆様ローカライズをとても意識されていると思います。</strong>PR事業という業種柄、そして私自身が中華圏で10年以上働いている中で、進出のお手伝いをさせていただく時に思うのですが、マーケットに対する分析、つまり市場規模はどのくらいで、競合はどこで、何が強みで、消費者が購入される理由は何なのか、というところが調べきれずに進出されて競争で負けてしまうというところを沢山見てきました。そのため、自社の商品がどういうところが競争優位で、どこが消費者に受け入れられるのか、という部分は丁寧に戦略を練られた方が良いと思います。</p>


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ベクトル台湾様

> 2002年に日本で初めて後払い決済サービスを開始し、18年間後払い決済事業を先導してきたネットプロテクションズ社。日本において、57,500店舗以上の通販事業者に利用されているこの後払い決済サービスのノウハウを台湾に展開、2018年に「AFTEE」としてサービスを開始されました。今回は、ネットプロテクションズ台湾支店プロダクトチーフの松倉龍矢氏に、台湾の決済事情や、越境ECと後払い決済サービスの相性についてお話しいただきした。

## LTVが上がる決済方法、後払い決済。
### 後払い決済とは何ですか？

<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/10/matsukura2-scaled.jpg" alt="" width="350" height="1920" class="alignright size-full wp-image-5467" /></p>
<p>　後払い決済とは、ECでお買い物をする際に、商品を受け取った後に、コンビニやATMで代金を現金で支払うことができるという支払方法のことです。&#8221;オンライン上でクレジットカード情報を入力したくない&#8221;や&#8221;ちゃんと商品が届いたことを確認してから支払いたい&#8221;という、安心安全をお求めになるお客様に寄り添ったサービスで、特にクレジットカードを持っていない若年層や、現金主義の主婦層の方に強い支持をいただいています。</p>

### 商品を受け取ってから現金で支払う代引きも似ている気がしますが、違いは何ですか？
<p>　商品を受け取るタイミングで支払うスタイルが代引き決済です。受け取るタイミングで中身をしっかりと確認したり、商品が正しいかどうかまで確認しきれないため、その点は後払い決済の方がより安心安全を追求していると思います。また、後払い決済の場合は返品するかどうかの意思決定をしてからお支払いいただくので、返品の際に発生する返金などの手間を省くことができます。</p>
<p>　それに加えて、最近台湾のEC事業者様からは、「後払い決済は、LTVが上がる決済方法」という風に注目していただいています。代引き決済が抱える一番の課題として、受け取り拒否率の高さが挙げられます。代引き決済でお客様が自宅に不在だと、商品を受け取ることができず、配送戻りとなってしまいます。一方、後払い決済を選択した場合では、クレジットカード決済のような事前決済サービスと同じように、お客様の代わりにマンションの管理人さんや同居人の方が受け取ることができるようになります。実際の弊社クライアント様の事例で、AFTEEの受取拒否率が代引き決済の半分以下だったという結果が出て、かつ１回目と２回目の定期継続率がAFTEE導入後に改善されたという効果もありました。このように、受け取り拒否率が下がり、結果的にLTVの改善を導入効果として多くの事業者様に実感していただいています。またAFTEEは、台湾最大級のECモールである、PChomeにも標準決済として導入していただいているのですが、こちらも受け取り拒否率という既存の現金決済が抱える課題の解決策として導入していただきました。</p>

## 台湾はまだ現金決済のニーズが残っている
### なぜ台湾を海外進出先として選ばれたのですか？

<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/10/matsukura1-scaled.jpg" alt="" width="300" height="1920" class="alignleft size-full wp-image-5466" /></p>
<p>　いくつか理由はありますが、1つ目はEC市場の大きさです。海外進出を検討していた時に、東南アジアを中心に色々海外を視察に行ったのですが、台湾は既にECにおける取引のボリュームがかなりある上、物流などのインフラが整っており、マーケットとしての魅力がありました。</p>
<p>　2つ目は現金決済のニーズです。後払い決済は、最終的にはコンビニだったり銀行で支払うという現金決済になるので、キャッシュレス化が進みすぎている国だとあまり受け入れてもらえません。その点で、台湾ではいい塩梅で現金決済のニーズが残っていて、事業をやりやすいだろうなと思いました。特に越境ECの場合、こういった現金決済のニーズがあったとしてもコンビニ払いとか代引きが用意できないという事情があります。そこで、後払い決済を導入していただくことで、台湾のお客様のニーズに応えるということが、越境EC事業を成功させるスタートラインなのではないかと考えています。</p>

### 日本以外の東アジアの国はキャッシュレス化が進んでいるイメージがありましたが、台湾はどれくらい現金主義が残っているんですか？
<p>　日本とかなり似たような感覚だと思います。クレジットカードは普及してますし、国がキャッシュレス化を進めましょうということで、LINE Payや街口Payといったオンライン決済も増えてきています。しかし、街中を歩いていても、コンビニなどのお店で現金で支払う方もかなり見かけます。それと台湾で特徴的なのが、路面にある飲食店や、夜市が文化として根付いていて、そういったところは基本的に現金決済です。そのため、中国のようなどこでもなんでもQRコードで電子決済という世界観ではまだないというのが現状です。</p>

## リーディングカンパニーとして培ってきたノウハウ
### 御社サービスAFTEEの特徴、強みを教えてください。
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/10/aftee.jpg" alt="" width="250" height="250" class="alignright size-full wp-image-5469" srcset="/uploads-archive/lc/2020/10/aftee.jpg 500w, /uploads-archive/lc/2020/10/aftee-300x300.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/10/aftee-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 250px) 100vw, 250px" /></p>
<p>　後払いには、お客様の代金未払いリスクが一定割合存在するのですが、このリスクは後払い決済事業者が負っています。そのためお客様の支払い能力や意志、不正注文をいかに見極め、最終的なデフォルト率を下げられるかという点が安定的に決済サービスを提供する上で重要です。一方、一方、ただ与信審査を厳しくすると後払い事業者にとっては好都合なのですが、今度はクライアント様がせっかく広告予算を投下して獲得してきた新規のお客様の購入機会を損失し、CVRを伸び悩ませてしまいます。そこのバランスが非常に難しいです。</p>
<p>　我々AFTEEとしては、初めて利用されるお客様でも、一定金額までは与信OKにしてしまうという性善説的なアプローチをとっています。そして、後から取引の結果をAIだったり与信審査システムにフィードバックして、仕組みをチューニングしています。クライアント様の利益を最大化させつつ、最適な与信ロジックを構築していくというプロセスが、事業として大変難しいのですが、ここはやはり20年近くリーディングカンパニーとして日本で後払い決済を提供してきたノウハウをもっている弊社だからこそ実現できているところだと考えています。</p>
<p>　他にも、お客様視点でのAFTEEの特徴としましては、事前の会員登録などの手間がなく、電話番号だけですぐに決済ができたり、スマホアプリをダウンロードしていただくと、現在の利用金額や残りの限度額が確認することができます。支払方法に関しましても、複数の注文をまとめてお支払いできたり、分割払いにも対応しているので、リピート顧客だったり、高額商品を購入するお客様にも満足いただける機能を提供しています。</p>

## AFTEEリリースと同時にLaunchCartと連携していました！
### LaunchCartとの出会いについて教えてください。
<p>　台湾に進出することが決まった時に、星野さん（弊社社長）にお話させていただいて、すぐに連携が決まりました。なので、AFTEEのリリースと同時に連携が完了している状態でスタートすることができました。LaunchCartさんは海外でのEC支援について豊富な実績をお持ちですし、いつも迅速な対応をしていただけるので、パートナー目線でも大変信頼しています。</p>

## オンラインだけでなくオフラインでの展開をしていきたい
### 今後の展望を教えてください。
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/10/matsukura3-scaled.jpg" alt="" width="300" height="300" class="alignleft size-full wp-image-5468" /></p>
<p>　引き続きさらに多くのEC企業様で、後払い決済を導入していただくこと、そしてより多くのお客様にAFTEEというブランドを認識し、ご利用していただけるよう営業拡大していこうと考えています。その次の展開としては、日本では既に進めているのですが、オンラインだけでなくオフラインでの後払い決済での展開もしていきたいです。オフラインでの後払い決済展開とは、例えばコンビニやレストランでのお支払いの際に手元にお金がなくても携帯だけで決済をしておいて、後でお金を用意できたタイミングでまとめて支払ったり、分割で支払ったりできる世界観です。他にも、台湾人観光客の方が日本旅行中にAFTEEで買い物して、台湾に帰ってきてから支払うといったインバウンド向けサービスも展開ていきたいです。</p>


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日商恩沛股份有限公司<br>（ネットプロテクションズ台湾支店）様

> 今では台湾向けの越境ECでは欠かすことができない後払い決済。それまで台湾には存在しなかった後払い決済サービスを台湾で初めて展開し、日本から台湾への越境ECや、台湾現地EC事業者への提供をしているトライリンクアジア社。現在では決済サービスのみならず、カスタマーサポートなどの越境EC支援サービスまで、幅広く台湾向け越境EC事業に携われています。今回は、台湾事業部取締役部長の久米大輔氏に、台湾越境EC事業や、決済事情、LaunchCartについてお話しいただきました。

## 注文してから6時間以内に配送
### 決済サービスも、越境EC支援事業も台湾でのEC市場の規模が非常に重要になるサービス。 　台湾でECが伸びると思われたきっかけは？

<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" class="alignright size-medium wp-image-5257" src="/uploads-archive/lc/2020/09/kume1-300x288.jpg" alt="" width="350" height="350" /></p>

<p>　日本と同様、台湾はECで物を買うインフラが整っていることです。これはインターネットだけでなく、物流品質と物流網に関しても当てはまります。台湾には日系の物流会社が台湾でもサービス展開をしていて、日本品質のサービスを台湾でも期待することができます。そして、日本以上に発達していると感じたのが宅配ボックスです。日本にも宅配ボックスはありますが、台湾の多くの地下鉄の駅には冷凍・冷蔵・常温の宅配ボックスが当たり前のようにあります。最近は、午前中にスマホで買った冷凍食品を、仕事帰りに駅の宅配ボックスで受け取り、夕食で食べる、といったこともかなり一般的になってきています。</p>
<p>　台湾は国土が九州くらいなので、注文してから6時間以内に配送しますっていうサービスまであり、本当にすごいと思いましたね。また、おじいちゃんおばあちゃんまでスマホを使いこなしていて、デバイスに対する抵抗感といったものも感じませんし、こういったことから、台湾ECは伸びると思いました。</p>

## 日本と台湾、両方の視点からご提案できる支援事業
### 台湾のEC事業に特化されている御社サービスの強みを教えてください。
<p>　弊社は、日本と台湾の二拠点二法人で二つの事業（決済サービス「後付款（アフターペイ）」・支援事業）を行っております。</p>
<p>　台湾に法人があることから、台湾現地EC事業者との関わりを多く持っており、台湾のECサイトで商品を売るための方法に関しては、様々な角度からの知見がございます。それらを元に、台湾向けに検討されている日本の事業者様に対して、ご提案をすることが出来ると思います。</p>
<p>　そして、日本にも日本のやり方、商習慣、考え方を非常に熟知している台湾人のメンバーがいます。なので、「日本人的にはそう考えますよね、でも台湾人的にはこうなんです。」と日本と台湾、両方の視点から日本のクライアント様にご提案できます。台湾にも日本語が出来る方はたくさんいらっしゃるんですが、日本で住んで働いている分日本と台湾の違いをきちんとご提案できる、という体制があるというのが強みです。</p>

## 台湾決済シェア70%の後払い決済サービス誕生の裏側
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/afterpay-logo.png" alt="" width="225" height="225" class="alignleft size-full wp-image-5260" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/afterpay-logo.png 225w, /uploads-archive/lc/2020/09/afterpay-logo-150x150.png 150w" sizes="(max-width: 225px) 100vw, 225px" /></p>

### アフターペイを始めようと思われたきっかけは何でしたか？
<p>　2016年のアフターペイの提供開始以前に、私自身も弊社代表も台湾に駐在したり、日本での後払い決済事業経験がありました。後払い決済とは、消費者がECサイトで購入し、商品を受け取った後にコンビニや銀行で代金を支払うことができる仕組みです。私が台湾と日本を頻繁に行き来していた2013年頃は、ちょうど台湾でECが盛り上がってきていて、オンラインで買い物をすることが徐々に当たり前になってきた時代でした。そこで、台湾の消費者がネットで買い物をする際に、品物に限らず、配送方法や決済方法に多種多様な選択肢を求めるようになるはずだと考えました。その当時、台湾では購入後に支払いをする決済方法はなかったのですが、台湾はコンビニ大国でコンビニ密度は世界1位です。コンビニでお金を払い、品物を受け取るという文化は既にあったので、これから伸びていくであろうニーズと、コンビニ文化というところを考えて、後払い決済を台湾に持って行こうと思いました。</p>
<p>　それともう一点。後払い決済サービスにおいて、未回収リスク、つまり消費者が払わないかもしれないというリスクは、我々決済事業者が負います。そこで、どの国にちゃんと問題なく払ってくださる方が多いかという点を考えると、台湾は日本と文化的に近い事と、過去の台湾での経験から実感した結果、大丈夫だろうと思った次第です。でもやはり、始めるときはすごく緊張しましたね(笑)</p>

### 実際どれくらいの方が後払い決済を利用しているのですか？
<p>　日本から台湾の越境の場合、クレジットカードが30%、後払いが70%くらいです。台湾現地ECですと、代引き決済の割合が増えたり、現地ECモールだとクレジットカードの割合が一番多かったりします。これは、日本と同じ心理が働いていると思いますが、日本でも海外の独自ドメインのサイトでクレジットカード番号入力するのは、少し怖いなと抵抗感を持つ人がいる反面、楽天やアマゾンでクレジットカード決済することには、あまり不安感を感じませんよね。台湾の消費者も同じで、弊社のアンケート等色々見ていても、初めてのサイトで商品を買うときに使いたい支払い方法として後払いを選ぶ方はとても多いです。</p>

## CVRも返品率も台湾の方が高い
### 決済以外にも、台湾のEC文化で特徴的なことはありますか？
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" class="alignright size-medium wp-image-5259" src="/uploads-archive/lc/2020/09/kume3-269x300.jpg" alt="" width="320" height="320" /></p>
<p>　台湾は日本より返品率が高いことが特徴的かもしれません。日本人は思ったものと違うものが届いても、「私が買っちゃったからな、」としぶしぶ使うケースがあると思います。ですが、台湾人は「やっぱり違う！」と思った即座に返品されることが多いです。背景は色々ありますが、台湾のECにはクーリングオフ制度（商品受け取ってから7日以内・未開封であれば返品可能な制度）があり、台湾の消費者はこの制度があるために「何かあったら返品できるんだ！」という感覚を非常に持っていると思います。なので、商品受け取りから数日経って、気が変わったという理由で返品される人も多いですね。</p>
<p>　その反面、返品できるという考えがベースにあるので、日本以上に気軽に購入する人も多く、そのまま使っていただけるケースも多いです。そのため、日本と台湾で比較するとCVRは台湾の方が良いことの方が多いです。日本企業が台湾進出する際に様々な事業計画を作成するのですが、想定CVRは日本より若干良い数値で計画し、その代わり返品率も高めに想定して作成したりしています。</p>

## 柔軟で小回りが利くLaunchCart
### LaunchCartの魅力は何ですか？
<p>　柔軟で小回り利きますっていうのが一番だと思います。多くのクライアント様からLaunchCartのアカウントをお預かりして運用していますが、当時使い勝手が悪かった部分などをお伝えしたら、色々改善していただきました。もちろん、ユーザーの声を反映して、改善します！っていうカート事業者さんはたくさんいらっしゃいますが、対応スピードの早さがLaunchCartは際立っています。</p>

## 東南アジアにも支援事業、運用業務を広めていきたい
### 今後LaunchCartと目指していきたいビジネスとは？
<p>　現在、台湾から派生して同じ中国語繁体字圏の香港向けにも支援事業を行っています。今後東南アジアにも支援事業、運用業務を広めようと思っていますし、LaunchCartとぜひご一緒していきたいと思っています。</p>


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株式会社トライリンクアジア様

> 2018年12月から、日本の健康食品や化粧品を海外向けに販売を行われているLeadCycle社。現在では、台湾、香港、韓国に展開されており、世界の大国、中国への挑戦に向かって取り組まれています。今回は、LeadCycle代表取締役の廉屋達大様に、台湾を中心とした東アジア圏での越境EC事業や、LaunchCartについてお話を伺いました。

## 先行者メリットを得られるかどうか
### ー展開している国、商材を選んだ理由について教えてください。

<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/leadcycle-LP-lineup-e1601288668133-253x300.jpg" alt="" width="253" height="300" class="alignright size-medium wp-image-5255" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/leadcycle-LP-lineup-e1601288668133-253x300.jpg 253w, /uploads-archive/lc/2020/09/leadcycle-LP-lineup-e1601288668133-864x1024.jpg 864w, /uploads-archive/lc/2020/09/leadcycle-LP-lineup-e1601288668133-768x910.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/09/leadcycle-LP-lineup-e1601288668133-600x711.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/09/leadcycle-LP-lineup-e1601288668133-1296x1536.jpg 1296w, /uploads-archive/lc/2020/09/leadcycle-LP-lineup-e1601288668133.jpg 1430w"/></p>

<p>　台湾、香港、韓国の順番で展開をしていきました。台湾を始めたきっかけは、周りの方で既に台湾進出をした方のお話を聞いていたというのが一番大きいと思います。香港には、台湾進出の2か月後くらいに、台湾の広告を見た香港の方から購入したいとの問い合わせがあったことがきっかけです。そこでニーズがあるのではないかと判断しました。商材は、日本である程度販売実績のあるものの中から、台湾でこれだったら当てはまるんじゃないかな？という商品を順次ローカライズして販売しています。</p>

### 「台湾にもニーズがある」と見極めるポイントはどこですか？
<p>　1つは先行者メリットを得られるかどうか、というところです。当社が販売しているサプリメントのひとつで口臭ケアサプリがあるのですが、台湾では始めた当初は誰も売っていない商品でした。台湾の方に聞いても、「別に口臭なんて気にしないよ」と言われたほどです(笑) ですが、商品がないだけでニーズ自体はあるはずだ！という日本での過去の通販経験から発売に踏み切りました。結果的には大成功で、安定して新規獲得できる商品となりました。やはり隠れたニーズがあったのだ！と確信しました。</p>

## LPの表現・順番だけでなく「軽くすること」

<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/kado_04-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" class="alignleft size-medium wp-image-5252" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/kado_04-300x200.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/09/kado_04-1024x683.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/09/kado_04-768x512.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/09/kado_04-600x400.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/09/kado_04-1536x1024.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2020/09/kado_04-2048x1365.jpg 2048w" /></p>

### 台湾での売り方で工夫している部分はありますか？
<p>　LPを軽くすることに注力していることは、１つ工夫している点だと思います。読み込みが遅いほど離脱率も高まるので、写真自体の圧縮の徹底、無駄なソースを書かないといったことは気を付けています。国内向けのLPでも同様だと思うのですが、表現や順番といったことは皆さん工夫していらっしゃるのですが、そもそもLPが重たいという点が問題だということもあります。特に海外ということで、軽さには気を付けています。表現に関しては、日本向けの表現から大きく変更しなくても、思った通りの訴求ができている印象があります。国内の広告で、ある程度獲得できた表現をそのまま翻訳しても、台湾でうまくいったことがありました。</p>
<p>　また、これはまだテスト段階なのですが、日本で主流の「初回をすごく安くして、2回目以降を高くする定期コースのスタイル」ではなく、「続ければ続けるほど安くなるスタイル」の方が台湾では良いのではないかということを今考えています。他にもプレゼントを2回目、3回目、4回目につけたりと、LTVを上げる工夫はしています。</p>

### 中華圏でない韓国と、台湾の違いはありますか？
<p>　台湾では「日本」ということを前面に出した方が良いことの方が多いのですが、韓国だと「日本」という部分はアピールポイントになりにくいと思います。順調に獲得はできているので、大きく日韓関係が関わることはないと思いますが、台湾とアピールしていく部分は異なります。越境EC事業をやるようになってから、各国の日本との関係だとか、その国の情勢といったところを気にするようになって、多国展開すると色々見えてきて面白いです。</p>

## LaunchCartでは、自由にカスタマイズできて色々試せる
### LaunchCartとの出会い、魅力について教えてください。
<p>　現在は色々なカートがあるのですが、始めた2年前はLaunchCart以外の選択肢がありませんでした(笑) 1アカウントで多国展開できる点が魅力的です。そのおかげで、今後の中国展開もスムーズにLaunchCartと一緒に行けるので、そこまで悩まずに準備ができています。</p>
<p>　それと、自由にカスタマイズ出来るところは良いと思います。他カートを国内で利用していた時に、定期コースの購入回数別に価格を変えたり、同封物を変えたりする自由が利かなかったことがありました。LaunchCartでは、そういったところを自由にカスタマイズできて、色々試せるところが魅力的だと思います。</p>

## 独自ドメインの補完的な役割を担うECモール
### モールでの展開も行っているということで、独自ドメインとの併用方法について教えてください。

<p>　日本国内でも言えることなのですが、ある特定のモールでしか買い物をしない人が一定数います。モールにも出店することで、そういった層にもリーチできてCVの底上げになります。例えば、モール内で「口臭サプリ」と検索する人はあまりいないと思うんですよ。必ずその商品をどこかで見て、頭の片隅にあったから、モールで指名検索をするという流れになっていると思います。自社のドメインで広告を配信すればするほど、モールで指名検索してくれる人が増えるので、そういった補完的役割をモールが担ってくれています。</p>
<p>　一方で、やはりEC事業はデータビジネスなので、データをどう活用して売り上げを上げていくか、という部分を考えるとなると、独自ドメインを使わないと厳しいと思います。そういった部分でモールと独自ドメインを併用しています。</p>

### モールと自社サイト、客層や購買傾向に違いはありますか？
<p>　1回買ってみたいというお客様は、モールで買っていただいている傾向があると思います。独自ドメインでは定期購入ができるので、欠かせないですね。</p>

## 人口規模、市場規模を考えても一番攻めるべき中国
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/kado_01-300x200.jpg" alt="" width="300" height="200" class="alignleft size-medium wp-image-5253" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/kado_01-300x200.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/09/kado_01-1024x683.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/09/kado_01-768x512.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/09/kado_01-600x400.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/09/kado_01-1536x1024.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2020/09/kado_01-2048x1365.jpg 2048w" /></p>

### 今後の展望について教えてください。
<p>　目下の目標としてあるのは、中国展開です。人口規模、市場規模を考えても一番攻めるべきだと思います。しかし、日本の商品をそのまま展開するのではなく、中国専用の商品を作ったほうが良いのではないか？と思い、準備をしているところです。中国向けになると、かなり価格を落とさないと受け入れられない可能性があるので。</p>
<p>このあたりは現段階では情報収集段階ですが、必ず自社の中核を担う国になると確信しています。</p>

## ほぼリスクなく始めることができる越境EC
### 越境ECを検討中の人にアドバイスをお願いします。
<p>　最近では、越境ECを始めるためにサポートしてくださる方や企業がたくさんあって、本当にほぼリスクなく始めることができるビジネスだと感じています。もし迷っている方がいらっしゃったら、上司に進言してみてはいかがでしょうか(笑)</p>
<p>　ですが一方で、他社事例を真似するだけでは、上手くいかないというのは実感としてあります。誰もやったことがない部分に果敢に取り組むことが、越境ECだと特に大事だと思いますね。僕自身、現在はリスクなくできる部分と、誰も攻めていないことの両方を並行して行うように意識しています。</p>


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Lead Cycle株式会社様

> 台湾越境ECパイオニア、アジアンブリッジ社。日本企業の台湾進出支援をされており、多くを成功へと導かれています。販売開始の準備から、成分調査、貿易および在庫管理、日々の受発注作業、マーケティング、オフラインへの店舗展開等、海外で販売する上での必要な工程を、ワンストップで支援されていることが特徴です。特に化粧品や健康食品など、定期購入型通販事業の支援に強みとされています。
　今回は、台湾そしてアジアへとますます事業を拡大されているアジアンブリッジ株式会社代表、阪根嘉苗氏に、台湾越境ECの攻略法や、LaunchCartとのパートナーシップの経緯、魅力についてお話しいただきました。


## 同じ目線、同じ方向を向いて一緒に取り組むことが大切
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/sakane1-300x174.jpg" alt="" width="350" height="203" class="alignleft size-medium wp-image-5195" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/sakane1-300x174.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/09/sakane1.jpg 465w"  /></p>

### 御社の強み、こだわりを教えてください。
<p>　　ご支援させて頂いている案件に関しては、早期に黒字化いただいて、台湾での事業を成長させることにこだわっています。そのためには、クライアント様と同じ目線、同じ方向を向いて一緒に取り組むことが大切です。弊社では、クライアント様ごとに2~3年分のP/Lを作成し、目線感を合わせてからスタートさせて頂いています。</p>

## 日本企業にとって台湾は１番進出しやすい国
### 台湾ならではの売り方の工夫や、苦労したことはありますか？
<p>　台湾では、商品に対するロイヤルティが低く、日本では当たり前の「定期購入で買ったから、リピートする」という文化がありません。なかなかリピートして頂けず、リピート率を上げることに苦労しました。他にも、詐欺サイトではないとお客様に安心してもらうために、「本物ですよ！」とアピールすることも大切です。ショッピングに対する安心感を持ってもらうために、代金引換払いや後払い決済を用意することも台湾ではマストになっていると思います。こういった工夫に行き着くまでには少し時間がかかりましたね。</p>

### 難しそうな台湾。日本企業が進出する魅力、進出しやすさは何ですか？
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/sakane2-300x300.jpg" alt="" width="400" height="400" class="alignright size-medium wp-image-5196" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/sakane2-300x300.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/09/sakane2-150x150.jpg 150w, /uploads-archive/lc/2020/09/sakane2.jpg 499w"  /></p>
<p>　前述のような台湾ならではの文化や商習慣を理解し、本気で取り組まないと、台湾での成功は見えてきません。ですが、ほかのアジアの国々と比べると、やはり日本企業にとって台湾は１番進出しやすい国だと思っています。理由は3つほどあります。</p>
<p>　1つ目は、所得が高いことです。台湾には、「専業主婦」という考え方がなく、夫婦共働きが当たり前です。そのため、家庭で使える可処分所得が高い傾向にあります。日本の商品は、海外の方からすると高いのですが、その高い日本商品を買うことができる購買力が台湾人にはあるということです。2つ目は、販売にまつわる法規制があまり複雑ではないこと。関税や輸入規制、広告表現の面においても、台湾は複雑ではなく、進出しやすい市場だと思います。3つ目は、やはり日本と文化的に近いことです。同じ漢字圏であり、生活習慣や考え方が日本人に近いので、日本で売っていた売り方も、台湾ではある程度通用する事があります。その点で、台湾を初めての海外進出先に選ぶことは適切だと思います。</p>
<p>　また、台湾にも日本製品＝品質が良くて安心というイメージは浸透していますし、健康志向の強い人が多いので、日本の健康食品やサプリメントに対するニーズもある、という点も大切ですね。</p>

## 時間をかけて両社で作り上げてきた

### LaunchCartとの出会いについて教えてください。
<p>　5年ほど前、まだLaunchCartが台湾に進出されていなかった頃に、私も日本から台湾向けの定期購入ができる越境ECカートを探していました。何社かアプローチしたうちの1つがLaunchCartだったんです。LaunchCartを導入し始めると、一気に広がりましたね。我々支援業者を含め、みんながLaunchCartを紹介して使っていく、みたいな良い流れができて。時間をかけて両社協力して、この流れを作り上げてきた、って感じがしますね。</p>
<p>　また、2年ほど前から弊社の基幹システムとLaunchCartを連携して、各種データを一元管理するようにしています。弊社にとっては、無くてはならないサービスです。今後も様々な面で協力体制を築けたらな、と思っています。</p>

## 「みんなLaunchCartを使ってますよ！」

### LaunchCartのどの点をご紹介いただいていますか？
<p>　数年前までは台湾に進出されている越境ECカートが何社かありましたが、今ではもう「みんなLaunchCartを使ってますよ！」の一言だけです(笑)</p>

### 阪根社長から見た、LaunchCartの強みを教えてください
まず、価格が適切です。カートの固定費が高くない分、広告に回す資金を調達することが可能であり、クライアント様にとって大きなメリットになると思います。また、日本語でのサポートして頂ける点は、初めて海外進出される場合は大きな安心感に繋がります。そして１番重要な点は、台湾人にとって購入しやすい購入フォームだということです。つまり、購入フォームでの離脱が少ないということです。これは、LaunchCartの購入フォームが台湾人にとって、見やすい色、入力のしやすい大きさに設計されているからです。弊社の仕事は、お客様を購入フォームまで運んでくることですが、購入フォームで離脱されてしまったら元も子もありません。お客様が「買おう！」と思ったときに、しっかり購入完了まで導いてくれます。</p>

## アジア各国で日本企業のプラットフォームになりたい
### LaunchCartとの今後の展望を教えてください。
<p>　ここまで台湾で成長してきたように、LaunchCartと台湾以外のアジア各国でも支援事業をやっていきたいです。各国ごとローカライズを進めることで、「売れる仕組み」を確立させて、日本企業のプラットフォームになれるように頑張っていきたいと思っています。</p>


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アジアンブリッジ株式会社様

> 2016年にECMSグループの日本法人として設立。それまで培っていたB2Cの国際宅配便のノウハウを活かし、日本から中国、香港、台湾、東南アジアやアメリカへ向けて越境EC物流を専門で行われていました。2020年には、B2BやC2Cでも利用できる新サービス、ECMSスタンダードエクスプレスを開始し、より幅広い層が利用できるサービス展開を行われています。今回は、そんな越境ECの物流を支えるECMSジャパン代表、小松英樹氏に越境EC市場や越境ECの物流事情についてお話を伺いました。

## 越境ECのセラー1社1社に対応できるECMSの物流
### 御社が特化しているECの物流は、従来型の物流と何が違いますか？
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/IMG_2218-scaled-e1600395379818.jpg" alt="" class="alignright size-full wp-image-5170" /></p>
<p>　越境ECでは、通関や貨物を動かす時のシステムのサポートが非常に大切です。従来の物流会社ではECで必要なIT技術が不足していることが多く、ECのニーズに応えられないケースがあります。特に中国では、税関のルールが突然変わったりするため、そのルールに対応するためにシステムも早急に変えなくてはならないという場合があります。従来の物流会社ですと、システム改修に何か月もかかったりする場合があり、そのような対応が難しいのだと思います。また、自動車物流などと比較しても、ECのセラーの1社1社は、ホンダ、トヨタのように大きくありません。各セラーのニーズに1つずつ小回りを利かせて対応することは、ECに特化していない物流会社さんにとっては難しいかもしれません。</p>
### 名前が似ているEMSとの違いは何ですか？
<p>　EMSは、郵便局の国際スピード郵便で、弊社とは全く異なるサービスです。EMSに関しては、関税逃れというところが良くも悪くもあり、返ってきてしまったら仕方がないというスタンスのセラーの方が一定数いらっしゃるのは存じ上げています。ですが、コンプライアンスを重視されている企業様だと、郵便ではダメだよねという流れに少しずつなってきていたりだとか、ECプラットフォームのアリババなどは、EMSはなるべくやめてくださいと言い始めたりしていますね。そういったことから、今後郵便の割合が少しずつ少なくなっていくのかもしれないとは思っています。</p>

## 物流業界に第三の選択肢を作る

### 新サービス「ECMSスタンダードエクスプレス」によって、何が可能になりますか？

<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/IMG_2249-1-scaled.jpg" alt=""  class="alignleft size-full wp-image-5172" /></p>
<p>　今までのB2Cダイレクトだと、名前の通りB2C事業しか対応していなかったのですが、これからは越境ECで培ったノウハウを生かしてB2Cだけでなく、B2BやC2Cも対応できるようになります。これまで荷物を送る場合、エクスプレス業者か郵便局の2択しかありませんでした。エクスプレス業者ですと、すごく早いけど、すごく高い。郵便局ですと、スピード感は落ちるけど、価格もある程度手ごろになる。我々はここに第三の選択肢を作ろうということで、「スピードは郵便と同じか、もう少し遅め。でもすごくお得ですよ。1週間くらいでアメリカやアジア、どこでも配達します」というサービスを作りました。ECのお客様は安くないと絶対に使っていただけないので、その運賃を安くするという我々が追求してきたノウハウを、一般企業様や個人に使っていただけるサービスになっていると思います。</p>

### 運賃を安くするというのは、どのようにしているのですか？

<p>　我々は自社で飛行機を持っていないので、運航におけるコストを弊社が負担することはありません。数ある航空会社の中で一番適したスペースと価格を狙って買っているというのが、我々のノウハウを活かしている部分です。なので、今日集荷したものが今日飛びます、といったことは難しいのですが「1日、2日後のフライトになってしまいますが、かわりに安く運ぶことができますよ！」というご提案をすることができます。これなら今まで拾い上げられなかった新たなニーズに応えられると思っています。</p>

## アジアだけでなく、アメリカのニーズにも注目

### 日本から売れている商材、取引の多い地域はどこですか？
<p>　商材は、化粧品とか健康食品といった、いわゆるドラッグストアで販売されているような商材が一番多いです。他にもアパレルや、アニメ関連の商材を扱うこともあります。</p>
<p>　地域に関しては、東アジア、特に中国が多いです。しかし、今年から開始したアメリカ向けは我々の当初の想定を超えたニーズがありました。中国や東南アジアのECが盛り上がってきたのはここ5年くらいですが、アメリカにはそれ以前からAmazonやebayを代表とするEC文化があります。市場が大きくEC文化が根付いているアメリカは中国のECに挑戦されたセラーの方が次なる進出の候補地として必ず挙げる選択肢なのだそうです。アメリカ市場のもう一つ特筆すべき点として、一回の購入金額が高いということがあります。中国や東南アジアだと、どうしても顧客単価が低くなってしまうのですが、アメリカだと2倍3倍になることもあるみたいで。やはりアメリカは市場としてとても魅力的なのだと思います。</p>

## お客様のサポーターとしてLaunchCartと一緒に色々な取り組みをしたい
### LaunchCartとはどのように出会いましたか？

　我々が駆け出しの2016年くらいに、LaunchCartのセミナーに参加させてもらったことがきっかけです。我々は物流、LaunchCartはカートというところで、お互いお客様のサポーターとして一緒に色々な取り組みができるんじゃないかということで、セミナーの共催などを継続してやらせていただいています。

### 今後の展望について教えてください。
<p>　このコロナをきっかけに、色々な構図が変わってくるのではないかと思います。在宅で売ろうとする個人セラーの方も増えてきたりするかもしれないですし、日本に逆越境をしたい外国の方も実際に増えてきています。裾野が広がったというか、越境ECの敷居が下がってきているのだと思います。そのような中、我々も誰もが使えるサービスができたので、LaunchCartとの連携をシステム面でも営業面でも強化して、日本から世界各国への越境ECをもっと増やしていきたいですね</p>


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株式会社ECMSジャパン様

> 日本で人気の商品やブランドでも、台湾に行くと最初は無名の新参者。その時に、商品の魅力を伝えてくれるのが広告です。マイクロアド台湾社は、Google、Yahoo!、Facebook、LINE、Instagramといった幅広いプラットフォームにおいて、広告代理事業を行われており、主に獲得系運用型広告に強みを持たれています。お取引されている企業様の業種は健康食品・化粧品などの単品通販企業からアパレルなどの総合通販企業や人材企業・BtoB企業など多岐にわたります。今回は、マイクロアド台湾代表の丸木勇人氏と営業リーダーの山田孝輝氏に、台湾広告事業や、LaunchCartの魅力についてお話しいただきました。

<h3>台湾人の心に刺さる広告運用と中長期的な成長に繋がるキャンペーン</h3>
<h4>ー御社の強みを教えてください。</h4>
<p style="text-align:center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/D89AA92D-F385-42A1-ABDF-932A64631B76-300x225.jpg" alt="" width="400" height="300" class="alignright size-medium wp-image-5153" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/D89AA92D-F385-42A1-ABDF-932A64631B76-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/09/D89AA92D-F385-42A1-ABDF-932A64631B76-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/09/D89AA92D-F385-42A1-ABDF-932A64631B76-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/09/D89AA92D-F385-42A1-ABDF-932A64631B76-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/09/D89AA92D-F385-42A1-ABDF-932A64631B76-1536x1152.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2020/09/D89AA92D-F385-42A1-ABDF-932A64631B76-2048x1536.jpg 2048w"  /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #ff9900;">丸木氏</span>：弊社のお取引先の85％が日系のクライアント様なのですが、マイクロアド台湾は50人中45人が台湾人というメンバー構成で働いています。台湾現地メンバー中心の体制にすることで、日系の商品を台湾人に向けて売る際に、どうやって訴求すればいいのか、何が台湾人の心に最も刺さるのか、といった感覚的な部分も含めて広告のクリエイティブ作成や文言などに活かせるようになっております。</p>
<p>　また、特にCPAを指標とされている単品通販系のクライアント様とのお取引が多く、運用ノウハウ社内に多く保有していくことも強みだと思います。例えば、獲得系の広告は勝ちパターンが見つかってもすぐ効果が鈍化するなど、常に細やかな運用調整が必要とされます。弊社は台湾の立ち上げ以来、様々な業種のクライアント様の広告を運用させていただいており、そういった際にどのように調整すれば効果改善ができるかなどの対処法やPDCAサイクルの速さも強みだと思います。</p>
<h4>ー特に台湾ならではの広告戦略はありますか？</h4>
<p style="text-align:center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/742CA55A-D97E-475E-A8E6-912D31C1068F-scaled-e1600217664366-300x169.jpg" alt="" width="300" height="169" class="alignleft size-medium wp-image-5154" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/742CA55A-D97E-475E-A8E6-912D31C1068F-scaled-e1600217664366-300x169.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/09/742CA55A-D97E-475E-A8E6-912D31C1068F-scaled-e1600217664366-1024x576.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/09/742CA55A-D97E-475E-A8E6-912D31C1068F-scaled-e1600217664366-768x432.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/09/742CA55A-D97E-475E-A8E6-912D31C1068F-scaled-e1600217664366-600x338.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/09/742CA55A-D97E-475E-A8E6-912D31C1068F-scaled-e1600217664366-1536x864.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2020/09/742CA55A-D97E-475E-A8E6-912D31C1068F-scaled-e1600217664366-2048x1152.jpg 2048w" /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #339966;">山田氏</span>：台湾人には、日本人より顕著にお得なキャンペーンに食いつきやすい傾向があると思います。例えば、100円の値下げや、5%引きのようなキャンペーンでもCPAが大きく変化することがあります。ですが一方でそういったユーザーは他のブランドの商品に目移りしやすく、LTVが低くなる傾向もあるので、目下のCPAを下げるための値下げ施策に躍起になってしまうと、中長期的な成長は描きづらくなる可能性もあります。いかに全体最適を行いながら、ポイントでは季節性のキャンペーン等を絡めた施策を行っていくことが大事だと思います。</p>
<h3>台湾人をターゲットにした中長期戦略を考えないと成功しない市場</h3>
<h4>ー台湾は日本企業にとって進出しやすい市場ですか？</h4>
<p><span class="speaker" style="color: #ff9900;">丸木氏</span>：海外進出の際に、まず台湾から始めようという選択は間違いないと思います。ただ、一旦テストマーケとして台湾でやってみよう、という気持ちで始められる市場ではなくなってきていると思いますね。例えばFacebook広告のインプレッション単価が5年前に比べて、現在（2020年9月）は1.5倍程高くなっていたりします。多くの企業がFacebook広告を始めたため供給過多になり、価格が高騰したと考えられます。その結果配信する面、量が一緒でも単価が上がっているため以前に比べて広告効果を改善することが容易ではなくなっております。また、ユーザーリテラシーも高くなっており、日本のクリエイティブをそのまま翻訳しただけでは上手くいかないケースが多く、しっかりターゲット選定などから行った戦略を考えていかないと成功しない市場だと思います。5年前はFacebook広告さえ実施していればある程度市場需要をつかめましたが、現在は様々なメディアを複合的に運用しなければ成功は難しい市場となっています。</p>
<h4>ーもはや手軽、簡単とは言えない台湾市場の魅力は何ですか？</h4>
<p style="text-align:center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/41076B98-6389-4FED-937F-F86A2931AECD-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-5155" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/41076B98-6389-4FED-937F-F86A2931AECD-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/09/41076B98-6389-4FED-937F-F86A2931AECD-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/09/41076B98-6389-4FED-937F-F86A2931AECD-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/09/41076B98-6389-4FED-937F-F86A2931AECD-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/09/41076B98-6389-4FED-937F-F86A2931AECD-1536x1152.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2020/09/41076B98-6389-4FED-937F-F86A2931AECD-2048x1536.jpg 2048w"  /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #ff9900;">丸木氏</span>：魅力は大きく2つあると思います。1つ目は、デジタル市場の大きさです。人口や面積的に見ると、台湾の市場はほぼ九州と同じで、日本全体の6分の1のサイズ感です。ただ、スマホの普及率やSNSの使用率は世界トップクラスと言われており、FacebookやLINEの利用者数は人口の90%という数字もあります。デジタル市場という面で台湾を見ると、日本の4分の1のサイズです。この、人口に対してのデジタル市場の大きさが台湾の魅力の1つです。</p>
<p>　そして、台湾をハブとしたさらなる海外進出を視野に入れることができる点が、台湾の2つ目の魅力です。台湾で成功したマーケティング方法を横展開して、他のアジア圏にいる華僑の方々をターゲットにした配信を行うことができます。実際に弊社でも台湾から越境で広告配信をさせていただいているケースもあり、これからこういった企業様がどんどん増えるのではないかと考えています。例えば、香港でしたら台湾と同じ繁体字でも獲得できる場合があります。また、シンガポールは、台湾より人口は少ないですが、所得が高い分高単価商材でも獲得効率が良いといったこともあります。今後日本市場鈍化する中、親日かつ日系が戦いやすい台湾で腰を据えて成功することこそ、アジア展開に繋がる一歩だと考えて良いと思います。</p>
<h3>価格だけではなく、機能が充実しているLaunchCart</h3>
<h4>ー広告代理店という立場から見たLaunchCartの魅力は何ですか？</h4>
<p style="text-align:center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/08A6D774-0CEA-48B9-99F8-C92E9F060C85-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-5156" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/08A6D774-0CEA-48B9-99F8-C92E9F060C85-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/09/08A6D774-0CEA-48B9-99F8-C92E9F060C85-1024x768.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/09/08A6D774-0CEA-48B9-99F8-C92E9F060C85-768x576.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/09/08A6D774-0CEA-48B9-99F8-C92E9F060C85-600x450.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/09/08A6D774-0CEA-48B9-99F8-C92E9F060C85-1536x1152.jpg 1536w, /uploads-archive/lc/2020/09/08A6D774-0CEA-48B9-99F8-C92E9F060C85-2048x1536.jpg 2048w"  /></p>
<p><span class="speaker" style="color: #339966;">山田氏</span>：1つ目は価格です。弊社としてはクライアント様がカートシステムにおいてどういったものを使われるかという点は領域外ではあるのですが、事業全体から数字が試算された上で広告の目標が決定されるので、広告以外のコストカットのご提案もさせていただくこともあります。そのためカートの固定費用は重要です。また、ただ価格が安いだけではなく、機能が充実されている点も魅力的です。同じ価格帯でも、アドコードが発行できないカートでは、どの広告から獲得数が伸びたのか等の分析ができず、弊社の強みを発揮することが難しくなってしまいます。またカスタマーサポートの対応がとても素晴らしいです。機能面においても、開発要望においても、質問させていただいた際には常に迅速に対応いただけるので助かっています。</p>
<h4>ー普段はどのようにLaunchCartをご利用いただいていますか？</h4>
<p><span class="speaker" style="color: #339966;">山田氏</span>：メインの業務は、広告の分析業務です。どのパラメーターから広告が伸びたのか等を日々チェックしています。クライアント様によっては、LaunchCartの編集権限をいただいて、直接LPを作成しています。直近は直接記事の下にカートをつける記事LPを用いることが増えています。このような記事LPの作成も、LaunchCartだと管理画面から簡単にHTMLとCSSで作成できるので手軽にABテストができます。</p>
<h3>さらなる日本企業様の海外展開を成功へ</h3>
<h4>ー今後の展望を教えてください。</h4>
<p><span class="speaker" style="color: #ff9900;">丸木氏</span>：企業様の海外展開の成功に責任をもって挑戦し続け、「台湾で獲得系の広告代理店と言えばマイクロアド」と思っていただけるような強みを圧倒的に作っていきたいです。またLaunchCartと共に台湾のみならず複数か国にて展開を行い、各国のカートのローカライズ等、細かな支援を共に進めることで、クライアント様の売り上げボリュームを増加させ、日本企業様の海外展開の成功に貢献していきたいと思います。</p>


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台湾微告有限公司(MicroAd Taiwan Ltd.)様

> 酵素ドリンク・サプリメント・洗顔など幅広い商材を台湾で展開する株式会社ビーボ様。
稲田様は、2018年からビーボ台湾支社責任者に就任し、赤字続きだった台湾支社を黒字化、今後の事業展望にも大きな志を抱かれています。今回は、そんな稲田誠也様に台湾のEC事情やLaunchCartについてお話を伺いました。


## 最初の3か月は新規顧客ゼロ
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/Inada04.jpg" alt="" width="350" height="262" class="alignleft size-full wp-image-5099" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/Inada04.jpg 896w, /uploads-archive/lc/2020/09/Inada04-300x225.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/09/Inada04-768x577.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/09/Inada04-600x451.jpg 600w" sizes="(max-width: 350px) 100vw, 350px" /></p>

### 台湾に就任された頃の状況を教えてください。
<p>　実は私、3人目の台湾支社責任者です。しかし、当時は代理店様のコネクションや、パートナーとの関係が出来ていなかったので、全て1から作り始めるような感じでした。準備に時間がかかるため、最初の3か月くらいは新規顧客は０でしたね。</p>

### そこから売り上げを上げる秘訣はありますか？
<p>　とにかくやるべきことを愚直にやりました。特に、スピード感はめちゃくちゃ大事にしていました。例えばオファーはCVRに関わってくる重要な要素ですが、多いときには1日に5回オファーを変更して効果計測をしていました。メンバーは混乱していましたが、立ち上がりの時期はそれくらいのスピード感でPDCAを回し続けることが大切です。</p>
<p>　そして何より、支社単体で利益を出すのが当たり前の目標です。「越境」や「台湾」となると、利益度外視で広告を出して、売り上げだけを作る戦略を取る企業さんもありますが、長くは続きません。すぐ利益を出すことは難しいので、長期投資として見て、地道に行動していくのが大切だと思います。</p>

## 台湾では、「まとめ売り」をどのようにプッシュしていくか
### 台湾特有の商慣習や文化とかはありましたか？

<p>　まとめ売りですね。日本ではまとめ売りが売れるケースは少ないと思いますが、台湾ではまとめ買いをして友達とか家族とかシェアする文化があります。また、高齢の方だとネットショッピングに慣れていない方も一定数いらっしゃり、友達にまとめて買ってもらったりすることが、かなり普通に行われています。他には定期購入があまりメジャーではないため、毎月の定期配送ではなく一括配送を希望されるお客様もいらっしゃいます。転売対策は必須ですが、多い人では20個、30個買われる方もいらっしゃるので、まとめ売りをどのようにプッシュしていくかは重要になってきます。</p>
<p>　まとめ以外の文化だと、サイトからではなく直接FacebookやLINEで注文してくださるお客様も多いです。買1送1 (1個買うと一個無料でもらえる)といった文化に代表されるように、セールやおまけが好きな方が多いため、Messengerで値引きやおまけの相談をされる頻度は日本より多いかもしれません(笑)</p>

## 2回目継続率55～60%！（平均40～45%）
### 御社の事業の中で大切にしていることはありますか？

<p>　弊社は、「〝なりたい〟に本気」というビジョンを掲げ、「Customer Success(以後CS)」、つまり、お客様の成功体験作りを一番に考えています。ビジョンを達成するためにCSチームによる顧客サポートの体制を自社で整えており、お客様の目的達成のために日々様々なご提案やCRM施策を実施しております。</p>
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/belta-300x300.jpg" alt="" class="alignright size-medium wp-image-5100" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/belta-300x300.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/09/belta-1024x1024.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/09/belta-150x150.jpg 150w, /uploads-archive/lc/2020/09/belta-768x768.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/09/belta-600x600.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/09/belta.jpg 1080w" sizes="(max-width: 350px) 100vw, 350px" /></p>
<p>　例えば、サプリメントを購入してくださったお客様であれば、まず商品購入の目的をヒアリングから始めます。弊社のサプリメントであれば、健康、美容、ダイエット、便秘解消など商品をご購入いただく目的は様々です。その後、お客様の目的に沿ってサプリメントの飲み方、管理栄養士作成の食事のレシピや運動方法のシェアなどを行っております。</p>
<p>　上記のような取り組みで効果を実感していただいたお客様は継続率が高い傾向にあり、弊社の定期でいうと二回目継続率は55～60%くらいです。台湾だと定期モデルの継続率は40%～45%と言われていますが、CSの効果もあって、この数字になっているのかなと思います。</p>

## LaunchCartのユーザーにとってもローカライズされているLaunchCart
### LaunchCartを選んで頂いた理由は何ですか？
<p>　まず、1番はコストパフォーマンスです。台湾現地のカートも含め様々なものを検討したのですが、日本のカートと比較するとコストが高いものが多かったです。売り上げの1~3%がコストとしてかかったり、注文件数に対する従量課金制だったり、固定費だとしてもかなり高額な金額だったり。そのようなカートが多い中で、これだけは欲しいという機能が盛り込まれつつ、リーズナブルだったため選ばせていただきました。</p>
<p>　また、言語設定が簡単に変更できることも重要でした。台湾の現地メンバーは日々中国語で操作していますが、私は日本語での操作です。台湾現地での運用を考えると、日本語オンリーのカートを使うわけにもいかないので、LaunchCartのユーザーにとってもローカライズされている点は魅力的だと思いました。</p>

### ECモールに出店せず、独自サイトにこだわっている理由はありますか？
<p>　そうですね、理由は3つあります。1つ目は、価格をコントロールできない点です。台湾のECモールの場合、店舗側の意向に関係なくモール側が独自にセールを行うことが多く、価格のコントロールが弊社側でできなくなってしまうことが懸念点です。2つ目は、定期モデルにも手数料が発生する点です。お客様に定期購入して頂くたびに手数料が取られてしまうと店舗側の利益が少なくなり、店舗側のメリットはほぼありません。そして、最後はECモール経由のお客様に対して弊社のCSのサポートができない点です。ECモールの場合、店舗側は顧客の情報がわからず、弊社が強みとしているサポートが全く生かすことができません。こういった事情から、ECモールの出店は考えていませんね。</p>

## 台湾で成功して、台湾から海外を目指したい
<p style="text-align: center;"><img loading="lazy" src="/uploads-archive/lc/2020/09/Inada03-300x300.jpg" alt="" width="300" height="300" class="alignright size-medium wp-image-5111" srcset="/uploads-archive/lc/2020/09/Inada03-300x300.jpg 300w, /uploads-archive/lc/2020/09/Inada03-1024x1024.jpg 1024w, /uploads-archive/lc/2020/09/Inada03-150x150.jpg 150w, /uploads-archive/lc/2020/09/Inada03-768x769.jpg 768w, /uploads-archive/lc/2020/09/Inada03-600x601.jpg 600w, /uploads-archive/lc/2020/09/Inada03.jpg 1106w" sizes="(max-width: 300px) 100vw, 300px" /></p>

### 今後の事業展望を教えてください。
<p>　1つ目は、商品数を増やすことです。台湾の市場は大きくないので、1商材で獲得できる母数が限られています。なので、スキンケアや美容、ダイエット等、様々な領域で商品数増やして、売り上げを増やしていきたいですね。今は4商材なので、今後6とか7商材まで増やすつもりです。</p>
<p>　2つ目は、台湾をハブにして、色々な国に行こうと思っています。上海とか、マレーシアとか、シンガポール、タイとか。台湾で成功して、台湾から海外を目指したいです。</p>

## 越境ECから、台湾現地EC化の検討に進んでいくのがオススメ
### 台湾への越境ECを検討している人へアドバイスはありますか？
<p>　やはり長期的な視点でビジネスを展開されることをオススメします。2016年頃から台湾越境や現地進出される企業が増えましたが、長期的にビジネスを展開しているのは一握りの企業です。確かに台湾は新日で他国と比較すれば参入しやすいですが、日本のビジネスモデルをそのまま持ってきて通用するわけではなく、トライアンドエラーを重ねながらビジネスモデルを構築していく必要があります。短期間で利益を出すのは難しいため、長期投資として見ていく必要があると思います。</p>
<p>　また、越境ECはあくまで最初のテスト段階であり、その後本腰を入れる際には、台湾進出をして現地法人として展開することを個人的にはオススメしています。なぜかというと、越境ECの場合、受け取り拒否になった商品が戻ってくるまでにかかる時間がすごく長いためです。商品を発送してから40日、長ければ2、3か月後に戻ってくることがあるんですよ。これはかなり致命的なことで、利益が出ていると思ったら出ていなかった、といったことが起きてしまうんですね。直近では、コロナの影響で発送が止まってしまい、売上が上がらなかったりお客様からクレームをいただくこともありました。こういったリスクがあるため、越境ECはあくまで最初のテスト段階の手段だと思っています新規件数を獲得したら、台湾現地EC化の検討に進んでいくのがオススメです。</p>


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